こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

SFCのカリキュラムや授業内容に加えて、皆さんが気になるのは「SFCの学生は、普段どんなスケジュールで大学生活を送っているのだろう?」ということではないでしょうか。

一般的な大学の「前期・後期」という2学期制とは一線を画す、SFCのユニークな学事日程は、学生一人ひとりが主体的に学びを設計し、多様な活動に挑戦することを可能にしています。

今回は、SFCの学生スケジュールを形作る「4学期制」の仕組みと、それがどのように皆さんの大学生活を豊かにするのかを徹底的に解説していきます。

この記事が、あなたのSFCでのキャンパスライフのイメージを、より具体的にする一助となることを心より願っております。


慶應義塾大学では、2014年度から「4学期制(クォーター制)と2学期制の併用」という、先進的な学事日程を導入しています。

これは、従来の春学期・秋学期の2つの学期の中に、さらに春学期前半(第1クォーター)」「春学期後半(第2クォーター)」「秋学期前半(第3クォーター)」「秋学期後半(第4クォーター)という4つの期間を設けるものです。

SFCでは、この4つの期間に対応して授業科目を配置しており、学生は授業の種類に応じて、学期を通してじっくり学ぶか、クォーターで集中的に学ぶかを選択することができます。

このユニークな学事日程は、学生の学習・研究活動に、以下のような大きなメリットをもたらします。

1. 短期集中型の学習が可能に

クォーター制の科目では、約8週間という短い期間に授業が完結します。これにより、学生は特定の科目に短期間で集中的に取り組むことができ、より深い理解やスキル習得を目指すことができます。

例えば、プログラミングやデータサイエンスの科目など、実践的なスキルを短期間で身につけたい場合に、この形式は非常に有効です。

2. 学外での活動と学業の両立が容易に

クォーター制の導入により、学期途中で約1ヶ月間のまとまった休暇期間(クォーターブレイク)が生まれます。この期間を利用して、学生は以下のような活動に、学業の遅れを気にすることなく参加できます。

SFCでは、このような学外での活発な活動を奨励しており、4学期制はそれを力強く後押しするシステムと言えるでしょう。

3. 柔軟な履修計画を立てられる

学年による履修制限がほとんどないSFCでは、学生は自分の興味や研究テーマに合わせて自由に科目を選択できます。4学期制は、この自由度をさらに高めます。

例えば、ある学期に集中して履修科目を詰め込み、次の学期は研究会や課外活動に重点を置く、といったメリハリのあるスケジュールを自分で組むことが可能です。

4. 複数科目を同時に履修する負担を軽減

従来の2学期制では、学生は学期を通して10科目以上を同時に履修することが一般的でした。しかし、4学期制の科目では、履修科目を約8週間ごとに分散させることができるため、一度に抱える授業の数が減り、一つひとつの科目に集中して取り組むことができます。

これにより、学生は授業内容を深く理解し、質の高いアウトプットを生み出しやすくなります。

SFCの学生は、一人ひとりの興味や活動内容によって、非常に多様なスケジュールを組んでいます。ここでは、あくまで一例として、SFCならではの学びを活かした「とある1日」のスケジュールをご紹介します。

慶應SFCの「4学期制」は、単なる時間割の変更ではありません。

それは、学生が自分の興味や目標に合わせて、学びのスケジュールを「自分でデザイン」できるという、SFCの教育理念を象徴するシステムです。

短期集中型の学習、学外での多様な経験、そして柔軟な履修計画。これらのメリットを最大限に活かし、あなたのSFCでの学生生活は、より深く、よりダイナミックなものになるでしょう。

KOSSUN教育ラボは、皆さんがSFCのこのユニークなスケジュールを最大限に活かせるよう、総合型選抜(AO入試)対策を通じて、あなたの「志」と「学びの計画」を明確にするサポートをします。

SFCで、あなたの「未来を創造する」スケジュールをデザインするための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。