こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

SFCの門を叩こうとする受験生が、志望理由書や自由記述で最も頭を悩ませる言葉。

それが「創造的解決」です。

「画期的な発明をしなければならないのか?」「誰も思いつかないビジネスモデルが必要なのか?」と構えてしまうかもしれません。しかし、SFCが求めているのは、魔法のような閃きではありません。

今回は、日常の中からどのように「創造的解決」の種を見つけ、育てるべきか、その本質を解説します。


1. SFCにおける「創造的解決」とは何か?

SFCは「既存の諸学問の成果を知識と技術の体系として新たに再編成」し、「豊かな発想と広い視野から問題を捉えて解決に導く能力」を重視しています。

つまり、SFCが定義する創造的解決とは、ゼロから何かを生み出すことだけを指すのではありません。

  • 新結合: 全く関係なさそうなAとBを組み合わせ、新しい価値を生むこと。
  • 枠組みの転換: 問題だと思われていた事象を、別の視点から見ることで「チャンス」や「別の課題」として捉え直すこと。
  • 実装への執着: 単なるアイデアで終わらせず、政策、技術、デザイン、アートなどの手法を用いて、現実に機能する形に落とし込むこと。

2. 日常から「発想」するためのトレーニング

創造的な発想は、机に向かっている時よりも、日常の何気ない瞬間に生まれます。

以下の3つのステップを今日から意識してみてください。

ステップ①:自分の「身体知」を信じる

SFCは独自のビジョンとアイデアに基づく挑戦を求めています。 ネットで検索した二次情報ではなく、自分が実際に体験して感じた「心地よさ」や「不快感」を大切にしてください。例えば、「なぜこのアプリの操作はイライラするのか?」「なぜこの公園には人が集まるのか?」といった身体的な違和感や感動を言語化することから発想は始まります。

ステップ②:学問の「境界線」を無視する

現代社会の問題は個別学問の枠組みを大きく越えています。 「これは政治の問題だから」「これはITの話だから」と決めつけないでください。例えば「いじめ問題」を解決するために、教育学だけでなく、行動経済学の「ナッジ」を使ったり、データサイエンスで予兆を検知したり、あるいは演劇教育で共感性を育んだりする。こうした「分野の越境」こそが、SFCらしい創造的解決の源泉です。

ステップ③:生成AIを「壁打ち」相手にする

SFCは生成AIを、問題発見・解決のプロセスを促進させるツールとして認めています。 自分のアイデアをAIにぶつけ、「これに対する反論を5つ出して」「この問題を全く別の分野(例:生物学)の視点から例えて」と指示を出してみてください。自分一人の脳内では出せなかった「異質な視点」を取り入れることができます。


3. SFCが求める人材とは?

結論から言えば、SFCが求めているのは「自らの手で未来を拓く力を磨こうとする情熱」を持った人です。

  • 未完成であることを恐れない人: 完成された解決策を持っている人よりも、解決のために「何が足りないか」を理解し、SFCのリソース(教員、施設、仲間)を貪欲に活用しようとする人が好まれます。
  • 「アート」としての政策・技術: S論理だけでなく、感性や美意識を持って社会にアプローチできる人材が求められています。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ

創造的解決の第一歩は、ルールを正しく理解し、その上で自分の色を出すことです。

注意事項: 入試のスケジュールや提出方法は、各期で異なります。必ず慶應義塾大学公式サイトから「最新の募集要項」をご自身でダウンロードし、出願資格や提出資料の仕様(PDFの容量や枚数など)を必ず確認してください。


日常を「研究室」に変えよう

4月の今、皆さんに必要なのは特別な才能ではありません。 通学路に落ちているゴミ、教室の空気感、SNSで流れてくるニュース。それらすべてを「SFCならどう解決するか?」という視点で眺める「眼差し」を持つことです。

日常の解像度を上げることが、あなたの志望理由書を誰にも真似できない「創造的」なものへと進化させます。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。