
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)での4年間の学びの集大成となるのが、華やかな「卒業式」です。この式典は、単に学位を授与される場ではなく、SFCの理念である「問題発見・解決」と「未来創造」を実践し終えた学生たちが、社会へ羽ばたくための厳かな門出を意味します。
今回は、SFC生にとっての卒業式の意味と、卒業を迎えるためにクリアすべき最後の関門「卒業プロジェクト」について解説します。
1. 卒業式の形式と場所:日吉キャンパスでの全塾合同式典
SFCの卒業生は、他の学部とともに日吉キャンパスで行われる全塾合同の式典に参加します。
- 開催時期: 慶應義塾大学の卒業式は、例年3月下旬に日吉キャンパスで開催されます。
- 卒業要件の確認: 卒業式に先立ち、3月上旬に秋学期後半・秋学期科目の成績発表と同時に卒業発表が行われます。
SFCでの自由で実験的な学びを終えた学生たちは、慶應義塾の伝統的なシンボルである日吉キャンパスに集い、「社中」の一員として新たな旅立ちを迎えることになります。
2. SFC卒業の核心:「卒業プロジェクト」の完成
SFCでの学びを終え、卒業資格を得るための最後の、そして最も重要な要件は、「卒業プロジェクト」(卒プロ)の完成です。
- 卒業プロジェクトの役割: SFCでは、「研究会」を中心とする学習の成果として、すべての学生が卒業までに論文の執筆や作品の制作などを行います。これは、これまで培ってきた創造性と先端性を駆使し、自らの「未来創造の成果」を生み出すプロジェクトです。
- 最終要件: 卒業するためには、「卒業プロジェクト2」(最終学年2学期目)の単位を修得しなければなりません。この単位は、提出された研究成果物に基づき、評価・認定を受けます。
卒業プロジェクトの成功こそが、SFCの教育理念を体現し、「未来を創造する力」を身につけたことの最も確かな証明となります。
3. 卒業要件の厳格さ:124単位以上の修得
卒業プロジェクトの修得に加え、卒業するためには、8学期以上在学し(休学期間を除く)自由科目を除いて124単位以上を修得することが必須です。
これは、SFCの自由なカリキュラムの中で、学生が自律的に学びの計画を立て、研究に必要な基盤科目(言語コミュニケーション、データサイエンス、情報技術基礎など)や先端科目を計画的に履修してきた結果が問われるものです。
最後に
慶應SFCの卒業式は、単なる終了のセレモニーではありません。それは、あなたがSFCで得た「問題発見・解決能力」と「創造性」という武器を手に、社会という広大なフィールドでの挑戦を始める「未来のスタートライン」に立つ日です。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがAO入試を突破し、SFCの学びを最大限に活かして卒業プロジェクトを成功させ、晴れて日吉キャンパスの卒業式で羽ばたく未来を心より応援しています。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

