
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学SFC(総合政策学部・環境情報学部)には、通常の4年間(8学期)ではなく、3.5年(7学期)で卒業できる「早期卒業制度」が存在します。
この制度は、単に「早く終わらせる」ためのものではなく、優秀な成績を収めた学生が、次のステージ(就職や海外・国内大学院進学)へスムーズに移行することを支援するために設計されています。
1. 制度の目的とメリット
SFCが早期卒業を推奨する主な理由は、学生のキャリアにおける「空白期間」の解消です。
- 9月入学者の4月就職を支援: 秋学期に入学した学生が3.5年で卒業することで、日本の一般的な入社時期である4月に合わせることができます。
- 4月入学者の海外大学院進学を支援: 春学期に入学した学生が3.5年で卒業(9月卒業)することで、欧米の大学院の秋学期入学にそのまま接続できます。
- 慶應大学院(政策・メディア研究科)への接続: 早期卒業確定後、そのままSFCの大学院へ進学するケースも多く、学部3.5年+修士1.5年の計5年で修士号を取得する道も開かれています。
2. 早期卒業のための「申請要件」と「卒業条件」
早期卒業を勝ち取るには、学業においてトップクラスの成果を出し続ける必要があります。
申請のタイミング
- 対象者: 申請学期の4学期前に入学した第3学年1学期目の学生(3年生の春または秋)。
- 申請時期: 春学期は7月上旬〜8月上旬、秋学期は1月上旬〜2月上旬頃。
主要な条件(ハードルは高い!)
- 言語検定試験のクリア: TOEFL(iBT) 80点以上など、母国語以外の言語について高い基準を満たす必要があります。
- 優秀な成績(GPA): 「研究プロジェクト科目」のGPAが3.30以上(申請時)および3.50以上(最終判定時)であること。
- 研究成果: 「卒業プロジェクト2」の評価が**最高ランクの「S」**であること。
- 顕著な研究成果: 査読付き論文の採録、学術書の出版、または認知されたコンテストでの上位入賞などのエビデンスが求められます。
3. 注意すべきポイント
- 「修士4年一貫プログラム」との併用不可: 学部3年+修士1年で修了を目指すプログラムの参加者は、この制度の対象外となります。
- 休学・留学の影響: 休学や留学により3.5年(7学期)で卒業できなくなった場合、原則として資格を喪失し、通常の4年制(標準学則)に戻ります。
- 学費の扱い: 半年早く卒業するため、その分学費が抑えられますが、密度の濃い履修計画が求められます。
⚠️ 必ず公式情報を確認してください
早期卒業の要件や申請スケジュールは細かく、変更される可能性があります。申請を検討している学生は、必ず慶應義塾大学塾生サイト(SFC総環)やK-supportで最新の募集要項や「言語検定試験の基準」を自ら確認してください。
最後に
3.5年卒業は決して楽な道ではありませんが、圧倒的なスピード感で研究を進め、いち早く社会や高度な研究の場に出たいと願う「志」の高い学生にとって、最高のチャンスです。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

