こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学は、日本を代表する私立大学の一つです。その歴史は古く、1858年に福澤諭吉によって創設された蘭学塾にまで遡ります。
福澤諭吉は、「独立自尊」の精神を重んじ、「学問のすすめ」を著すなど、日本の近代化に大きく貢献した人物です。
そして、福澤諭吉の精神は、現代においても慶應義塾大学の「建学の精神」として受け継がれています。
KOSSUN教育ラボの教務担当として、多くの受験生を指導する中で、慶應義塾大学、そしてSFCのAO入試を目指すのであれば、「建学の精神」を理解することは非常に重要だと考えています。
なぜなら、SFCのAO入試では、単なる学力だけでなく、受験生の人物像を総合的に評価するからです。
SFCの求める人物像と、慶應義塾大学の建学の精神は深く結びついています。
この記事では、慶應義塾大学の建学の精神について詳しく解説し、SFCのAO入試でどのように活かせるのかを解説していきます。
慶應義塾大学の建学の精神
慶應義塾大学の建学の精神は、以下の6つです。
1.独立自尊
2.実学
3.気品の泉源
4.半学半教
5.自我作古
6.社中協力
1.独立自尊
「独立自尊」とは、「他人に頼らず、自分の力で考え、行動すること」、そして「自分自身を尊重し、誇りを持つこと」です。
福澤諭吉は、「一身独立して一国独立する」と述べ、個人の独立が国家の独立に繋がるという考えを示しました。
SFCのAO入試では、主体性や独自性を重視するため、「独立自尊」の精神を持つ学生が求められています。
2.実学
「実学」とは、すぐに役立つ学問ではなく、「科学(サイヤンス)」を指します。
福澤諭吉は、「実学」こそが社会の発展に貢献すると考え、慶應義塾では、社会で役立つ知識や技術を身につけることを重視しています。
SFCでは、情報技術や環境問題など、現代社会の課題に対応できる人材育成を目指しており、「実学」の精神が息づいています。
3. 気品の泉源
「気品の泉源」とは、「学問を深く探求することで、人格を高め、気品を身につける」という考え方です。
福澤諭吉は、「真の気品」は学問から生まれると信じ、慶應義塾では、教養や品格を重視した教育を行っています。
SFCのAO入試では、コミュニケーション能力やマナーなども評価対象となり、「気品の泉源」の精神が求められています。
4. 半学半教
「半学半教」とは、「学びながら教える」という、慶應義塾独特の教育方法です。
学生が主体的に学び、互いに教え合うことで、より深い理解と高い学習効果を得ることができるとされています。
SFCでは、グループワークやプレゼンテーションなど、学生が主体的に参加する授業が多く、「半学半教」の精神が活かされています。
5.自我作古
「自我作古」とは、「我より古を作す」と読み、前例にとらわれず、常に新しいことに挑戦し、道を切り拓いていくという精神です。
福澤諭吉は、既存の価値観や慣習にとらわれず、常に新しいものを創造し、社会に貢献することを奨励しました。
6.社中協力
「社中」とは、慶應義塾の構成員である学生、卒業生、教職員など、すべての関係者を指します。
「社中協力」とは、これらの構成員が互いに協力し合い、慶應義塾の発展に貢献するという精神です。
これらの6つの精神は、互いに関連し合い、補完し合いながら、慶應義塾の教育理念の根幹を形成しています。
そして、これらの精神は、現代社会においても重要な意味を持ち、私たちがより良い社会を築いていくための指針となるものと言えるでしょう。
SFCのAO入試で建学の精神を活かすには?
SFCのAO入試では、志望理由書や面接を通して、自分自身をアピールする必要があります。
その際、慶應義塾大学の建学の精神を理解し、自分の経験や考えと結びつけて表現することで、SFCへの強い志望動機を効果的に伝えることができます。
例えば、「独立自尊」の精神に基づき、自主的に行動した経験や、「半学半教」の精神に基づき、他者と協力して学んだ経験などを具体的に説明することで、SFCの求める人物像と合致していることをアピールできます。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
KOSSUN教育ラボは、SFCのAO入試対策を全面的にサポートします。
- 経験豊富な講師陣による指導
- SFCのAO入試に特化したカリキュラム
- 個別指導や小論文添削
- 面接対策、志望理由書添削
- 探究活動のサポート
最後に
慶應義塾大学の建学の精神は、SFCの教育理念にも通じるものです。
建学の精神を理解し、自分自身の成長に繋げることが、SFCのAO入試突破への鍵となります。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。