
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCのAO入試(総合型選抜)対策において、オープンキャンパスは、その「志」の深さを固めるための重要なステップです。SFCの施設は、単なる建物ではなく、「問題発見・解決」の理念を具現化する「創造的な実験場」であり、見学を通じてその空気を体感することが大切です。
オープンキャンパス訪問時に特に注目し、AO対策に活かすべきSFCの主要施設と、その魅力について解説します。
1. 知の創造の核:メディアセンター(図書館)と情報環境
SFCの施設で最初に注目すべきは、情報収集と創造活動の中枢です。
- メディアセンター(M館):SFCの知的活動の中心となる図書館で、単なる学術資料の閲覧だけでなく、情報環境の中核として機能します。
- 複合的な機能:豊富な図書・雑誌に加え、電子ジャーナルやデータベースなどの学術資料を提供しています。
- 創造設備:3Dプリンタ等のファブスペース設置機材や、音響・映像用のAV機器、スタジオなどのクリエイティブな設備が充実しており、学生のアイデアを形にするインフラとなっています。
- 情報センター(KIC):メディアセンターと連携し、CNS(キャンパスネットワークシステム)や設置コンピュータの管理・運用を行う、情報環境の基盤です。
2. 研究と協働の実践の場:研究棟とラボスペース
SFCの理念を体現する「問題発見・解決」は、研究棟や共同研究室といったラボスペースで実践されます。
- 共同研究室/個人研究室:科目担当教員の許可が得られた学生は、夜間残留時間(23:00〜翌朝8:00)を含め、キャンパス内の共同研究室や個人研究室を利用できる場合があります。これは、集中的な研究活動やグループワークを可能にする、SFCならではの環境です。
- 研究会(ゼミ):オープンキャンパスでは、各研究会のポスターや展示に注目しましょう。どのような学際的なテーマ(IT×政策、デザイン×生命科学など)が追求されているかを観察することで、あなたの「志」との接続を具体的にイメージできます。
3. 学生生活とウェルネスを支える施設
SFCの施設は、学問だけでなく、学生の多様な生活スタイルと心身の健康(ウェルネス)を支えています。
- 心身ウェルネスセンター:学生・教職員の保健衛生教育や健康管理に関する専門的業務を行っています。特に、心の悩みなどに関する学生相談部門や、医師による診療・健康相談を行う湘南藤沢診療所が併設されています。
- キャリアサポート(CDPオフィス):A館1階にあり、個別相談、求人情報、SFC独自の学校推薦制度など、キャリア形成を一貫してサポートしています。
- ガンマ館(体育館):体育の授業(ウェルネス科目)や課外活動に利用されるアリーナやトレーニングルーム、柔道場などがあり、心身のリフレッシュに不可欠な施設です。
最後に
SFCのオープンキャンパス見学は、単なる施設紹介を見る行為ではありません。それは、あなたがAO入試で語る「SFCでなければならない理由」に、「現地でしか得られないリアリティ」を加え、書類と面接の説得力を劇的に高めるための戦略です。
訪問時には、あなたの研究テーマと施設がどう結びつくかを具体的にイメージし、その「気づき」をメモしておきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

