
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFC(湘南藤沢キャンパス)は、その教育やキャンパス全体が「面白い」「ユニークだ」と評されることが非常に多い大学です。この「面白さ」は、単なる表面的なものではなく、SFCが日本の大学教育において「未来を創造する」という理念を貫いてきた、革新的な哲学に基づいています。
今回は、SFCのユニークさ、すなわち「面白い点」を3つの柱に分けて解説し、なぜSFCが「日本の知の実験場」と呼ばれるのかを紐解きます。
1. 学びの設計:既存の枠組みを破壊する「学際性」
SFCの最も面白い点は、伝統的な学問分野の常識を意図的に壊していることです。
- 文理の垣根を越える学部構造: 総合政策学部も環境情報学部も、それぞれ一つの学科しかありません。これは、学生が文系・理系の枠に縛られず、政策、IT、デザイン、生命科学といった分野を自由に融合させ、自らの問題意識に応じて「学びをデザイン」できるようにするためです。
- 「アスペクト」という新しい道標: 科目が多すぎるために履修に迷う学生のために、「アスペクト」という、研究や授業を構成する諸側面を「見える化」した独自の仕組みを導入しています。これは、学生が自分の興味から、思わぬ分野の科目や研究会を「発見」するためのユニークなシステムです。
- 「卒業プロジェクト」への一貫性: 最終的な集大成である「卒業プロジェクト」に向けて、学生は1年生から研究会に所属し、教員と対等なパートナーとして問題発見・解決に取り組みます。
2. 環境の設計:「ないものはつくる」創造性のインフラ
SFCのキャンパス環境は、そのユニークな学びを支えるために、徹底的に「創造的」に設計されています。
- 自然とテクノロジーの融合: 広大な自然に囲まれた敷地は「田舎」と評されることもありますが、その中には3Dプリンタや映像・音響スタジオなど、学生のアイデアを形にするための最先端の設備が整っています。
- 「ベータヴィレッジ」などの実験空間: 共に生活しながら研究を進める「ベータヴィレッジ」のように、学びと生活が一体となったユニークな施設があり、「24時間キャンパス」として学生の熱中を許容する環境です。
3. 入試の設計:「変人」を歓迎する選抜システム
SFCの最もユニークで面白い点は、学生選抜の思想です。
- AO入試(総合型選抜): 日本で初めてAO入試を導入したSFCは、筆記試験の点数ではなく、「志」の深さ、問題発見能力、そして創造性を多面的に評価します。
- 「自由記述」という挑戦: 提出書類には、文章だけでは伝えきれないアイデアを図やデザインで表現する「自由記述」スペースがあります。これは、受験生に「あなたのユニークな発想を、視覚的・創造的に示せ」と挑戦を促す、SFCならではの面白い仕組みです。
- 「数独問題」が示す哲学: 過去の一般選抜で数独に似たロジックパズルが出題されたように、SFCは、知識そのものではなく、論理とひらめきを駆使して未知の問題を解決する「思考プロセス」を評価しようとします。
最後に
慶應SFCの「面白さ」は、その自由な環境の中で、学生一人ひとりが「新しい未来を創り出す」という、真に挑戦的な目的を持っていることにあります。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのこのユニークな哲学を深く理解し、AO入試であなたの「創造的な個性(変人性)」を最大限にアピールできるよう、戦略的なサポートを提供します。
あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。