
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)において、二次選考である面接は、提出書類で語ったあなたの「志」が本物であるかを問われる、最後の、そして最も重要な関門です。面接は、単なる知識の確認ではなく、あなたがSFCの研究会で「対等なパートナー」として協働できるかというポテンシャルを測る「対話の場」です。
今回は、SFCの面接で求められる能力と、極度の緊張を乗り越えて最高のパフォーマンスを発揮するための具体的な対策戦略を解説します。
1. 面接の基本姿勢:SFCが問う「対話力」と「誠実さ」
SFCの面接官は、あなたの人間性、ポテンシャル、そして対話を通じて人を巻き込む力を見ています。面接に臨む際の基本的な心構えを理解しましょう。
問われる本質:「プレゼン」ではなく「対話」
SFCの面接は、あらかじめ用意した原稿を一方的に発表する形式(プレゼンテーション)は原則として採用されていません。
- 対話の放棄をしない: 質問の意図を正確に読み取り、論理的かつ誠実に自分の考えを伝える「対話力」が問われます。質問に完璧に答えられなくても、理解しようとする姿勢や誠実さがあれば、それは「失敗」とは見なされません。
「熱意」と「ロジック」を両立させる
緊張は、あなたの「志望意欲の強さ」の裏返しです。緊張していることを隠そうとせず、強い熱意を伝えながらも、回答は必ず論理的な根拠に基づいている必要があります。
2. 面接対策の具体的な「3ステップ戦略」
合格者は必ず、提出書類の質を最大限に引き出すための戦略的な面接準備を行っています。
戦略①:提出書類の「裏側」まで深掘りする
緊張を乗り越え、想定外の質問に対応するための最も強力な武器は、書類の内容を完璧に理解し尽くすことです。
- ロジックの深掘り: 志望理由書、学習計画、自由記述に記載したすべての主張について、「なぜそう考えるのか?」というロジック(根拠)を何段階も深掘りし、明確に説明できるように準備します。
- 批判的質問への対応: 「あなたの研究テーマは非現実的ではないか?」「そのアイデアは他の大学でも実現可能ではないか?」といった、厳しい「批判的な質問」に対する論理的な回答を事前に準備し、模擬面接で練習します。
戦略②:「対話力」を鍛える実践的なトレーニング
模擬面接は、緊張に慣れ、本番での安定したパフォーマンスを発揮するために不可欠です。
- キーワード復唱法: 質問を聞いた後、質問のキーワードを復唱し、質問の意図を再確認してから回答する習慣をつけましょう。これにより、思考の時間を稼ぎ、回答の的確性が向上します。
- 専門家との対話: SFCの評価基準を熟知した専門家から、客観的なフィードバックを受け、あなたの「対話力」と「協働性」が面接官に伝わっているかを検証してもらいましょう。
戦略③:時間の管理と「心身ウェルネス」の確保
- 沈黙を恐れない: 質問に詰まったとき、焦って話すよりも、「少々考える時間をいただけますでしょうか」と伝え、論理を整理する時間を取りましょう。SFCは論理的な沈黙を評価します。
- 環境の最適化: 睡眠、栄養、リフレッシュといった「心身ウェルネス」を確保し、最高の知的コンディションで面接に臨めるよう、体調管理を徹底しましょう。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

