
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「慶應SFCに合格!さあ、次はどこに住もう?」
晴れてSFC(湘南藤沢キャンパス)への入学が決まった多くの学生が、次に向き合うのが「一人暮らし」の準備です。SFCは都心のキャンパスとは異なり、その立地や学生のライフスタイルも非常にユニーク。どこに住むかによって、4年間の学びや活動の質が大きく変わると言っても過言ではありません。
この記事では、SFCへの進学を機に一人暮らしを始めるあなたのために、在学生に人気のエリア、気になる家賃相場、そしてSFCならではの学生生活のリアルを徹底的に解説します。
SFC生はどこに住む? 三大人気エリアを徹底比較
SFC生の居住エリアは、大きく3つに分かれます。それぞれの特徴を比較し、自分の理想のキャンパスライフに合った場所を見つけましょう。
① バランスの王者「湘南台」エリア
こんな人におすすめ:
- 初めての一人暮らしで、利便性を最も重視したい人
- アルバイトやサークルなど、学外での活動も楽しみたい人
- 多くのSFC生と交流したい人
SFCの最寄り駅である湘南台駅周辺は、SFC生が多く住む、まさに王道のエリアです。
- メリット
- 交通の要衝: 小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーラインの3路線が利用可能。横浜や新宿、都心へのアクセスも良好です。
- バス便が豊富: SFC行きのバス(神奈中バス)の本数が最も多く、通学に非常に便利です。
- 生活の利便性: 駅周辺にはスーパー、飲食店、銀行、病院などが揃っており、生活に困ることはありません。アルバイト先も見つけやすいです。
- デメリット
- 他のエリアに比べて家賃がやや高めになる傾向があります。
- 駅周辺は賑やかな分、静かな環境を求める人には向かないかもしれません。
- 家賃相場: ワンルーム・1Kで6万円〜10万円 程度
② “湘南ライフ”も満喫「辻堂」エリア
こんな人におすすめ:
- 「湘南」らしい海のある暮らしに憧れる人
- 大型ショッピングモールなど、充実した商業施設を重視する人
- JR線沿線に住みたい人
JR東海道線が通る辻堂駅も、近年SFC生に人気のエリアです。
- メリット
- 湘南カルチャーの中心: サーフィンやマリンスポーツが好きな人には最高のロケーション。海まで自転車で行ける物件も多数あります。
- 大型商業施設: 駅直結の「テラスモール湘南」をはじめ、買い物や映画などを楽しめる施設が充実しています。
- JR線の利便性: 東京駅や品川駅まで乗り換えなしでアクセス可能です。
- デメリット
- SFCまでのバスの所要時間が湘南台より長く(約25〜30分)、本数もやや少なめです。
- 人気のエリアのため、家賃は高めに設定されています。
- 家賃相場: ワンルーム・1Kで7万円〜10万円 程度
③ SFCに没頭する「キャンパス周辺(遠藤・御所見)」エリア
こんな人におすすめ:
- 研究や制作活動に没頭し、とにかくキャンパスに近い場所がいい人
- 静かな環境で暮らしたい人
- 家賃を少しでも抑えたい人
大学が位置する藤沢市遠藤や、隣接する御所見(ごしょみ)といったエリアです。
- メリット
- キャンパスへの近さ: 自転車や原付バイクで5〜15分、徒歩圏内の物件も。朝のバスの混雑や交通費から解放されます。
- 家賃が手頃: 湘南台や辻堂に比べて家賃が安く、経済的な負担を軽減できます。
- 静かな住環境: 畑や緑が広がるのどかな環境で、落ち着いて生活や研究に集中できます。
- デメリット
- スーパーやコンビニが少なく、日常の買い物には自転車や原付バイクが必須です。
- 最寄り駅まで距離があるため、電車での移動は少し不便になります。
- 夜道が暗い場所も多いため、物件選びは慎重に行う必要があります。
- 家賃相場: ワンルーム・1Kで 6万円〜8万円 程度
気になる家賃とお金の話
エリア | 家賃相場(ワンルーム/1K) | 特徴 |
---|---|---|
湘南台 | 6万円〜10万円代 | 利便性No.1。SFC生のスタンダード。 |
辻堂 | 7万円〜10万円代 | 商業施設充実。お洒落な湘南ライフ。 |
キャンパス周辺 | 6万円〜8万円代 | SFC至近。静かで経済的。 |
初期費用について アパートを借りる際には、家賃の他に敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの初期費用がかかります。一般的に家賃の4〜5ヶ月分を見積もっておくと安心です。
SFCの一人暮らしを支えるライフスタイル
移動手段:バス・バイク・自転車が「三種の神器」
SFC生の移動手段は、「バス、原付バイク、自転車」が中心です。特にキャンパスと駅を結ぶ「神奈中バス」は、SFC生にとってまさに生命線。一方で、キャンパス周辺に住む学生の多くは、原付バイクや自転車を駆使して、日々の通学や買い物をこなしています。
「24時間キャンパス」と住まいの関係
SFCは、学生が研究や制作活動のために深夜まで施設を利用できる「24時間キャンパス」です。研究会(ゼミ)の活動が白熱し、終バスを逃すこともしばしば。このSFCの文化を最大限に享受するためには、キャンパスから自転車やタクシーで帰れる距離に住むことが、非常に大きな意味を持ちます。物件選びの際には、この「深夜の帰宅」を考慮に入れることを強くおすすめします。
よくある質問(Q&A)
Q. 女子の一人暮らしでも安心ですか? A. 湘南台や辻堂の駅周辺は夜でも比較的人通りが多く、セキュリティのしっかりした女性専用アパートや学生マンションも増えています。キャンパス周辺は夜道が暗い場所もあるため、内見の際に周辺環境をしっかり確認することが大切です。
Q. いつから家探しを始めるべき? A. 合格発表後、1月〜3月が家探しのピークです。人気の物件はすぐに埋まってしまうため、合格が決まったら早めに情報収集を始めましょう。SFC生協や、大学周辺の不動産会社がSFC生向けの物件を多く扱っています。
最後に
一人暮らしの場所選びは、あなたのSFCでの4年間をデザインする、最初のクリエイティブな作業です。利便性を取るか、海のある暮らしを選ぶか、あるいは研究に没頭できる環境を選ぶか。そこに正解はありません。
この記事を参考に、ぜひあなたの理想のキャンパスライフを実現するための、最高の拠点を見つけてください。SFCでの刺激的な毎日が、あなたを待っています。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。