
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCの授業の魅力は、何よりも学生の「やりたい」という意欲を形にすることにあります。これは英語の授業でも例外ではありません。SFCの英語科目は、単に語学力を向上させるだけでなく、その英語力を活かして、未来を創造するための「手段」として位置づけられています。
今回は、SFCの英語学習の中核をなす「プロジェクト英語」に焦点を当て、そのユニークな授業内容と、それが皆さんのSFCライフにどう繋がるのかを徹底的に解説していきます。
この記事が、皆さんのSFCでの学びのイメージを、より鮮明にする一助となることを心より願っております。
プロジェクト英語の目的:英語で「問題発見・解決」を実践する
SFCが提供する「プロジェクト英語」は、単なる英語のスキルを学ぶ授業ではありません。その最大の目的は、英語をツールとして使い、SFCの教育理念である「問題発見・解決」を実践することです。
プロジェクト英語は、主に以下の2つのコースで構成されています。
- Content-focused コース: 学生が関心を持つテーマを元に、様々なプロジェクトを通じてコンテンツを探求するコースです。「プロジェクトを通して、英語で問題の発見と解決を行う」ことが特徴です。
- 具体例: 全世界向けの日本文化紹介ウェブサイト作成、起業関連プロジェクト、ドキュメンタリー映画制作、海外大学との交流授業、地域研究など。
- Skill-focused コース: Content-focused コースでのプロジェクト実践に必要な英語運用能力を身につけることを目的としています。
- 目的: リサーチ、プレゼンテーション、ディスカッション、ディベート、ネゴシエーションなど、将来プロフェッショナルとして必要な高度な英語能力の養成。
- 特徴: 授業時間外でも活発に学習できるよう、ブログを用いた課題提出やフィードバックなど、オンラインを積極的に活用した体制が整えられています。
SFCは、まずSkill-focused コースとContent-focused コースの両方をバランスよく履修し、その後にContent-focused コースに深く取り組むことを強く推奨しています。これにより、基礎的な英語力を確実に固めた上で、それを実践的に活用する力を段階的に身につけられるようになっています。
プロジェクト英語の授業体制:SFCならではのきめ細かさ
プロジェクト英語の授業は、学生が主体的に学びやすいよう、様々な工夫が凝らされています。
- レベル別授業: TOEFLスコアに応じて、A(450-490)、B(471-535)、C(516以上)の3段階のレベルに分かれており、自分の英語力に合った授業で効果的に学習を進めることができます。
- 充実した授業シラバス: 英語セクションでは、独自のオンライン授業シラバスを作成しています。授業タイプ別、講師別、曜日別、レベル別で一覧できるため、自分が興味を持つテーマや、学びたいスキルに合わせた授業をじっくり選べます。
- 少人数制と活発な議論: 週1回、90分の授業を1学期で2単位として開講。少人数制の授業が多いため、教員やクラスの仲間と密なコミュニケーションを取りながら、活発な議論やグループワークを通じて英語力を磨くことができます。
プロジェクト英語がSFCライフにもたらす3つのメリット
プロジェクト英語の授業で培われる力は、英語力だけに留まりません。それが、皆さんのSFCでの学生生活に、以下のような大きなメリットをもたらします。
- 「学び」と「実践」の融合: 授業で学んだ英語を、すぐにプロジェクトという実践の場で活用できます。これにより、単なる知識の習得ではなく、「英語を使って何ができるか」という具体的な目標を持って学習に取り組むことができます。
- 多様な仲間との協働: 様々なバックグラウンドを持つ学生とグループを組み、プロジェクトを進める中で、協調性やコミュニケーション能力を養うことができます。英語での議論や交渉を通じて、チームで一つの目標を達成する喜びを体験できるでしょう。
- 将来のキャリアに直結するスキル: リサーチ、プレゼンテーション、ディベートといったスキルは、SFCでの研究活動だけでなく、将来社会に出てからプロフェッショナルとして活躍する上で不可欠な能力です。プロジェクト英語は、これらのスキルを学生時代から英語で実践する貴重な機会を提供します。
最後に
SFCの「プロジェクト英語」は、単なる英語の授業ではありません。それは、あなたがSFCで追求したい「志」を、言葉の壁を越えて世界に発信するための、強力な「手段」となるものです。
KOSSUN教育ラボは、SFCの総合型選抜対策を通じて、皆さんの「SFCで何を学びたいのか」という「志」を明確にすることに注力しています。プロジェクト英語でその志を形にし、世界に向けて発信するための第一歩を、SFCで踏み出しましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。