
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCの入試や学びは、その自由度ゆえに「いつまでに何をすべきか」という時間の感覚が、他の大学とは異なります。特に、「1ヶ月」という限られた期間をどう使うかが、AO入試の合否、そして入学後の充実度を大きく左右します。
今回は、SFCでの成功を掴むために、この「1ヶ月」という期間をどのように戦略的に活用すべきかについて解説していきます。
1. 受験戦略:AO入試における「1ヶ月」の重要性
SFCの総合型選抜(AO入試)において、出願書類の準備期間は、まさに知恵と情熱を凝縮する「1ヶ月」です。
AO入試直前の1ヶ月で何をすべきか
AO入試の出願書類(志望理由・学習計画・自己アピール、活動報告など)は、一夜漬けで完成できるものではありません。しかし、直前の1ヶ月で書類のクオリティを劇的に高めることは可能です。
- 「志」の最終言語化と推敲: これまでに培ったあなたの「問題意識」や「テーマ」を、SFCの理念と結びつけて、最も説得力のある文章に磨き上げます。特に、日本語2000字以内、英語4000字以内という制限の中で、熱意と論理性を両立させることが重要です 。
- 「自由記述」の完成: A4サイズ2枚以内の「自由記述」は、あなたの創造性や構想力を可視化する最後のチャンスです。この1ヶ月で、ビジュアル要素を練り込み、文章では伝えきれないアイデアを具現化させます 。
- 推薦者・評価者との最終確認: 評価者2名による評価が完了しなければ、オンライン申請は完了できません 。締切直前に慌てないよう、1ヶ月前には依頼を完了し、評価者の方に余裕を持って対応してもらうようにしましょう。
AO入試の出願期間はタイトであり、特に郵送が必要な書類(調査書など)は、高校への依頼や準備に時間がかかります。1ヶ月の期間を逆算し、計画性をもって動くことが、出願の成否を分けます。
2. 入学後の生活:SFCの「1ヶ月」で身につけるべきこと
SFCの入試を突破し、入学した後も、「1ヶ月」という期間は非常に重要です。SFCの自由な環境を最大限に活かすためには、最初の1ヶ月で「自主性」と「計画性」を確立することが求められます。
入学後の最初の1ヶ月で取り組むべきこと
- 履修計画の「軸」を定める: SFCのカリキュラムは「ゆるやかな学年進行」が特徴であり、自分で学びをデザインする必要があります 。最初の1ヶ月で、必修となる「総合政策学」または「環境情報学」などの基盤科目の履修はもちろんのこと、興味のある研究会や先端科目に向けた、4年間の大まかな学習計画の「軸」を定めましょう。
- 多様な情報収集とリソース活用: SFCには、最先端の「メディアセンター」(図書館)や「湘南藤沢情報センター(KIC)」、そして様々な研究施設があります。最初の1ヶ月で、これらのリソースを使いこなす方法を学び、情報技術基礎科目などを通じて基本的なデジタルスキルを固めることが重要です。
- 「人間関係」の基盤を築く: SFCでは、クラス単位での学びの機会を大切にしています 。同じクラスの仲間との交流や、ウェルネス科目(体育)などを通じて、多様な背景を持つ友人との絆を築きましょう。この人間関係こそが、SFCでの学びを深める土台となります。
最後に
慶應SFCにおける「1ヶ月」は、単なる時間の区切りではありません。それは、あなたの「志」と「ポテンシャル」を凝縮し、未来を切り拓くための「戦略的な期間」です。
AO入試の直前であれ、入学直後であれ、この期間を自主性と計画性をもって行動できるかどうかが、SFCでの成功を左右します。
KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCの入試と入学後の生活の両方で、この「1ヶ月」を最大限に活かせるよう、徹底的なサポートを提供します。あなたのSFC合格への挑戦を、心よりお待ちしております!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。