
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、文系・理系の枠を超えた学際的な学びが特徴ですが、その学びを支える共通の「思考ツール」として、プログラミングが非常に重要な位置を占めています。SFCにとってプログラミングは、単なるIT技術ではなく、「問題解決」のアイデアを現実に具現化するための言語です。
今回は、SFCのカリキュラムにおけるプログラミングの位置づけと、それがあなたの研究やキャリアにどう繋がるのかを解説します。
1. プログラミングは「情報技術基礎科目」として必須の基盤
SFCのカリキュラムは、学生が研究に飛び込むための確かな土台として「基盤科目」を定めており、プログラミングを含む「情報技術基礎科目」はその核の一つです。
- 全SFC生の共通言語: 情報技術基礎科目の目的は、コンピュータを創造的に使いこなす能力を養うことです。これは、総合政策学部、環境情報学部を問わず、すべてのSFC生にとって必須の基礎知識です。
- 創造的なIT活用: 学生はプログラミングを通じて、単に既存のソフトウェアを操作するだけでなく、新しいサービスやツールを自ら設計・創造するための思考力と実行力を身につけます。
2. 研究活動におけるプログラミングの役割
SFCでのプログラミング能力は、あなたの「問題解決」のアイデアを、「卒業プロジェクト」という形で社会に実装するための強力な武器となります。
役割①:データサイエンスとの融合
プログラミングは、「データサイエンス科目」での高度な統計解析やモデリングを実践するための前提知識となります。データを収集・分析・可視化する過程で、プログラミングは不可欠なツールです。
役割②:デザインとプロトタイプ制作
環境情報学部では、メディアアート、プロダクトデザイン、インタラクションデザインなど、創造的な分野が盛んです。プログラミングは、これらのアイデアを3DプリンティングやAR/VRといった技術と結びつけ、具体的なプロトタイプとして具現化するために使われます。
役割③:政策シミュレーションとガバナンス
総合政策学部では、政策立案や社会システムの設計にプログラミングが活用されます。社会の現象をモデル化し、政策変更が社会に与える影響をシミュレーションすることで、論理的でエビデンスに基づいた政策提言を可能にします。
3. AO入試戦略:「プログラミングの志」を証明する
SFCのAO入試(総合型選抜)に挑戦する際、プログラミングへの強い関心と実行力は、あなたの「志」を証明する重要な要素となります。
- 提出書類でのアピール:
- 活動報告: 独学や課外活動でプログラミングに取り組み、アプリやウェブサイト、ツールなどを実際に制作した実績は、SFCが求める「ないものはつくる」という創造性と実行力の証明になります。
- 志望理由への接続: 「プログラミングの技術を、○○という社会課題の解決(例:地域医療の効率化、フェイクニュース対策など)の手段として活用し、卒業プロジェクトで実装したい」というように、技術と社会課題を具体的に結びつけましょう。
最後に
慶應SFCにおけるプログラミングは、IT技術者のための専門知識というよりも、「未来の社会システムを設計・創造していくための、共通の論理的な言語」です。SFCは、あなたのアイデアを現実に変えるこの力を求めています。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで活躍できるよう、徹底的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

