
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。「慶應SFCに合格するためには、何が必要なの?」 「他の大学のように、偏差値や評定平均だけで合否が決まるの?」
SFCの入試は、特に総合型選抜(AO入試)において、その選考基準が独特であるため、こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。SFCの合格基準は、従来の学力試験の点数だけでは測れない、より本質的な能力にあります。
今回は、SFCの募集要項や教育理念を基に、SFCが本当に重視している「合格基準」を3つに絞って解説していきます。これらの基準を理解することは、SFC合格への道を切り拓くための重要な鍵となります。
1. 「問題発見・解決能力」と「創造性」
SFCの入試の根幹にあるのは、この2つの能力です。SFCは、現代社会が直面する多岐にわたる複雑な問題を、自ら発見し解決できる人材を求めています 。
- 学際的なアプローチ: 総合政策学部と環境情報学部は、個別学問の枠組みを越え、複数の学問分野の知識を総合する視点を重視しています 。合格のためには、特定の分野の知識だけでなく、多様な視点から物事を捉え、新しい発想で解決策を創造できる力が必要です 。
- 独自のビジョンとアイデア: 環境情報学部は「独自のビジョンとアイデアに基づく挑戦」を、総合政策学部は「未来を切り拓くための有効な政策」を考えることを重視しています 。出願書類では、あなたがどのようなビジョンを持ち、それをSFCでどう実現したいのかを明確にすることが求められます。
2. 「SFCで何を学びたいのか」という明確な「志」
SFCの入試は、受験生と大学が互いに望ましい「マッチング」を創り出すための場であると定義されています 。そのため、合格にはSFCへの強い「志」が不可欠です。
- 明確な問題意識とテーマ: SFCは、それぞれの学部の理念や内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことを学びたい」というあなた自身の「問題意識」や「テーマ」を持って入学してくれることを期待しています 。
- 情熱と自己実現への意欲: AO入試においては特に、本学の理念や教育内容を理解し、SFCへの入学を強く志し、「より高いレベルでの自己実現を図ろうとする情熱と明確な志望」を持った人が期待されています 。
3. 多様で突出した「活動実績」
SFCの入試は、筆記試験によらず書類選考と面接によって多面的・総合的に評価されます 。これは、あなたの学業成績だけでなく、学業以外の活動も重要な合格基準であることを意味します。
アピールすべき成果の例: 募集要項では、学術・文化・芸術・スポーツでの研究やコンクールでの活動、外国語能力やコンピュータ技術、社会奉仕活動、自由研究など、多岐にわたる成果が挙げられています 。
学業以外の諸成果: 中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した「学業ならびに学業以外の諸成果」が評価されます 。
最後に
慶應SFCの合格基準は、従来の入試のように「何点取れば合格」という単純なものではありません。
それは、あなたが持つ「問題発見・解決能力」と「創造性」を、「SFCで何を学びたいか」という明確な「志」と、「これまでの活動実績」を通じてどれだけ説得力のある形で表現できるか、ということに集約されます。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCの合格基準を深く理解し、AO入試という独自の選考方法を突破できるよう、徹底的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。