
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)対策において、「本を読む」という行為は、単なる知識の蓄積を超え、あなたの「志」と「思考力」を深める戦略的なツールとなります。AO入試は、筆記試験の点数ではなく、あなたの「問題発見・解決のロジック」が問われるため、良質な書籍を通じて思考の土台を築くことが不可欠です。
今回は、SFCのAO入試対策で「本」をどのように活用し、提出書類と面接の説得力を最大化するための戦略を解説します。
1. 読書の目的:「知識の蓄積」から「思考のフレームワーク」獲得へ
SFCのAO入試対策における読書の目的は、「知識の量」を増やすことではありません。重要なのは、「問題発見」と「解決策の構想」に必要な思考の枠組み(フレームワーク)を獲得することです。
戦略①:SFCの学際性を体現する「テーマ横断型」読書
SFCは文系・理系の垣根を超えた学際的な研究を推奨しています。あなたの志望テーマが一つであっても、その問題をIT、政策、経済、デザインといった異なる視点から論じている書籍を意図的に読みましょう。
- 例: 「AIと倫理」がテーマの場合、情報科学の技術論、法学のガバナンス論、哲学・倫理学の思想的背景、経済学の市場影響論、と多角的に書籍を選びます。
- 効果: これにより、あなたの「志」に学際的な厚みが加わり、「なぜSFCでなければならないか」というロジックに説得力が生まれます。
戦略②:SFC教員・OG/OBの著作を読む
SFCの教員(メンター候補)の著作を読むことは、あなたの「志」とSFCの研究テーマとの親和性を証明する上で最も直接的な対策です。
- 研究会への接続: 志望する研究会を指導している教員の著作を深く読み込み、その内容を志望理由書や学習計画書の中で具体的に言及することで、「SFCでなければならない理由」の説得力を高めます。
2. 書類と面接で「本」を戦略的に活用する方法
読書を通じて得た知見は、提出書類と面接で「単なる引用」ではなく、「自分の思考の血肉となっている証拠」として活用する必要があります。
| 活用する場所 | 目的と戦略 |
| 志望理由書 | 論理的な根拠の提示: 読んだ書籍や理論を引用し、あなたの問題意識の学術的な妥当性や、解決策の論理的な根拠を示す。 |
| 自由記述 | 創造的なインスピレーション: 読書で得た未来の構想やシステムのアイデアを、図やデザインのインスピレーションとして活用し、「自由記述」で視覚的に表現する。 |
| 面接 | 知的な対話力: 面接官から「この研究についてどう思うか」と深掘りされた際、読んだ本の内容を引用し、自分の言葉で論理的に説明できることで、あなたの対話力と誠実さを示す。 |
3. おすすめ書籍のジャンル(対策の核となる視点)
SFCのAO入試対策として読むべき書籍は、以下の3つの視点を持つジャンルが核となります。
- 「問題発見」系:社会学、文化人類学、哲学など、「常識を疑い、新しい問いを立てる」ための批判的思考を養う書籍。
- 「ロジック構築」系:現代文の論理的文章や、SFCの小論文対策に特化した書籍、ロジックツリーの組み方を解説したビジネス書など、思考を整理し、伝わる文章にする技術を磨く書籍。
- 「未来構想」系:情報技術の未来予測、環境政策、AI倫理など、SFCが扱う先端テーマに関する書籍。
AO対策は「独学」では限界がありますが、良質な「本」を戦略的に読むことで、あなたの思考は飛躍的に深まります。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

