
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の学びは、常に既存の学問領域を超え、新しい「知」を創造することを目指しています。その最先端のテーマの一つが「脳科学(神経科学)」です。SFCでは、この複雑な分野を、工学や心理学、身体運動といった多様な視点と融合させながら探究しています。
今回は、SFC環境情報学部で展開されているユニークな「脳科学」研究を例に、その魅力と、あなたがSFCで挑戦できる可能性について解説していきます。
1. SFCが定義する脳科学:学際的な「NeuroMusic」
SFCにおける脳科学は、従来の医学や生物学の枠に留まりません。その象徴の一つが、「音楽神経科学(Neurosciences and Music: NeuroMusic)」という研究テーマです。
この研究は、「ヒトの脳・身体に、なぜ音楽を楽しむ能力が備わっているのか」という根源的な問いを解き明かすことを目指しています。
- 学際性の融合: 脳科学(神経科学)は本質的に学際的な分野であり、本研究室では、工学、生理学、心理学、計算理論など、様々なバックグラウンドの知識を融合させています。
2. SFCの研究スタイル:自ら実験し、データを解析する実践性
SFCで脳科学を学ぶ最大の魅力は、その実践的な研究スタイルにあります。学生は、単に講義を受けるだけでなく、自ら計画した脳計測実験をもとにグループや個人で研究活動を進めます。
最先端の計測技術と解析
研究室では、脳活動の計測法として、脳磁界計測法(MEG)や磁気共鳴画像法(MRI)など無侵襲な手法を利用しています。
研究テーマは、脳機能計測、脳情報解析、生体信号処理といった、データサイエンスと工学の知見を必要とする分野が中心です。
研究会での学び
研究会の授業は、前半に関連する論文の発表や書籍の輪読を行い、後半に脳情報の計測手法や解析手法の講義を受けて、実際に実験で使用する感覚刺激の作成や解析を行うなど、実践的な活動に重点を置いています。
3. AO入試への応用:あなたの「志」とSFCの融合を示す
SFCへのAO入試(総合型選抜)で脳科学をテーマにしたい受験生は、このSFC特有の学際性と実践性を意識して「志」を磨く必要があります。
- 「なぜSFCの脳科学か」を明確に: なぜ医学部や理工学部の脳科学ではなく、SFCの情報、心理、工学が融合した環境で研究したいのかという「問い」を明確にしましょう。
- 工学やデータ分析への意欲を示す: 単なる興味だけでなく、脳機能計測や情報解析といった実践的な手法を学ぶ意欲と、それに必要なデータサイエンスやプログラミングの基礎力をアピールすることが重要です。
最後に
慶應SFCの脳科学は、音楽や身体といった日常に遍在するテーマを切り口に、情報科学と融合させながら、ヒトの本質に迫ろうとするフロンティアです。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがこのSFCの先進的な環境で、自身の「志」を実現できるよう、AO入試対策を徹底的にサポートします。あなたの「脳」への探究心を、SFCで形にしてみませんか。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。