
- 0.1. 1. 「時期」の鉄則:出願開始の1ヶ月前には内諾を得る
- 0.1.1. なぜ「早め」でなければならないのか?
- 0.2. 2. SFCの「志願者評価」システムの仕組み
- 0.3. 3. 評価書を「質の高いもの」にするための3ステップ
- 0.3.1. ステップ①:自分の「コンセプト」を共有する(出願1ヶ月前)
- 0.3.2. ステップ②:進捗の「リマインド」を設定する(出願期間中)
- 0.3.3. ステップ③:郵送書類との整合性を確認(最終確認)
- 0.4. 4. よくあるトラブルと回避策
- 0.5. 5. 評価書依頼は「AO入試の最初の面接」である
- 1. ⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ
- 1.1. 最後に
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試において、志望理由書や自由記述と同じくらい重要、かつ「自分一人ではどうにもならない」プロセスがあります。それが「志願者評価(評価書)」の依頼です。
SFCのオンライン出願システムでは、評価者2名による入力が完了しなければ、入学志願票の印刷ができず、郵送提出に進むこともできません。つまり、どれだけ完璧な2,000字を書き上げても、評価書の入力が間に合わなければ、その時点であなたの受験は終了してしまいます。
今回は、評価書を依頼する時期の鉄則と、円滑に進めるための具体的なノウハウを徹底解説します。
1. 「時期」の鉄則:出願開始の1ヶ月前には内諾を得る
結論から言えば、評価者への依頼は「出願期間が始まる1ヶ月前」がデッドラインです。
なぜ「早め」でなければならないのか?
- 相手の時間を尊重するため: 評価をお願いする方は、学校の先生や活動の指導者など、多忙な方々です。突然「来週までに書いてください」と頼むのは、信頼関係を損なうだけでなく、評価の質も下げてしまいます。
- システム上の制約: 評価者がメールアドレスを登録し、専用URLからパスワードを設定して入力するというデジタルな手順が必要です。IT操作に慣れていない方の場合、予期せぬトラブルで時間がかかることもあります。
- 事務手続きの連鎖: オンライン申請完了と入学検定料の支払いが済んでも、評価2名分が「記入済」にならない限り、郵送に必要な「宛名ラベル」や「志願票」は印刷できません。
2. SFCの「志願者評価」システムの仕組み
依頼時期を検討するために、まずはシステムの流れを正しく把握しましょう。
- 評価者の選定: 2親等以内の親族を除く、あなたを客観的に知る人物2名を選びます。
- 事前交渉(重要): システムからメールを送る前に、必ず対面か電話で承諾を得ます。
- アドレス登録: あなたが出願マイページに評価者のアドレスを登録します。
- 評価者への通知: システムから評価依頼メールが即時送信されます。
- 評価入力: 評価者が専用サイトであなたの能力や資質を入力し、「確定」ボタンを押します。
3. 評価書を「質の高いもの」にするための3ステップ
早めに動き出すことは、単に締め切りを守るためだけではなく、評価内容を充実させるためでもあります。
ステップ①:自分の「コンセプト」を共有する(出願1ヶ月前)
評価者には、あなたがSFCで何をしたいのか、どんなコンセプト(軸)で書類を書いているのかをまとめた資料(下書きでOK)を渡しましょう。
あなたの自己評価と、評価者から見た客観的な評価が一致していることで、書類全体の信憑性が劇的に高まります。
ステップ②:進捗の「リマインド」を設定する(出願期間中)
評価者の入力状況は、あなたのマイページから「未記入」「記入中」「記入済」として確認できます。
もし締め切りの1週間前になっても「未記入」の場合は、「お忙しい中恐縮ですが、システムの関係で……」と丁寧に進捗を確認しましょう。
ステップ③:郵送書類との整合性を確認(最終確認)
評価者が日本語か英語か、どちらの言語で入力するかは自由です。
あなたが「日本語」で出願していても、評価者が「英語」で書くことは認められています。こうした細かなルールの確認も、早めに動いているからこそできる余裕です。
4. よくあるトラブルと回避策
- メールが届かない: 評価依頼メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるケースが多発します。登録直後に「届きましたか?」と確認するのが鉄則です。
- 評価者の急用: 万が一、評価者が病気や急用で入力できなくなった場合、別の評価者を探して再登録する必要があります。締め切り直前では、代わりの方を探す時間は残されていません。
- 過去のパスワード忘れ: 過去に別の受験生の評価を行ったことがある評価者の場合、以前のログインIDを使用する必要があります。この確認にも時間がかかることがあります。
5. 評価書依頼は「AO入試の最初の面接」である
SFCは、あなたが周囲の人間とどのような信頼関係を築き、どのような「ソーシャルスキル」を持っているかも見ています。
礼儀正しく、余裕を持って、自分のビジョンを伝えて依頼する。このプロセス自体が、SFCが求める「地域社会や学校において指導的な役割を果たす人物」としての資質を証明する練習になります。
⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ
注意事項:
本記事は「2026年度パンフレット」および「2026春AO」「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています 。入試日程やルールは年度により変更されるため、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、隅々まで熟読した上で、自身の責任で最終確認を行ってください 。
最後に
もしあなたがまだ評価者を決めていない、あるいは内諾を得ていないのなら、早めにお願いしたい先生や指導者の方に「お話ししたいことがあります」と伝えてください。
「2名分の記入済」というステータスは、あなたの努力だけでは手に入りません。
他者との協働こそが、SFCでの学びの根幹です。早めの依頼を徹底し、万全の状態で出願期間を迎えましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


