
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)を第一志望とする受験生にとって、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の大学・学部は、一般選抜・総合型選抜(AO入試)の両面で重要な併願戦略となります。SFCのAO対策で培った「志」と「思考力」を最大限に活用し、合格のチャンスを広げる「戦略的併願」が必要です。
今回は、SFCのAO対策とMARCHの入試を効率的に両立させるための戦略と、おすすめの併願校選びの基準を解説します。
1. 併願の戦略的メリット:MARCHは「思考力」のシナジーが高い
SFCのAO対策で培う能力は、MARCHの入試(特に総合型選抜や論述問題)で非常に有効な「シナジー(相乗効果)」を生み出します。
メリット①:AO対策の「論理的思考力」を活かせる
SFCのAO入試は、提出書類と面接を通じて「問題発見・解決のロジック」を問います。この対策で徹底的に鍛えた論理的思考力は、MARCHの入試で多く課される論述問題や小論文でそのまま応用できます。
- SFC: 「なぜその問題が重要か」という問いの深さを追求。
- MARCH: 「問い」に対する知識の論理的な展開と表現力を追求。
メリット②:書類作成の効率化
SFCのAO対策で作成した「志望理由書」や「活動実績」といった出願書類の骨子を、MARCHの大学・学部の総合型選抜(公募推薦など)の書類に流用・応用することで、対策の労力を大幅に節約できます。
2. SFCと親和性の高い「戦略的併願校」の選び方
SFCの「学際性」という哲学と、MARCHの学部の持つ「個性」を基準に、併願校を選びましょう。
基準①:「学際性・リベラルアーツ」を重視する学部
SFCの文理融合の学びとテーマが近い学部は、併願の軸を共有しやすいです。
| おすすめのMARCH学部(例) | SFCとの共通点とシナジー |
| 立教大学 異文化コミュニケーション学部 | グローバルな視点と異文化理解を重視。SFCの言語コミュニケーション科目やグローバルな政策テーマと親和性が高い。 |
| 青山学院大学 総合文化政策学部 | 文化と政策・メディアを融合させた学際的な学び。SFCのメディア研究や創造性開発のテーマと接続しやすい。 |
| 明治大学 総合数理学部 | 情報科学と数理科学を融合。環境情報学部志望者にとって、数学・情報といった基盤科目の対策を共通化しやすい。 |
基準②:一般選抜の「科目負担」を抑えられる学部
AO対策に集中するため、一般選抜での科目負担が少ない(または得意科目に特化できる)学部を選ぶことも戦略です。
- 戦略: 英語と論述(小論文)対策を軸に、得意科目(例:数学/情報)で勝負できる学部を選ぶことで、対策の効率性を高めます。
3. 併願対策を成功させるための「時間管理」戦略
AO対策とMARCH対策の両立は、戦略的な時間の「集中」と「切り替え」にかかっています。
- AO対策の時間を早めに確保: 高3の夏休みをSFCのAO対策(書類作成、軸の確立)に集中投下し、核となる書類を完成させます。
- 小論文・論述対策の継続: AO対策期間中も、SFCの小論文対策を週に一度は行い、これをMARCHの論述問題対策と兼ねることで、思考力を継続的に鍛えましょう。
- 秋の切り替え: SFCの出願が完了した後は、MARCHの一般選抜の対策に完全に切り替え、リスクヘッジを盤石にします。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

