
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の入試は、一般選抜と総合型選抜(AO入試)という二つのルートがありますが、どちらの方式も、単なる知識量ではなく、「未来を創造する力」という点で一貫した傾向を持っています。
今回は、SFCの入試が持つ傾向を分析し、両方式に共通する「問題発見・解決能力」への要求と、合格を掴むための戦略を解説します。
1. 総合型選抜(AO入試)の傾向:問われる「志」の深さと創造性
AO入試は、SFCの教育理念を最も強く反映した選抜方式であり、あなたの個性とポテンシャルに焦点を当てています。
傾向①:学際的で具体的な「志」の要求
SFCは、総合政策学部と環境情報学部の学際的な環境を理解し、「SFCでなければならない理由」を明確に持つ学生を求めます。
- 問題意識の深さ: 単なる興味ではなく、IT、政策、デザインといった分野を融合させて解決したい具体的な「問い」と「未来の構想」が問われます。
- マッチングの重視: あなたの「志」が、SFCの研究会やカリキュラム(言語、データサイエンスなど)とどれだけ深く結びついているかが評価されます。
傾向②:「非点数化能力」の多角的証明
合否は筆記試験の点数ではなく、提出書類と面接によって多角的・総合的に判定されます。
- 創造的な表現: 「志望理由書」の論理性に加え、図やデザインを駆使した「自由記述」を通じて、あなたのアイデアと創造性を視覚的に伝える力が求められます。
2. 一般選抜の傾向:問われる「思考プロセス」と「応用力」
一般選抜は、科目数が少ない代わりに、その科目が持つ思考力への要求が非常に高いという傾向があります。
傾向①:「思考力」を問う小論文
一般選抜の合否を大きく左右するのが「小論文」です。
- 形式: 単なる文章作成能力ではなく、資料を与え、理解力、発想、論理的構成、表現などの総合的能力を問う独自の形式です。これは、知識ではなく、「問題解決の思考プロセス」そのものを評価しようとするものです。
- 例: 過去に出題された「数独」に似たロジックパズルは、知識の暗記ではなく、論理的思考力と柔軟な発想力を測るSFCの哲学を体現しています。
傾向②:戦略的な科目選択と基礎力
一般選抜は「外国語(英語)」と「数学または情報」の2科目と小論文で合否を判定します。
- 理系科目の重視: 数学・情報は、SFCの研究(データ分析、IT)の基礎となるため、特に「統計的な推測」など、論理的思考を問う分野が出題される傾向があります。
3. 合格を掴むための「一貫した対策」戦略
SFCの入試を突破するための最大の戦略は、AO・一般の枠を超えて、「問題発見・解決能力」の軸を確立することです。
- 「志」を全ての対策の軸に: AO入試の自己分析で確立した「志」と「問い」を、一般選抜の小論文で論理的に展開するテーマとして活用しましょう。
- 「論理」と「創造性」の訓練: 独創的なアイデア(創造性)を、小論文や面接で説得力のある論理(ロジック)で支える訓練を徹底することが、SFC合格への最短距離となります。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

