
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCの入試、特に総合型選抜(AO入試)は、従来の大学入試とは異なる選抜基準を持っています。SFCが求めているのは、単に成績優秀な学生ではなく、「未来を創造する」という強い意志とポテンシャルを持った人材です。
SFCが求める学生像を理解することは、AO入試の書類作成や面接、さらには一般選抜の小論文対策の「軸」を定める上で最も重要です。今回は、SFCが求める資質の核となる3つの要素を解説します。
1. 求められる学生像の核①:創造的な「問題発見・解決能力」
SFCの教育理念は、「問題発見・解決型」と「創造性開発型」にあります。これは、学生に「既存の知識の吸収」ではなく、「新しい知の創造」を求めていることを意味します。
- 「問い」を立てる力: S F C が求めるのは、「正解を出す力」ではなく、誰も気づいていない社会の複雑な問題に対して、自ら「問い」を立てる能力です。
- 「ないものはつくる」精神: 既存の解決策に頼らず、IT、デザイン、政策といった分野を融合させ、新しい解決策やシステムを創造する「変人」的な発想力と創造性を歓迎します。これは、AO入試の「自由記述」で特に評価される資質です。
- 学際的な素養: 神経科学(脳科学)の研究が工学、生理学、心理学、計算理論といった学際的な知識を必要とするように、SFCでは複数の分野を横断して問題を解決する柔軟な思考が求められます。
2. 求められる学生像の核②:強固な「志」と「学習遂行能力」
SFCは、学生がこの挑戦的な環境で学びを完遂するための、確かな意志と基礎力を持っているかを重視します。
- 強固な「志」の明確さ: なぜ他の大学や学部ではなく、SFCの文理融合のカリキュラムでなければ、あなたの問題が解決できないのか、という独自のロジックを持った強固な「志」が必要です。AO入試の書類作成における「SFCでなければならない理由」が、この「志」の証明です。
- 研究を支える基礎力: S F C のカリキュラムは「研究会」を中心に据え、学生が自ら専攻分野を創っていくことが前提です。これを支えるために、言語コミュニケーション、情報技術基礎(プログラミング)、データサイエンスといった基盤科目を意欲的に習得する姿勢が求められます。
3. 求められる学生像の核③:多様なバックグラウンドと「実行力」
SFCは、学業成績だけではなく、学生の多様な経験と、そこから得られた人間力を総合的に評価します。
- 多面的な成果の追求: AO入試は、筆記試験や技能試験などの一面的、画一的な能力評価ではなく、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した「学業ならびに学業以外の諸成果」を多面的、総合的に評価します。
- 「実行力」の証明: 部活動(例:ラグビー部)や生徒会、起業、ボランティアなど、あなたの「志」に繋がる活動に徹底的に力を注いだ「実行力」と「粘り強さ」が評価されます。単なる活動の事実ではなく、困難を乗り越えたプロセスこそが重要です。
最後に
SFCが求める学生像とは、既存の知識を正確に覚える人ではなく、強い「志」と「創造的な思考」を武器に、未来の課題を解決しようと行動する「未来からの留学生」です。
AO入試は、あなたがこの特別な資質を持っているかを証明する場です。KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで活躍できるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

