
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)と聞くと、IT、メディア、ベンチャー企業といったイメージが先行しがちですが、実は、公務員を目指す学生にとっても、非常に恵まれた環境と充実したサポート体制が整っています。
公務員の仕事は、社会の抱える複雑な課題を「発見」し、「解決」するための政策を立案・実行することです。このプロセスは、SFCが最も重視する「問題発見・解決能力」の育成そのものと言えます。
今回は、『公務員志望者向け制度:慶應義塾大学塾生サイト』の情報を基に、SFCから公務員を目指すことのメリットと、キャンパス独自の支援制度について解説していきます。
SFCの学びが「公務員の実務」に直結する理由
SFCの総合政策学部や環境情報学部で培う学際的な知識とスキルは、公務員として働く上で大きな強みとなります。
- 学際的な視点: 法律、経済、情報、環境、社会学など、多様な分野を横断的に学べるため、一つの課題を多角的に分析し、バランスの取れた政策を立案する能力が身につきます。これは、複雑化する行政課題の解決に不可欠な視点です。
- 問題解決の実践力: SFCでは、常に「ないものはつくる」という精神で、アイデアを形にする実行力を求められます。この「実践力」は、政策を絵に描いた餅で終わらせず、現場で実現させるための原動力となります。
SFC独自の「公務員志望者向け支援制度」
湘南藤沢キャンパスでは、公務員志望の学生を支援するための、具体的な制度が用意されています。
1. 法学研究所を通じた専門学習の支援
公務員試験において重要となる法律科目の学習をサポートするため、慶應義塾大学法学部法学研究所への入室手続きを受け付けています。これにより、法学研究所が設置する講座の受講を希望することができ、法律の専門知識を体系的に学ぶことが可能になります。
2. ガイダンス・説明会による情報提供
公務員志望者を対象としたガイダンスや、各省庁の学内業務説明会が開催されています。最新の採用情報や各省庁の具体的な業務内容を知ることで、志望先を明確にし、モチベーションを維持することができます。開催スケジュールは「就職ガイダンス:慶應義塾大学塾生サイト」などで確認できます。
3. 官公庁でのインターンシップの推奨
多くの官公庁や地方自治体でのインターンシップが推奨されており、学年制限を設けていない機関も多いため、早期から行政の現場を体験する機会が得られます。
【注意点】 大学を経由して応募する場合、各機関の締切日よりも「学内締切日」が早く設定されているため、応募の際は細心の注意が必要です。また、応募書類は所属キャンパス(SFC)以外では提出できません。
4. OB・OG訪問のサポート
公務員関係の資料やパンフレットに加え、「OB・OG訪問の各府省窓口担当者一覧」がCDPオフィス内で公開されています。これは、実際に公務員として働く先輩たちの話を聞く貴重な機会となり、具体的なキャリアプランを描く上で非常に役立ちます。
最後に
慶應SFCは、公務員試験の「最短ルート」ではありませんが、現代の公務員に求められる力を養う「最高ルート」の一つです。学際的な知識、問題解決能力、そして大学による手厚い支援体制を活用することで、あなたは社会の変革を担う、次世代の公務員へと成長することができるでしょう。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのこのユニークな環境を最大限に活かし、公務員という「志」を実現できるよう、徹底的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。