
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)について調べていると、「特別な活動実績が必要だ」「国際的な経験がないと受からない」といった情報に不安を感じる方がいるかもしれません。「活動実績がない」と感じている受験生は、この状況をどう乗り越えるべきでしょうか?
結論からお伝えします。AO入試において「活動実績」は重要ですが、「派手さ」は必要ありません。SFCが本当に見ているのは、活動の事実ではなく、活動を通じて培われた「問題解決のポテンシャル」です。
今回は、「活動実績がない」と感じる受験生が、その現状を打破し、合格を掴むための戦略的思考法を解説します。
1. 「活動実績がない」という認識の盲点
多くの受験生は、活動実績を「全国大会優勝」「海外ボランティア参加」「学生起業」といった特別な出来事として捉えがちです。しかし、SFCの評価基準はもっと広範です。
SFCが評価する活動実績の真実
SFCのAO入試は、学業ならびに学業以外の諸成果を多面的・総合的に評価します。これは、SFCが「特別な活動」だけでなく、日常の努力や探求も評価することを示唆しています。
AO入試で評価される「活動実績」は、以下の広い範囲を含みます:
- 学業での優秀さ:創造的、積極的な学習姿勢を堅持していること。
- 指導的な役割:地域社会や高校で指導的な役割を積極的に果たしていること。
- 自発的な取り組み:関心や興味を持ったテーマに関して、自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげていること。
「活動実績がない」と感じている方は、まず日常の努力や探求を「活動実績」として再定義する必要があります。
2. 合格を掴むための戦略的思考法
派手な実績がないからこそ、あなたの「志」と「思考プロセス」を戦略的に証明する必要があります。
戦略①:日常の「問い」を「問題発見」に昇華させる
特別な活動がない場合、「問題意識の深さ」で勝負します。
- 探求テーマの明確化: 高校の授業や委員会活動、アルバイトなど、日常の小さな経験から生まれた「問い」を掘り下げ、それがなぜSFCの学際的な環境(IT、政策、デザインなど)で解決できるのか、という論理的な軸を確立します。
- 「創造的な学習姿勢」を証明: 単に成績が良いだけでなく、苦手科目を克服するために独自の学習法を編み出した、授業外で自主的に研究テーマを深めた、といった姿勢こそが「活動実績」となります。
戦略②:「自由記述」でポテンシャルを可視化する
活動実績が少ない受験生にとって、「自由記述」はあなたの「創造性」と「構想力」というポテンシャルを証明する最大の武器です。
- 未来へのアウトプット: 過去の実績がない分、SFC入学後に取り組みたい研究テーマのアイデアを、文章だけでなく図、デザイン、プロトタイプの構想といったビジュアルで表現し、創造性を最大限にアピールしましょう。
戦略③:専門家の客観的検証を受ける
慶應SFCのAO入試における「活動実績」とは、単なる華やかな履歴書ではありません。それは、あなたが持つ「志」と、困難な状況下で問題を解決しようとする「思考と実行の結果」です。
特別な実績がなくても、「問題発見の深さ」と「論理的な思考プロセス」を戦略的に示すことで、合格を掴むことは可能です。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


