こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

ネット掲示板やSNSで時折囁かれる「SFC凋落説」。設立当初の熱狂を知る世代や、偏差値至上主義的な視点を持つ層から「昔ほどの勢いがない」「看板倒れだ」といった厳しい声が上がることもあります。

しかし、現場で受験生と向き合い、卒業生の進路を追い続けている立場から言えば、これは「凋落」ではなく「成熟」と「役割の変化」であると断言できます。

今回は、なぜ凋落と言われるのか、その背景とSFCが今なお持ち続ける圧倒的な強みを徹底検証します。


1. なぜ「凋落」という言葉が使われるのか?

「凋落」という印象を与える要因には、主に以下の3つの背景があります。

  • 「新しさ」の普遍化: 1990年の設立当時、SFCが打ち出した「AO入試」「文理融合」「キャンパス全域ネットワーク」は衝撃的でした。しかし、現在では他大学もこれらの制度を追随しており、SFCだけの「独占的な新しさ」が見えにくくなったことが、相対的な勢いの低下と感じられることがあります。
  • 偏差値の「踊り場」: 一時期の異常な高偏差値ブームが落ち着き、現在は早慶の他学部と同水準、あるいは入試科目の特殊性から単純比較が難しくなっています。これが偏差値至上主義的な視点からは「凋落」と映る場合があります。
  • 「問題解決」の難易度向上: かつてのIT革命のような「分かりやすい正解」がある時代から、現代はより複雑で解決困難な課題(VUCA)が溢れる時代になりました。目に見える派手な成果が出るまでに時間がかかるプロジェクトが増えたことも一因かもしれません。

2. データが証明する「凋落」とは無縁の実績

客観的な指標を見ると、SFCの評価が下がっているという事実は見当たりません。

  • 情報通信・専門サービス業への強さ: 就職実績において、情報通信業(総合:24.2%、環境:26.5%)や、学術研究、専門・技術サービス業(総合:17.8%、環境:21.6%)が大きな割合を占めています。これは、現代社会の最重要セクターでSFC生が極めて高く評価されている証拠です。
  • グローバルな活躍と進学: 毎年多くの学生が海外大学や大学院へ羽ばたいています。また、慶應義塾大学大学院への内部進学者も多く、高度な研究を継続する「アカデミックな質の高さ」も維持されています。
  • 主要企業からの厚い信頼: アクセンチュア、PwC、楽天、ソフトバンクといった、変革を主導するトップ企業がこぞってSFC生を採用しています。

3. SFCの価値は「希少性」から「普遍性」へ

かつてのSFCは「変わった人が行く場所」でしたが、今のSFCは「これからの社会のスタンダードを作る場所」へと進化しました。

  • 「問題発見・解決」の型: SFCで叩き込まれるこの思考法は、AI時代において最も代替不可能なスキルです。この「型」を持つ卒業生が社会の至る所に増えたことで、SFCの理念が社会に浸透した(=普遍化した)と言えます。
  • 圧倒的なリソースの活用: CDPオフィスによる個別相談、面接対策、OB・OG名簿の提供など、キャリアを切り拓くための支援体制はさらに強固になっています。

4. SFC受験生へのメッセージ:噂を無視して「本質」を見よう

「凋落」というノイズに惑わされるのは、時間の無駄です。

  1. 自分の「志」を優先する: SFCは「ブランドに乗る場所」ではなく、「ブランドを自分で作る場所」です。
  2. 実態を一次情報で確認する: 研究会(ゼミ)の内容や、就職先の生データ、キャンパスの活気を自分の目で確かめてください。
  3. 「再挑戦」を恐れない: SFCの入試は難関ですが、一度の不合格で諦める必要はありません。その「問い」を深めるプロセスこそがSFCへの適性です。

「凋落」という言葉は、過去の栄光に縛られた人の視点です。今、SFCで起きているのは、既存の枠組みを超えた「未来の先導者」たちの静かな、しかし確かな胎動です。

変化を恐れず、自らの手で問題を解決したいと願うあなたにとって、SFCは今この瞬間も、世界で最もエキサイティングなキャンパスです。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。