こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

SFCの魅力は、その先進的な教育と自由な学風にあるとよく言われますが、具体的にどのような学びが提供されているのか、その核となる「カリキュラム」について深く知りたいと思いませんか?

SFCのカリキュラムは、一般的な大学のそれとは一線を画し、学生一人ひとりが自らの「問い」を追求し、未来を創造する力を養うことに重点を置いています。

今回は、2014年度からバージョンアップされたSFCのユニークなカリキュラムの全貌と、それがどのように皆さんの成長をサポートするのかを徹底的に解説していきます。

この記事が、あなたのSFCでの学びのイメージをより具体的にし、入学への意欲を一層高める一助となることを心より願っております。


SFCのカリキュラムは、「研究会」と「卒業プロジェクト」を中心に据え、これらに向けた導入や強化のための授業科目群によって構成されています。これは、SFCが「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく、「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる「未来の先導者」を育成することを目指しているからです。

カリキュラムの全体像とコンセプト

2014年度からのカリキュラムは、SFCの基本理念である「研究会を中心に据える」という点は継続しつつ、学生がより強固な基礎力を身につけられるようバージョンアップされました。

開講科目は「基盤科目」と「先端科目」の二つに大きく区分され、それぞれの科目の位置づけが明確になっています。また、社会の要請に応えるため「開講形態の多様化」にも柔軟に対応しています。

SFCのカリキュラムには、学生が主体的に学び、成長するための様々な工夫が凝らされています。

1. クラスを中心とした仲間づくりと可能性の発見

SFCでは、クラス単位での学びの機会が重視されています。同じクラスの仲間と、外国語、情報技術基礎、データサイエンス、ウェルネスといった科目を共に学ぶ中で、4年間の大学生活を共にする仲間との絆を培うことができます。

さらに、このクラスでの活動を通じて、自身の学びの可能性を発見し、再発見できる機会が設けられています。各クラスには2名の教員がクラス担任としてつき、皆さんの大学生活をサポートしてくれます。

2. ゆるやかな学年進行

ごく一部の科目を覗き、SFCの授業科目は学年別に設定されていませんこれは、学年ごとに基礎から専門へと積み上げる従来のスタイルとは異なり、すべての科目がフラットに配置されているため、学年に関わらず自分自身の学習・研究に必要な科目を必要な時に履修できるという大きな特徴です。

例えば、1年生から興味のある専門科目を履修することもできますし、4年生になってから改めて基礎的な科目を学び直すことも可能です。これにより、学生一人ひとりの学びのペースや興味に合わせた、柔軟な学習計画を立てることができます。

3. 研究会から卒業プロジェクトへの道案内

SFCの学びの中心は、まさに「研究会」です。原則として2年生から、一学期に最大6単位まで研究会を履修できますが、本人の能力次第では1年生からでも履修することが可能です。

研究会では、教員が一方的に知識を教えるのではなく、学生を「対等なパートナー」として期待し、大学院生、学部生が一体となって協働的な研究体制を推進しています。企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動に学生が直接参加し、実社会の問題に取り組むことで、高度な専門性と実践力を身につけます。

そして、この研究会での学びの集大成が「卒業プロジェクト」です。自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、論文の執筆や作品の制作など、研究成果としてふさわしいものをまとめ上げます。

また、自分に合った研究会を見つけるための「アスペクト」と呼ばれる道案内の仕組みも導入されています。これは、授業科目と研究会の結びつきを「見える化」し、これまで視野に入ってこなかった研究会や科目を発見できるように工夫されたものです。

4. 4学期制に対応した授業配置の導入

慶應義塾大学では、2014年度から4学期制と2学期制を併用した学事日程が導入されました。SFCもこれに対応し、春学期と秋学期のそれぞれ前半・後半に科目を配置することで、短期間に集中して学習に取り組める科目を設置しています。

これにより、海外留学やフィールドワークなど、大学を離れて活発に活動することを支援する環境が整えられています。学期途中で長期の活動に参加しても、学業に支障が出にくい柔軟な体制が魅力です。

5. 「基盤科目」と「先端科目」による体系的な学び

SFCの授業科目は、「基盤科目」と「先端科目」に大別されます。

慶應SFCのカリキュラムは、学生が受け身で知識を学ぶのではなく、自ら問題を発見し、解決策を創造する「未来の先導者」となるための設計図です。

「研究会」と「卒業プロジェクト」を中心に、自由度の高い科目選択、多様な仲間との協働、そして最先端の環境が、あなたの知的好奇心を刺激し、かけがえのない学びの経験を提供します。

KOSSUN教育ラボは、SFCのこのユニークなカリキュラムの魅力を最大限に理解し、あなたの「志」がSFCの求める人材像と合致するよう、総合型選抜(AO入試)対策を徹底的にサポートします。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。