こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「SFC」と聞いて、その自由で先進的な学風に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、いざSFCのことを調べてみると、「学部は2つ(または3つ?)あるけど、学科はどうなっているんだろう?」と疑問に思うかもしれません。

実はSFCの学びは、一般的な大学の「学科」の枠にとらわれない、非常にユニークな特徴を持っています。今回は、慶應SFCの各学部とその学習スタイル、そしてなぜSFCが「領域を超える新しい学び」を提供できるのか、その魅力に迫ります。

この記事が、あなたのSFCへの理解を深め、将来の学びの選択に役立つことを願っています。


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)は、主に以下の2つの学部で構成されています。

そして、それぞれの学部には「総合政策学科」と「環境情報学科」という各1つの学科が設置されています。

「え、たった1つの学科?」と驚かれるかもしれません。しかし、これこそがSFCの学びの最大の特徴であり、強みなんです。

総合政策学部は、「既存の学問を解体し、21世紀の実学を創造」という理念のもと、現代社会の複雑な問題を自ら発見し、解決できる人材の育成を目指しています。

ここでは、政治、経済、法律、社会、メディア、国際関係など、様々な分野を横断的に学び、政策立案や戦略構築といった視点から問題解決に取り組みます。特定の専門分野に限定されず、幅広い知識と多角的な視点から、社会の「仕組み」をデザインする力を養います。

環境情報学部もまた、「既存の学問を解体し、21世紀の実学を創造」という共通の理念を持ち、先端科学とテクノロジーを前提に、未来のグローバル社会を創造できる人材の育成を目指しています。

この学部では、情報科学、生命科学、デザイン、建築、メディアアートなど、理系・文系を問わない幅広い分野を横断的に学びます。テクノロジーを駆使して、環境問題の解決、新たなメディアの創造、社会システムの設計など、実践的なアプローチで未来を創る力を身につけます。


SFCの学部が「1学部1学科」というシンプルな構成になっているのは、伝統的な学問分野の枠にとらわれず、学生が自らの興味や問題意識に基づいて自由に学びをデザインできるようにするためです。

SFCでは、以下の5つの「問題発見・解決領域」が設定されており、学生はこれらを横断しながら、自身の研究テーマを深めていきます。

この領域分けはあくまで学びの指針であり、それぞれの領域が独立しているわけではありません。たとえば、AIを活用した地域活性化に取り組む学生は、「デザイン、情報、テクノロジー」と「社会、政治、経済」の領域を横断的に学ぶことになるでしょう。

つまり、SFCにおける「学科」は、専門性を細分化する役割ではなく、学生が「自らの問い」を追求するために、既存の学問領域を自由に組み合わせ、新しい学際的な分野を創造していくための土台となっているのです。

SFCは、湘南藤沢キャンパスという立地で、総合政策学部と環境情報学部が共同で先進的な学びを提供していますが、実はもう一つ、SFCに隣接するキャンパスに看護医療学部があります。

看護医療学部は、「保健・医療・福祉を一体化できる先導者を育成」することを目的とし、看護の可能性を広げるために、時代や世界への視点、そして総合大学の特徴を活かした幅広い学びを提供しています。

総合政策学部や環境情報学部とは異なる専門分野ですが、SFCという同じキャンパスで学ぶことで、SFCが持つ先進的なテクノロジーや学際的な視点を取り入れた看護学の研究・実践が可能となり、新たな医療の未来を切り拓く可能性を秘めています。

慶應SFCの「学科」は、一般的な大学の学科とは異なり、あなたの興味や問題意識を追求するための、言わば「学びのプラットフォーム」です。総合政策学部と環境情報学部、それぞれの「学科」は、従来の学問分野の垣根を超え、あなたが自ら問いを立て、未来を創造するための無限の可能性を秘めています。

SFCへの入学は、あなたの「志」を形にするための最高の環境に身を置くことを意味します。KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで何を学びたいのか」「SFCで何をしたいのか」という「志」を明確にし、SFCの独自の入試制度を突破するための強力なサポートを提供しています。

ぜひ、あなたの「志」をSFCで見つけ、未来を切り拓く一歩を踏み出しましょう。、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。