こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)の2次選考で行われる面接は、いわゆる「面接試験」ではありません。それは、第一線で活躍する研究者である教授たちとの、30分間の「濃密な研究会議」です。

教授たちが受験生に求めているのは、完璧に作り込まれた優等生的な答えではありません。彼らが思わず「面白い、もっと聞かせてくれ」と身を乗り出してしまうような、「研究者魂」を刺激する対話の極意を、教務担当の視点で伝授します。


1. 教授は「教え子」ではなく「パートナー」を探している

SFCの教育の根底には、教員と学生が対等に知を磨き合う「研究パートナー」という考え方があります 。

  • 完成度より「問い」の鋭さ: 既に答えが出ていることではなく、「なぜこうなっているのか?」「この手法をこう変えたらどうなるか?」という、研究者としての純粋な好奇心(問い)をぶつけてください 。
  • 未知への知的興奮: 自分のテーマに対して、誰よりも熱狂している姿を見せましょう。教授たちは、自らの領域を拡張してくれるような、新しい視点を持った「未来からの留学生」を待っています 。

2. 研究者魂を揺さぶる「3つのアプローチ」

教授たちの知的関心を引き寄せるには、以下の技術が有効です。

① 「現場(フィールド)」の実践知を語る

「本を読んでこう思いました」という二次情報ではなく、自ら足を運び、観察し、失敗した体験談(実践知)を語ってください 。

  • 具体的なデータの重み: 「100人にアンケートを取ったところ、想定外のノイズが出た。そこに本質があると考えた」といった、現場の生きたデータに基づいた考察は、研究者の本能を刺激します。

② 「分野の掛け合わせ」で新しい景色を見せる

SFCの強みである「学際性」を最大限に活用しましょう 。

  • 独自のハイブリッド視点: 「公共政策(文系)」という問いに対して、「バイオメトリクス(理系)」の手法でアプローチする、といった領域横断的な発想は、SFCの教授陣が最も好む「知の再編成」です 。

③ 謙虚な「批判的思考」を持つ

自分の考えに固執するのではなく、教授からの鋭いツッコミ(指摘)を「研究を深めるためのギフト」として楽しんでください。

  • 議論を深化させる: 「その視点は抜けていました。もしその条件を加えれば、私の仮説はこう変化するでしょうか?」と、その場で思考をアップデートさせる柔軟性は、研究者としての高い素養を示します 。

3. 募集要項に隠された「知的マナー」

教授の信頼を勝ち取るためには、研究者としての最低限の「誠実さ」が必要です。

  • 生成AIとの適切な距離感: 募集要項に明記されている通り、生成AIはあくまで「補助的ツール」です 。AIの言葉を自分の言葉のように語る「他力本願」な姿勢は、研究者として最も嫌われる行為です 。
  • 事務的な完璧さ: 募集要項を熟読し、書類の不備(厳封、自筆記入、日付など)を一切出さないことは、相手のリサーチ時間を奪わないという「共同研究者としての礼儀」です 。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ


本記事は「2025夏秋AO」および「2026春AO」の募集要項に基づき作成しています 。入試日程やルールは年度により変更されるため、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、自身の責任で最終確認を行ってください 。

教授たちは、あなたを評価しようとしているだけでなく、あなたという新しい才能と出会い、共に未来を創りたいと願っています 。 面接の30分間を、「合格するための試験」ではなく、「自分の大好きなテーマについて、世界最高の専門家と議論できる贅沢な時間」だと捉えてください。そのワクワク感こそが、教授の「研究者魂」を最も強く揺さぶるはずです。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。