
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学には、国内最大級の「三田祭」をはじめ、各キャンパスで学生が主体となって創り上げる、個性豊かな学園祭が存在します。その中でも、湘南藤沢キャンパス(SFC)は非常にユニーク。なんと、SFCには学生が企画・運営する大規模な学園祭が年に2回もあるのです。
それは、夏の風物詩「七夕祭(たなばたまつり)」と、知の祭典「秋祭(あきまつり)」。
この二つの学園祭は、SFCが持つ「地域に開かれたコミュニティ」としての一面と、「最先端の研究拠点」としての一面、その両方の魅力を映し出す鏡のような存在です。この記事では、SFCの活気と熱気に触れられる2つの学園祭について、その特徴と楽しみ方を徹底的にご紹介します。
夏の風物詩、地域と繋がる「七夕祭」
【開催時期】 毎年7月上旬の週末 【キーワード】 夏祭り、エンターテイメント、地域交流、花火
「七夕祭」は、SFCの夏のはじまりを告げる一大イベントです。その雰囲気は、まさに日本の伝統的な「夏祭り」。サークルや研究会が趣向を凝らした模擬店を立ち並べ、特設ステージではバンド演奏やダンスパフォーマンスが繰り広げられ、キャンパスは一日中、活気と熱気に包まれます。
七夕祭の魅力
- 手作り感あふれる企画: 学生たちが主体となり、企画から運営まで全てを行います。SFC生らしいクリエイティビティと遊び心に満ちた企画が満載です。
- 地域に開かれたお祭り: 在学生だけでなく、近隣に住む家族連れや子どもたちも数多く訪れます。SFCが地域コミュニティの一員として、その繋がりを大切にしていることが感じられる温かい雰囲気です。
- 最大の見どころは「打ち上げ花火」: 七夕祭のフィナーレを飾るのは、SFCの広大なグラウンドから打ち上げられる約1,000発の花火です。驚くべきことに、この花火は学生サークル「花火師会」のメンバーが中心となって企画・実施しています。「自分たちの手で祭りの最後を飾りたい」という学生の情熱が、SFCの夜空に大輪の花を咲かせます。
※2025年度の七夕祭は7月5日・6日に開催されました。来年の夏、SFCの熱気を体感したい方はぜひご来場ください。
知の祭典、学びを披露する「秋祭」
【開催時期】 毎年10月頃 【キーワード】 研究発表、学びの成果、未来のSFC生、アカデミック
夏の七夕祭が「お祭り」ならば、秋に開催される「秋祭」は「知の祭典」です。この学園祭の主役は、SFCの学びの核である「研究会(ゼミ)」。学生たちが一年をかけて取り組んできた研究の成果を、社会に向けて発信する最大のショーケースとなっています。
秋祭の魅力
- SFCの「学び」を体感: AI、自動運転、社会デザイン、国際紛争、バイオテクノロジーなど、多種多様な研究会がブースを出展し、研究内容を分かりやすく紹介します。デモンストレーションや体験型の展示も多く、SFCで一体どのような学びが展開されているのかを肌で感じることができます。
- 未来のSFC生は必見: SFCへの進学を考えている受験生にとって、秋祭は最高の情報収集の場です。在学生に直接、研究内容や日々の学習について質問できるため、大学案内だけではわからないSFCのリアルな姿を知ることができます。
- 学術性とエンタメの融合: 研究発表がメインでありながら、もちろん模擬店やステージ企画もあり、学園祭としての楽しさも満載です。SFCらしい、アカデミックな雰囲気と学生文化が融合した独特の空気を楽しめます。
学園祭を支える「学生主体」の精神
七夕祭も秋祭も、企画・運営の中心はすべて「湘南学祭実行委員会」という学生団体です。協賛金の交渉から、企画の立案、当日の警備や運営まで、そのすべてを学生たちの手で行います。
この「学生主体」の精神こそ、SFCの教育理念である「問題発見・解決」の実践の場そのものです。「学園祭を成功させる」という大きなプロジェクトを通して、学生たちは教室では学べない多くの経験を積み、成長していきます。
最後に
エンターテイメントと地域交流の「七夕祭」、そして学びの成果を社会に問う「秋祭」。この二つの顔を持つ学園祭は、SFCの多様性と活気を象徴しています。
SFCというキャンパスが持つエネルギーを最も感じられるこの2つのイベントに、ぜひ一度足を運んでみてください。未来を創る学生たちの熱気が、あなたを待っています。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。