こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)において、「経済学」は単なる理論の習得に留まりません。SFCでは、経済学を社会の課題を解決するための「強力なツール」と捉え、データサイエンスや政策立案、さらにはテクノロジーと掛け合わせることで、実社会にインパクトを与える学びを展開しています。

「伝統的な経済学部に進むか、SFCか」と悩んでいる受験生に向けて、SFCならではの経済学の魅力を解説します。


1. SFCが定義する「経済学」のスタイル

SFCの経済学の最大の特徴は、「実証」と「実装」にあります。

  • 実証(データサイエンスとの融合): 「景気が良くなりそうだ」という直感ではなく、膨大な統計データを用いて政策やビジネスの効果を科学的に検証します。SFCでは文系学生もプログラミングや計量経済学を駆使します。
  • 実装(社会のルール作り): 理論を学ぶだけでなく、「どうすれば待機児童が減るか」「どうすれば地方の商店街が活性化するか」といった具体的な問題に対し、市場設計(マーケットデザイン)や制度設計の視点から解決策を提示します。

2. 経済学を深掘りする「研究会(ゼミ)」の例

SFCには、経済学の知見をベースに多角的な研究を行う研究会が数多く存在します。

  • 計量経済学・統計学: 大規模なパネルデータを用いて、労働、教育、医療などの政策効果を厳密に測定します。
  • マーケットデザイン: オークション理論やマッチング理論を使い、保育園の入所選考や臓器移植のドナーマッチングなど、効率的な資源配分の仕組みを設計します。
  • 行動経済学: 「人間は必ずしも合理的に動かない」という前提に立ち、ナッジ(後押し)を用いて人々の行動をより良い方向へ導く手法を研究します。
  • 開発経済学・国際経済: 途上国の貧困削減や、グローバルなサプライチェーンの最適化を、フィールドワークとデータ分析の両面から追求します。

3. AO入試で「経済学」をテーマにする際のポイント

SFCのAO入試(2026 春 AOなど)において、経済学的な視点を持つ受験生は高く評価されますが、以下のポイントで「SFCらしさ」を演出しましょう。

  1. 「理論」を「現場」に繋げる: 「経済学が好きです」で終わらず、「〇〇という地域の格差を、××という経済学的アプローチ(インセンティブ設計など)で解決したい」と語りましょう。
  2. 数理的素養の提示: SFCの経済学はデータ分析と切り離せません。数学への関心や、統計ツール(RやPythonなど)への学習意欲を書類に盛り込むと、入学後の解像度が高いと判断されます。
  3. 既存の枠組みへの「問い」: 「GDP(国内総生産)だけでは測れない豊かさとは何か?」といった、既存の経済指標に対する独自の問題発見を提示しましょう。

SFCにおいて、経済学は過去を分析するだけのものではなく、未来の社会を設計するための「エンジニアリング」に近い存在です。あなたの持つ社会への問題意識を、経済学というロジカルな武器を使って、SFCで形にしてみませんか?


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。