こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試において、出願書類の大きな柱の一つが「活動報告」です。多くの受験生が「すごい実績がないと書けない」「何をどこまで書けばいいのか」と頭を悩ませますが、SFCが求めているのは単なる「実績のコレクション」ではありません。

今回は、中学校卒業後から現在までの歩みをどのように整理し、SFCが求める「問題発見解決型」の資質としてアピールするか、その書き方の極意を解説します。


1. SFCが「活動報告」で見ているもの

募集要項によれば、AO入試は筆記試験によらず、書類選考と面接によって多面的、総合的に評価するものです 。活動報告を通じて、アドミッションズ・オフィスは以下の点を確認しようとしています。

  • 継続性と熱量: 中学校卒業後から現在に至るまで、どのようなことに情熱を注いできたか 。
  • 問題発見の鋭さ: 日常や社会の中で、自分なりの「問い」をどう見つけてきたか 。
  • 実践知: 頭で考えるだけでなく、実際にどのようなアクション(解決策の実装)を起こしたか 。
  • 主体性: 与えられた枠組みを超えて、自ら環境やリソースをどう活用したか 。

2. 活動報告を書くための「3ステップ・フレームワーク」

単に「〇〇大会で優勝した」と書くだけでは不十分です。SFCの理念に沿った構成を意識しましょう。

ステップ①:すべての活動を棚卸しする

中学校卒業以降に取り組んだ、学業を含めたあらゆる分野の活動をリストアップします

  • 部活動、ボランティア、資格取得、プログラミング、創作活動 。
  • 関心や興味に基づいた「自由研究」や「自主学習」などの自発的な取り組み 。
  • 地域社会や学校での「指導的な役割(リーダーシップ)」 。

ステップ②:活動に「ストーリー」を与える

各活動について、以下の要素を言語化します(日本語なら200字以内、英語なら400字以内が目安)

  • 動機: なぜその活動を始めたのか(どんな問題意識があったか)。
  • プロセス: どのような壁にぶつかり、どう試行錯誤したか。
  • 成果と気づき: 客観的な成果だけでなく、そこから何を得て、今の自分の「問い」にどう繋がっているか。

ステップ③:重点項目(◎)を選定する

入力した活動の中から、特に自分を象徴する、最もアピールしたいものに最大3つまで「◎」を付けます 。これが面接での議論のベースになります。


3. 「任意提出資料」との連携で説得力を高める

活動報告(文章)で書いた内容を裏付けるのが、最大10点まで提出可能な「任意提出資料」です

  • 根拠を示す: 受賞歴や成果物については、賞状の写し、レポートの概要、制作したアプリのデモ動画などをアップロードします 。
  • 補足説明を添える: 資料には必ず、その重要性や背景を説明する文章を添えてください 。
  • リンク先は対象外: WebサイトのURLを記載しても、その先の内容は出願書類として扱われません。見せたいものは必ずPDFやJPEG、動画ファイルにして直接アップロードしましょう 。

4. 事務的な注意点:ミスは「実績」を台無しにする

どんなに素晴らしい活動も、形式不備があれば評価の対象外になります。

  • 中学校卒業以降が原則: ただし、現在の活動に特に関わりの深いものであれば、それ以前の活動を入力しても構いません 。
  • 生成AIの利用: 生成AIで出力されたそのままの内容は、あなた独自の成果物とはみなされません。自分の経験に基づいた、自分の言葉で書くことが絶対条件です 。
  • 再出願者の場合: 過去にAO入試を受けたことがある場合は、前回との変更点を説明する書面が別途必要になります 。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ

【重要】出願にあたっての最終確認 本記事は「2026春AO」および「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています。具体的な入力項目やルールは変更される場合があるため、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、自分の目で隅々まで確認してください。

「特別な実績がない」と不安になる必要はありません。SFCは学業優秀で、SFCで学びたいことを明確に持っている人を歓迎しています 。

大切なのは、その活動を通じてあなたが「未来を創る先導者」としてのポテンシャルをどう示したかです。一つひとつの活動を丁寧に振り返り、それがSFCのどの研究会や学問領域に繋がっていくのかを意識して書き進めてください。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。