こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「SFCは科目数が少ないから簡単だ」「AO入試なら誰でも受かるのでは?」といった話を耳にして、SFCの入試を「簡単」だと考えている方もいるかもしれません。

しかし、これはSFCの入試の本質を捉えていない、大きな誤解です。今回の記事では、SFCの入試が「簡単」だと思われがちな理由を紐解きつつ、その裏に隠された真の難しさ、そして合格を掴むために本当に必要な対策について解説していきます。


SFCの入試が「簡単」だと思われがちな理由は、主に以下の3点に集約されます。

1. 入試科目が少ない(一般選抜)

一般選抜では、英語、数学、情報のいずれか1科目と小論文という、わずか2科目で受験が可能です。これは他の慶應義塾大学の学部に比べて科目数が少ないため、「対策が楽だ」と考える受験生もいるかもしれません。

2. 総合型選抜(AO入試)に筆記試験がない

総合型選抜では、特定の教科科目の筆記試験は実施されません。提出書類と面接のみで評価されるため、「学力試験がないなら簡単だろう」という印象を持たれがちです。

3. 独自の入試形式に未知の可能性を感じる

SFCのユニークな入試形式は、従来の受験勉強が苦手な学生にとって、「自分にもチャンスがあるかもしれない」という期待を抱かせることがあります。


しかし、これらの「簡単そう」に見える要素は、SFCが求める人材像を深く理解していないと、かえって落とし穴となります。SFCの入試が持つ本当の難しさは、以下の点にあります。

1. 偏差値と倍率が示す圧倒的な競争率

SFCの入試は、決して簡単ではありません。一般選抜の偏差値は、大手予備校のデータでは70台前半と非常に高く、慶應義塾大学の中でもトップクラスに位置付けられます。

また、総合型選抜の倍率も例年5倍〜10倍と非常に高く、多くの優秀な学生が受験するため、熾烈な競争となります。科目数が少ないからこそ、特定の科目を極めて高いレベルで習得している受験生が集まるため、少しのミスも許されない戦いとなります。

2. 「点数化できない能力」を問われる難しさ

総合型選抜に筆記試験がないのは、「簡単」だからではありません。むしろ、SFCが単なる知識の暗記力やペーパーテストの点数では測れない、より高度で本質的な能力を評価しようとしているからです。

これらの能力は、一夜漬けで身につくものではなく、日々の探究活動や経験の積み重ねによって培われるものです。

3. 独学での対策が困難な特殊性

SFCの入試は、その特殊な形式ゆえに、一般的な予備校のカリキュラムや参考書だけでは対策が難しいのが現実です。


SFCの入試は「簡単」ではありませんが、それは決して「不可能」という意味ではありません。その特殊性を理解し、適切な戦略を立てれば、合格の可能性は大きく広がります。

1. 「志」を核にした対策を

SFCが重視するのは、あなたの「志」です。過去の経験を深く自己分析し、SFCで何を学びたいのかという明確な「問い」を立て、それを軸に全ての対策を進めましょう。

2. 書類・面接で「あなたらしさ」をアピール

SFCの総合型選抜は、「あなたらしさ」を最大限に発揮できる場所です。提出書類では、あなたの個性や創造性、そしてこれまでの活動から得た学びを余すことなく表現しましょう。

3. プロのサポートを活用する

SFCの入試に特化した専門的な指導を受けることで、独学では見落としがちなポイントや、効果的なアピール方法を身につけることができます。

KOSSUN教育ラボは、あなたの強みを最大限に引き出し、合格へと導くためのオーダーメイドのサポートを提供します。

「慶應SFCは簡単」という言葉は、SFCが求める本当の能力を見過ごしてしまう危険な誤解です。しかし、裏を返せば、SFCの入試は、ペーパーテストの点数だけでは測れないあなたの魅力を、正当に評価してくれる貴重な機会だと言えます。

「難しい」SFCへの挑戦は、決して楽な道ではありませんが、それは「やりたいこと」を追求する未来への、大きな一歩となるでしょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。