
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)において、提出書類(一次選考)と面接(二次選考)は、合格を掴むための「車の両輪」です。面接は、書類で語ったあなたの「志」が本物であるかを問う場であり、提出書類こそが面接の設計図となります。
今回は、SFCの選考を突破するために、提出書類と面接をどのように戦略的に連携させるべきかを解説します。
1. 提出書類:面接官を「研究テーマに巻き込む」ための設計図
SFCのAO入試は、提出書類(志望理由・学習計画、自由記述など)と面接によって多面的・総合的に評価されます。提出書類の役割は、単なる自己紹介ではなく、面接官の知的関心を引きつけ、あなたの研究テーマに議論を誘導させるための設計図です。
書類で証明すべき核となる要素
- 強固な「志」のロジック: なぜ他の大学ではなく、SFCの学際的な環境(IT、政策、デザイン)でなければあなたの問題が解決できないのか、という独自のロジックを一貫して示す必要があります。
- 創造的な具現化: 「自由記述」を通じて、あなたのアイデアや構想をビジュアルで表現し、文章だけでは伝えきれない「創造性」と「ポテンシャル」を可視化します。
2. 面接:書類の「裏側」にあるロジックと情熱を証明する対話
面接官は、提出書類を熟読した上で質問を投げかけます。面接で問われるのは、書類に書かれていない「思考のプロセス」と「実行力」です。
面接で問われる代表的な質問(書類の深掘り)
- ロジックの追求: 「志望理由書に書かれている『○○問題』は、すでに他大学でも研究されていませんか? SFCで挑戦する必然的な理由は何ですか?」
- 具現化の追及: 「自由記述に描かれている『○○システム』について、技術的な課題や資金計画はどう考えていますか? 実現可能性について教えてください。」
- 経験の深化: 「活動報告にある○○の経験から、あなたは何を学び、その教訓を研究にどう活かしますか?」
合格者の面接戦略
面接時間の30分程度を最大限に活かすためには、以下の戦略が必要です。
- 回答の「結論先行」: 質問に対しては、まず結論を簡潔に述べ、その後で論理的な根拠を続けることで、時間のロスを防ぎ、議論を主導します。
- 書類の「裏側」まで準備: 書類に記載したすべての言葉について、「なぜそれを選んだのか」というロジック(根拠)を完璧に説明できるように深掘りします。
- 批判的質問への対応: 模擬面接などを活用し、「あなたの研究テーマは非現実的ではないか?」といった批判的な問いに対して、論理的かつ冷静に、情熱をもって対応する訓練を重ねます。
3. 戦略的な「書類作成」と「面接準備」の連携
SFCの選考を突破するためには、書類作成の段階から面接を見据えることが鉄則です。
| 準備フェーズ | タスク | 戦略的連携のポイント |
| 書類作成 | 自由記述の制作 | 面接で最も話したい「アイデアの核」をビジュアルで表現する。面接でその核について質問されるよう、意図的に仕掛ける。 |
| 書類提出後 | 面接対策(模擬面接) | 書類に書いた内容をすべて口頭で説明し、「対話力」と「協働性」が面接官に伝わるかを客観的に検証する。 |
| 面接当日 | 本番 | 緊張を乗り越え、論理と情熱をもって対話に臨み、書類に書かれた「志」が本物であることを証明する。 |
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

