
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の革新的な学びは、学生のためだけに閉ざされているわけではありません。SFCは、その研究成果や最新の知見を社会に還元するため、多様な「公開講座」を提供しています。
これらの公開講座は、SFCの理念である「実学」と「社会貢献」を体現するものであり、一般の方々がSFCの最先端の学びに触れる貴重な機会となっています。
今回は、慶應義塾大学全体およびSFCの公開講座の概要と、それが示すSFCの教育哲学について解説します。
1. 慶應義塾が社会に開く「生涯学習」の機会
慶應義塾大学は、SFC以外にも様々な公開講座を通じて、社会人の知的好奇心に応える「生涯学習」の機会を提供しています。
- 三田演説会: 自分の意思を多数の相手に伝える手段として、福澤諭吉と初期の慶應義塾入門生が始めた伝統的な会合です。毎年、三田演説館で開催されています。
- 小泉信三記念講座: 故小泉信三博士を記念して設けられ、全学的な総合講座として多彩な講師を招いています。原則として学外の方も含め広く公開されており、聴講料無料で参加可能です。
- 日吉キャンパス公開講座: 日吉キャンパスの研究成果を中心として、最新の知識を系統的に提供し、学習意欲の旺盛な社会人の知的欲求を満たす内容の講座を展開しています。
- スポーツ医学研究センター・健康マネジメント研究科主催公開講座: 年1回開催され、「健康」との関わりの中で「スポーツ」や「身体を動かすこと」を広く捉え、日々の生活に役立つ知識や実践方法を学べます。
これらの活動は、「社中協力」の精神に基づき、義塾が社会全体への貢献を使命としていることを示しています。
2. SFC独自の公開講座と「実学」の精神
SFCキャンパスが直接関わる公開講座やイベントも、その学際的な教育理念を反映しています。
- 地域連携と情報発信: SFCは、地域との絆を大切にし、夏祭り「七夕祭」など、近隣住民との交流イベントを多数開催しています。
- 研究成果の公開: SFCの研究活動(IT、政策、デザインなど)は、ORF(Open Research Forum)のような大規模なフォーラムを通じて社会に発信されており、これは実質的な公開講座の役割を果たしています。
3. AO入試への応用:公開講座から学ぶ「SFCの求める志」
SFCの公開講座のテーマを調べることは、AO入試対策において非常に有効な戦略となります。
- SFCの関心領域の把握: 公開講座で取り上げられるテーマは、SFCの教員が「今、社会に最も伝えたいこと」「SFCで最もホットな研究領域」を示しています。これにより、SFCが求める「問題意識」の方向性を具体的に把握できます。
- 「志」との結びつけ: あなたがAO入試で提出する志望理由書や学習計画の中で、SFCの公開講座や研究テーマとの関連性を具体的に示すことで、あなたの「志」がSFCの理念と深くマッチしていることを説得力をもってアピールできます。
最後に
慶應SFCの公開講座は、SFCの教育と研究が社会という現場に深く根ざしていること、そして常に未来を見据えた新しい知を創造し続けていることを示す「社会への窓」です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのAO入試を突破し、この特別なフィールドで未来を創造できるよう、徹底的なサポートを提供します。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

