こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
近年、大学入試において総合型選抜(旧AO入試)を選択する受験生が増加しています。
総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、受験生の個性や潜在能力を評価する入試制度です。
特に、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)は、総合型選抜を積極的に導入している大学として知られています。
SFCのAO入試は、書類選考と面接試験によって構成されています。
書類選考では、志望理由書や活動報告書などを通して、受験生の個性や能力、そしてSFCへの適性を評価します。
そして、面接試験では、書類選考で提出した内容をさらに深掘りし、受験生の思考力や表現力、そしてSFCで学ぶ意欲を評価します。
この記事では、SFCのAO入試面接で頻出する質問を5つ厳選し、徹底的に解説していきます。
面接試験の内容や評価ポイント、そして効果的な対策方法などを、具体的に紹介します。
SFCのAO入試を目指す受験生はもちろん、総合型選抜に関心のある受験生や保護者の皆様も、ぜひ参考にしてください。
SFCのAO入試面接の概要
SFCのAO入試面接は、以下の特徴があります。
- 個人面接: 面接官複数名に対して、受験生1名で行われます。
- 面接時間: 1回あたり20~30分程度です。
- 面接内容: 志望理由、学習計画、自己PR、課外活動、時事問題など、多岐にわたります。
面接官は、SFCの教授や准教授が務めます。
面接を通して、受験生の個性や能力、そしてSFCで学ぶための適性を見極めようとします。
頻出質問1:なぜSFCで学びたいのですか?
これは、SFCのAO入試面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問です。SFCへの強い興味関心を示すことが重要となります。SFCで学びたい理由を自己PRと合わせて問われたり、時間指定をされたりと、質問のされ方は様々です。しかし、どんな質問のされ方にも「SFCへの強い興味関心」を示すことが重要となります。
- SFCの教育理念やカリキュラム、研究内容について具体的に触れましょう。
- SFCでしか学べないこと、SFCで学びたいことを明確に伝えましょう。
- 将来の夢や目標とSFCでの学びを結びつけ、SFCで学ぶ意義を説明しましょう。
例えば、「SFCのICTを活用した教育に興味があり、特に〇〇教授の研究室で〇〇について学びたいと思っています。将来は〇〇の分野で社会に貢献したいと考えており、SFCでの学びはそのための第一歩となると確信しています。」のように、具体的に説明することで、SFCへの強い興味関心を効果的に伝えることができます。
頻出質問2:SFCでどのような研究をしたいですか?
SFCでは、学生の主体的な研究活動を重視しています。
そのため、入学後にどのような研究をしたいのか、具体的なビジョンを持っていることをアピールすることが重要です。
- 自分の興味関心のある分野と、SFCの研究内容を関連付けましょう。
- 具体的な研究テーマや計画を説明できるよう、事前に準備しておきましょう。
- 先行研究や論文などを参考に、研究に対する熱意を伝えましょう。
例えば、「〇〇という社会問題に関心があり、SFCの〇〇研究会で〇〇というテーマについて研究したいと考えています。〇〇教授の論文を参考に、〇〇という視点から研究を進め、社会に貢献できるような成果を出したいです。」のように、具体的な研究テーマや計画を説明することで、研究に対する熱意を効果的に伝えることができます。
頻出質問3:あなたの強みと弱みは何ですか?
表題のように聞かれることは少なくなってきましたが、自分の強みと弱みを理解していることは重要です。最近では、志望理由と合わせて回答させることが多くなってきました。
- 強みは、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。
- 弱みは、克服するためにどのような努力をしているのかを伝えましょう。
- 強みと弱みをSFCでの学びにどのように活かしたいのかを説明しましょう。
例えば、「私の強みは、粘り強く物事に取り組むことができる点です。〇〇という経験を通して、この強みを培ってきました。一方、弱みは、プレゼンテーションが苦手な点です。克服するために、人前で話す練習を積極的に行っています。SFCでは、これらの経験を活かし、主体的に研究活動に取り組みたいと考えています。」のように、具体的なエピソードを交えて説明することで、自己分析ができていることを効果的にアピールできます。
頻出質問4:なぜその課外活動を行いましたか?
課外活動を通して、どのようなことを学び、どのように成長したのかを説明することが重要です。
- 課外活動を選んだ理由や目的を明確に伝えましょう。
- 課外活動を通して得られた経験やスキルを具体的に説明しましょう。
- SFCでの学びにどのように活かしたいのかを説明しましょう。
例えば、「地域貢献に興味があり、ボランティア活動に参加しました。活動を通して、コミュニケーション能力や問題解決能力を培うことができました。SFCでは、これらの経験を活かし、地域社会に貢献できるような活動をしたいと考えています。」のように、具体的な経験やスキルを説明することで、課外活動を通して成長したことを効果的にアピールできます。
頻出質問5:最近気になるニュースは何ですか?
社会に対する関心や、物事を多角的に捉える能力を評価されます。特に自身が行いたい研究の情報は常に最新のものにアップデートしておきましょう。
- 最近のニュースや時事問題について、事前に情報収集しておきましょう。
- 自分の意見を論理的に説明できるように、整理しておきましょう。
- SFCでの学びと関連付けて、将来どのように社会に貢献したいのかを伝えましょう。
例えば、「最近、〇〇というニュースに関心を持っています。〇〇という問題に対して、〇〇という解決策が考えられると思います。SFCで〇〇について学び、将来は〇〇の分野で社会に貢献したいと考えています。」のように、自分の意見を論理的に説明することで、社会に対する関心の高さと、将来へのビジョンを効果的に伝えることができます。
KOSSUN教育ラボのサポート
KOSSUN教育ラボでは、SFCのAO入試面接対策を徹底的にサポートします。
- 個別指導: 経験豊富な講師が、一人ひとりの状況に合わせて、丁寧に指導します。
- 面接対策講座: 効果的な面接対策を学べる講座を提供しています。
- 模擬面接: 本番を想定した模擬面接を繰り返し行い、実践力を養います。
- 志望理由書・活動報告書の添削: 書類選考の突破をサポートします。
まとめ
SFCのAO入試面接は、受験生の個性や能力、そしてSFCで学ぶ意欲を評価する場です。
しっかりと準備を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。