
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)の教育理念は、グローバルな問題を発見し解決することにあります。この目標を達成するため、「言語コミュニケーション科目」はSFCのカリキュラムにおいて、ITやデータサイエンスと並ぶ研究に不可欠な「基盤」として位置づけられています。
今回は、SFCでどのような言語が、どのような方法で学べるのか、そしてそれがあなたの研究にどう繋がるのかを、カリキュラムの特徴を基に解説します。
1. 言語コミュニケーション科目の位置づけと目的
SFCでは、外国語教育を「言語コミュニケーション重視の観点」から捉え、すべてのSFC生が学ぶべき「基盤科目」の核としています。
- 目的: 留学や卒業プロジェクトに必要な言語・思考法・技法を意識しながら履修計画を立てられるよう、学びを支援します。
- 求められる能力: 単なる日常会話ではなく、文献読破や論文執筆、討論や交渉、フィールドワークやプレゼンテーションで活用できるような、高度な外国語能力を身につけることを目指します。
2. SFCが提供する多言語と集中型の学習スタイル
SFCでは、多様な言語が開講されており、学生は自分の興味や研究テーマに合わせて言語を自由に選択できます。
開講されている主な言語
英語に加え、以下の多様な言語が開講されています:
- マレー・インドネシア語
- アラビア語
- 朝鮮語
- スペイン語
- ドイツ語
- フランス語
- 中国語
- ロシア語
- イタリア語
- 日本語
集中的な学習形式
これらの言語の多くは、少人数で週4コマ集中して習得していく「インテンシブ」な形式で提供されています。この集中学習により、実社会で通用する運用能力を効率よく培います。
実践を伴う科目群
高度な運用能力を補強するため、以下の実践的な科目も用意されています:
- 「スキル」: テーマ別授業で、特定の技能を強化します。
- 「海外研修」: 現場を体験し、語学力を実践の場で試します。
3. 言語履修の戦略:「問題解決」への接続
SFCの言語履修は、進級要件を満たすだけでなく、あなたの研究テーマに直結させるべき「戦略」です。
- 進級条件との連携: 言語コミュニケーション科目は、卒業に必要な単位であり、特に3学年への進級(4学期以上在学)には8単位以上の修得が必須です。計画的に履修し、基礎力を固めましょう。
- 研究テーマとの接続: あなたの「志」が、特定地域の社会課題解決にある場合、その地域の言語(例:中国語、マレー語など)を習得することが、研究の手段となります。AO入試の提出書類で、この「言語習得の戦略」を明確に示せると、志望理由の説得力が増します。
最後に
慶應SFCにおける言語習得は、単なる知識ではなく、あなたの「問題発見・解決能力」を世界に拡張するための「グローバルな実行力」です。SFCの自由なカリキュラムを最大限に活用し、言語を武器に世界的な課題に挑戦しましょう。
KOSSUN教育ラボは、皆さんのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

