
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学SFCのAO入試において、志望理由書が「未来の設計図」なら、活動報告書は「設計図を形にする実力」の証明書です。
多くの受験生が「凄い実績がないと落ちる」と誤解していますが、SFCが求めているのは実績の「凄さ」そのものではなく、そこに至るまでの思考プロセス、主体性、そしてSFCでの研究にどう繋がるかという一貫性です。
提出する前に、以下のリストであなたの活動報告書を再点検してください。
1. 【活動の質】「受動的」な参加になっていないか?
SFCは、与えられた環境で努力する人よりも、「自ら環境を作り出す人」を好みます。
- 主体的関与の明記: 「○○に参加した」で終わらず、「○○という課題に対し、自ら△△という提案をして実行した」という、あなたの独自の動きが書かれているか?
- 役割の明確化: チーム活動の場合、あなたの存在によってチームがどう変化したか、具体的な役割と貢献度が示されているか?
- 「継続性」の証明: 単発のイベント参加だけでなく、一つのテーマに対して数ヶ月、数年単位で粘り強く取り組んだプロセスが見えるか?
2. 【論理的記述】「感想文」ではなく「報告書」になっているか?
活動報告書は、大学というアカデミックな場に提出する公的な書類です。
- 定量的な成果: 「多くの人に喜ばれた」ではなく、「アンケートの結果、満足度が前年比20%向上した」「○○名規模のイベントを主催した」など、数字を用いて客観性を持たせているか?
- 構造的な記述: 「出来事→直面した課題→とった行動→結果→得られた知見」という論理的なフレームワークで整理されているか?
- 「知見」の言語化: 成功・失敗を通じて得られた「教訓」や「社会に対する新しい問い」が、SFCでの研究テーマの根拠になっているか?
3. 【一貫性】志望理由書との「ミッシングリンク」はないか?
活動報告書は、志望理由書で語った「志」の説得力を補強するエビデンス(証拠)でなければなりません。
- スキル・マインドの接続: 報告した活動で得たスキル(プログラミング、フィールドワーク力、リーダーシップ等)が、入学後の学習計画を実行するために不可欠なものとして繋がっているか?
- 活動の取捨選択: すべての活動を羅列するのではなく、「志」に関係の深いものを重点的に記述し、あなたの輪郭(専門性)が際立つ構成になっているか?
- 3つのポリシーの体現: SFCの「アドミッション・ポリシー」にある、問題発見・解決の意欲を体現するエピソードが選ばれているか?
4. 【形式・証明】信頼性を担保する最後の詰め
書類としての完成度が低いと、それだけで「実行力」に疑問符がつきます。
- 証明資料の裏付け: 受賞証明書、活動写真など、活動を客観的に証明する資料が漏れなく添付されているか?
- 時期・期間の正確性: 活動期間の整合性が取れているか?(複数の活動が重なっている場合、無理のないスケジュールか確認されることもあります)
- 「空白期間」の説明: もし休学期間などがある場合、その時間をどう有効活用し、どのような「知見」を得たかが前向きに記されているか?
5. 【加点ポイント】SFCらしい「面白さ」はあるか?
最後に、読み手である教員を「おっ、これは面白い」と思わせる要素を確認します。
- 独自の視点: 一般的なボランティアや部活動であっても、「自分はあえて○○という変わった視点からアプローチした」という独創性が表現されているか?
- 失敗の価値: 完璧な成功体験よりも、「大失敗から学び、問いを再定義した」というエピソードの方が、SFCの教員には響く場合があります。「立ち直り力(レジリエンス)」が見えるか?
最後に
活動報告書は、あなたがSFCという「実験場」で、新しい価値を創造できる実力を持っていることを証明する唯一の書類です。
このリストをクリアしたとき、あなたの過去の経験は、単なる思い出から、SFC合格を勝ち取るための強力な「武器」へと進化します。自信を持って、あなたの足跡を届けてください。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


