
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)と早稲田大学は、日本の私立大学の頂点に立つ両雄です。特に、SFCのAO入試と早稲田大学の総合型選抜(推薦入試)を併願することは、対策の「シナジー(相乗効果)」を最大化し、合格のチャンスを広げる最も戦略的な選択肢の一つです。
今回は、この二つの難関校を併願する上での戦略的メリットと、対策を両立させるための思考法を解説します。
1. 併願の戦略的メリット:AO対策の「軸」を共有
SFCと早稲田大学の一部学部を併願する最大のメリットは、「求められる人材像」と「思考力」の共通性にあります。
メリット①:学際性と問題解決への志の共有
早稲田大学の一部学部(特に国際教養学部、社会科学部など)は、SFCと同様に学際的なアプローチと、グローバルな問題解決への意欲を強く求めます。
- SFCの志: IT、政策、デザインを融合させた「未来の構想力」。
- 早稲田の要求: 「既存の学問領域を超えた知性」や「社会変革への実行力」。
SFCのAO対策で深く掘り下げたあなたの「志(問題意識)」は、早稲田の総合型選抜でそのまま「志望理由」や「自己推薦の軸」として活用できます。
メリット②:書類作成と論述対策のシナジー
SFCのAO対策で行う「徹底的な自己分析」と「論理的な言語化」は、早稲田の入試に必要なスキルと直結します。
- 小論文対策: SFCの一般選抜やAO対策で培った小論文(論理的思考力)は、早稲田大学の学部でも多く課される論述・小論文の対策に直接活かせます。
- 書類作成の効率化: 膨大な労力がかかる書類作成を、軸を共有することで効率化し、SFCの「自由記述」といったユニークな書類の完成度を高めることに集中できます。
2. 対策両立のための戦略的思考法
AO入試と一般選抜を両立させるには、「時間の切り替え」と「専門性の集中」が鍵となります。
戦略①:AO対策の期間を明確に区切る
- 夏の集中: 高3の夏休みをSFCのAO対策(書類作成、軸の確立)に集中投下し、核となる書類を完成させます。
- 秋の切り替え: SFCの出願(夏秋AO)が完了した後は、すぐに早稲田大学の一般選抜や推薦入試の準備に完全に切り替えます。
戦略②:英語力を「最強の武器」にする
SFCでも早稲田でも、「英語力」は合否を大きく左右する共通の武器です。
- 高い英語力の証明: SFCでは高い英語運用能力が求められ、早稲田の入試でも英語は配点が高い科目です。日頃からSFCの言語コミュニケーション科目で求められるレベル(文献読解、議論)を意識して英語力を磨きましょう。
最後に
慶應SFCと早稲田大学の併願は、対策の負担は大きいものの、あなたの「志」を二つの異なるトップレベルのフィールドで証明できる、挑戦の機会を広げる戦略です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがこの二つの難関校の入試特性を理解し、合格を掴めるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

