
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應SFCのAO入試において、多くの受験生が最も頭を抱えるのが「研究テーマのユニークさ」です。「自分には特別な才能もないし、面白いテーマなんて思いつかない」と、真っ白な画面を前にフリーズしていませんか?
しかし、SFCが求める「ユニークさ」とは、決して誰も見たことがない奇抜なアイデアのことではありません。「あなたという人間」と「社会の課題」が、独自の切り口で結びついていることを指します。
今回は、審査員の目を引くユニークな研究テーマを導き出すための、3つの具体的なアプローチを伝授します。
1. 「掛け合わせ」で新しい領域を作る
SFCは、既存の学問の枠組みを越えた「学際的・融合的なアプローチ」を重視しています。一つの分野だけで勝負しようとすると、既存の研究の劣化コピーになりがちですが、二つの異なる分野を掛け合わせると、一気に独自性が高まります。
- 「趣味」 × 「社会課題」
(例)「アニメの聖地巡礼」 × 「限界集落の維持」
(例)「競技麻雀」 × 「高齢者の認知症予防」
- 「最新技術」 × 「伝統的文化」
(例)「生成AI」 × 「落語の台本執筆支援」
(例)「ブロックチェーン」 × 「伝統工芸品の真贋証明」
このように、関係する既存の諸学問の成果を再編成し、新しい解決に導く能力こそが、SFCが求めている力です。
2. 「半径5メートルの違和感」を深掘りする
「未来を切り拓くための政策」を考える出発点は、常にあなたの身近なところにあります。ニュースで流れる大きな問題(例:地球温暖化)をそのままテーマにするのではなく、自分の日常生活で感じた「不便・不快・不可解」を起点にしましょう。
- 「なぜ?」を5回繰り返す: 「通学バスがいつも遅れるのはなぜ?」「なぜあの交差点だけ信号が長いの?」「なぜ学校の校則は変わらないの?」
- 「私」にしか見えていない景色を探す: 自身の来歴や経験を掛け合わせることで、初めてあなた独自の考えが形成されます。
(例)「多国籍な環境で育った私から見た、日本の多文化共生システムの欠陥」
この「個人的な動機」が、研究の「説得力」と「熱量」に直結します。
3. 「逆張り」の視点を持ってみる
SFCの2学部は、従来の解決方法に常に懐疑的な姿勢をとり、新たな発想を追究することを求めています。世の中で「良い」とされていることや、「当たり前」とされていることの裏側に注目してみるのも一つの手です。
- 「効率化」の弊害を探る :(例)「デジタル化が進む中で失われる、アナログなコミュニケーションの価値の再定義」
- 「弱さ」を「強み」に変える :(例)「人見知りの人のための、非言語コミュニケーションを活用したリーダーシップ論」
既存の価値観を揺さぶるような「問い」を立てることができれば、それだけであなたの研究テーマは圧倒的にユニークになります。
最後に
「SFCであなたは何を学びたいのか」が出発点です。 ユニークなテーマとは、無理にひねり出すものではなく、あなたが自らの責任のもとで十分に考え、心から解決したいと願った先に見つかるものです。
生成AIを補助ツールとして使うのは構いませんが、最後に「これだ!」と決めるのは、あなた自身の感性と情熱です。まずはノートを一冊用意して、日常生活の中で感じた小さな「トゲ」を書き出すことから始めてみませんか?その中の一行が、湘南藤沢キャンパスへの扉を開く鍵になるはずです。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

