
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「SFC」と聞くと、現役の高校生や若者が中心のイメージを持つかもしれません。しかし、SFCの教育は、社会でキャリアを積み、明確な問題意識を持つ「社会人」にも広く門戸を開いています。特に大学院「政策・メディア研究科」では、社会人向けの特別な入試制度を用意しており、在職しながら博士号の取得を目指すことも可能です。
今回は、SFCの大学院における社会人入試に焦点を当て、その出願資格、入試制度、そしてキャリアを活かして大学院で学ぶことのメリットを徹底的に解説していきます。
この記事が、皆さんのキャリアプランをさらに広げ、SFCというフィールドで新しい未来を創造する一助となることを心より願っております。
SFCの社会人入試:大学院で専門性を高める道
SFCの大学院「政策・メディア研究科」では、社会人のための出願方式を複数設けています。これは、社会経験を通じて培われた実践的な知識や問題意識を、学術的な研究と結びつけることを重視しているためです。
修士課程 社会人出願
- 出願資格: 出願時において大学を卒業後2年以上経過している者が対象です 。
- 入試の特徴: 修士課程の社会人出願は、在職しながら修士号取得を目指す後期博士課程社会人コースとは異なります 。入試時に社会人であることが考慮されます 。
後期博士課程 社会人コース
- 出願資格: 大学院修士課程を修了した者、または大学を卒業後5年以上の在職経験を持つ者が対象となります 。
- コースの特徴: このコースは、在職したまま博士号の取得を目指すことができます 。通常必要な博士学位取得要件の一部が免除されるなど、多忙な社会人が研究に集中できるような配慮がなされています 。
社会人がSFCの大学院で学ぶ3つのメリット
キャリアを一時中断して大学院に入学することに、不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、SFCの大学院で学ぶことは、皆さんのキャリアと人生に以下のような大きなメリットをもたらします。
- 実務経験を「研究」へと昇華させる: SFCの大学院には、社会人としての実務経験を「研究」へと結びつけるための多様なプログラムがあります 。日々の業務で感じていた課題や疑問を、学術的な視点から深く掘り下げ、その解決策を創造する力を養うことができます。
- 多様なプロフェッショナルとのネットワーク: SFCの大学院には、社会人経験を持つ学生や、多種多様なバックグラウンドを持つ教員が多数在籍しています。彼らとの活発な議論や共同研究を通じて、異分野の専門家とネットワークを築くことができます。これは、将来のキャリアにおいて、かけがえのない財産となるでしょう。
- 柔軟な研究体制と手厚いサポート: 社会人コースでは、在職しながら研究を進めるための柔軟な体制が整っています 。また、SFCの教員とのオンライン面談などを通じて、出願前から研究計画について十分な討議を行い、内諾を得ておくことが出願の条件となります 。これにより、入学後も安心して研究に取り組める環境が確保されます。
社会人入試の合格に向けた対策
SFCの大学院の社会人入試は、単なる知識の有無を問うものではありません。以下の点を意識して準備を進めましょう。
- 明確な研究テーマの設定: 「志望理由書」や「研究計画書」では、なぜこの研究をSFCで行いたいのか、その背景にある社会的な課題や、自身のキャリアとの関連性を具体的に記述することが求められます 。
- 教員との事前のコンタクト: 出願に先立ち、希望するプログラムの研究科委員と事前に連絡を取り、研究内容について討議し、内諾を得ておくことが出願の条件です 。これは、あなたの研究計画がSFCで実現可能かどうかを確認するための重要なプロセスです。
- 提出書類の徹底した準備: 志望理由書、研究計画書、履歴書、在職証明書など、多くの書類の提出が求められます 。特に、後期博士課程では「新規授業科目企画書」や「業績書」の提出が必要となります 。いずれも、あなたの思考力や専門性、そしてこれまでの実績を総合的に評価するための重要な資料です。
最後に
SFCの大学院は、社会人としての貴重な経験と問題意識を、新しい「知」の創造へと繋げるための最高のフィールドです。
「社会人」という肩書は、SFCではハンディキャップではなく、むしろ大きな強みとなります。KOSSUN教育ラボは、皆さんがその強みを最大限に活かし、SFCの大学院という舞台で新しい未来を創造できるよう、徹底的にサポートします。
SFCへの挑戦に不安を感じている方は、ぜひ一度、無料相談にお越しください。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。