
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)への入学を目指すなら、必ず理解しておかなければならない仕組みがあります。それが、一般的な大学の「ゼミ」にあたる「研究会」です。
SFCにおいて、研究会は単なる授業の一つではありません。キャンパスライフの「中心」であり、学生が「研究者」として産声を上げる場所です。今回は、そのユニークな特徴を解説します。
1. 「研究会」とは何か?:SFC独自の定義
総合政策学部・環境情報学部の学びの中心は、この「研究会」に集約されます。教員と学生が一体となって、特定のテーマに対して最先端の研究活動を行う場です。
「積み上げ型」ではない学び
通常の大学では、1〜2年生で基礎を固め、3年生からゼミに入る「積み上げ型」が一般的です。しかし、SFCの研究会は、まず「問題」を発見し、その解決のために必要な知識を後から補っていく「逆引き」のスタイルを重視しています。
2. SFC研究会の「4つの型破り」な特徴
研究会を理解することは、SFCの「自由なカリキュラム」を理解することと同義です。
① 1年生から所属が可能
本人の意欲と能力次第で、入学直後の1年生から研究会に所属できます。 早い段階から専門的な研究に没頭できるのは、SFC最大の強みです。
② 「掛け持ち」と「変更」が自由
複数の研究会に同時に所属したり、学期ごとに所属先を変えたりすることも可能です。 「ドローン」と「政策」の両方の研究会に入り、それらを掛け合わせた新しいテーマを創出する、といった柔軟な学びが日常的に行われています。
③ 「半学半教」:学生は研究パートナー
SFCには「学生は教わる存在ではなく、研究を共に行うパートナーである」という文化が根付いています。 教員の経験と学生の斬新な発想がぶつかり合うことで、社会実装レベルの成果が生まれます。
④ 圧倒的なバリエーション
2026年4月現在、両学部合わせて150以上の研究会が存在します。 AI、バイオ、デザイン、外交、宗教、スポーツ……。どんなにマニアックな関心事であっても、それを網羅する研究会が必ず見つかります。
3. 研究会が導く「卒業プロジェクト」
研究会での活動の集大成が、4年生で取り組む「卒業プロジェクト(卒プロ)」です。
- 1〜2年:幅広い分野の科目を履修しながら、自分に合った研究会を探す。
- 3年:卒プロを共に進める教員を見定め、研究を深める。
- 4年:1年間かけて論文執筆や作品制作を行い、自らの「未来創造の指針」を形にする。
4. AO入試でどうアピールすべきか?
AO入試の志望理由書を書く際、単に「慶應で学びたい」ではなく、「SFCのどの研究会で、どのようなプロジェクトを動かしたいか」を具体的に記すことが合格への近道です。
- シラバスを読み込む: ウェブ上のシラバスサイトで、興味のある研究会の内容を詳細にチェックしましょう。
- 「掛け合わせ」を提案する: 「〇〇先生の知見と、△△先生の手法を組み合わせて、私はこの問題を解決したい」という提案は、まさにSFCが求める思考法です。
最後に
研究会は、あなたが「未来からの留学生」として、社会に新しい価値を提示するための実験場です。 文字通りの「24時間キャンパス」で、研究室にこもって夜通し議論したり、フィールドワークで世界中を飛び回ったりする。 そんな、刺激に満ちた「研究者としての日常」が、SFCには用意されています。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


