
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
高校の2学期、特に高校3年生の2学期は、AO入試(総合型選抜)や一般選抜の対策が本格化する一方で、「成績が伸びない」「AO対策が遅れている」といった焦りを感じやすい時期です。この時期に「巻き返し」を図るには、根性論ではなく、SFCが求める「問題発見・解決」の戦略的思考が必要です。
今回は、2学期以降のSFC受験対策で遅れを取り戻し、合格を掴むための具体的な「思考転換」と「行動戦略」を解説します。
1. なぜ2学期から「巻き返し」が可能か? SFCの評価基準
SFCの入試は、従来の「過去の成績の積み重ね」だけを評価するものではありません。SFCが評価するのは、「今から未来を創造するポテンシャル」です。
AO入試の評価は「未来志向」
AO入試(総合型選抜)は、過去の成績や活動実績の羅列ではなく、「SFCで何をしたいか」という強固な「志」と、それを実現するための「実行力」を評価します。2学期以降に始めた「志に直結する活動」や「思考の深化」は、十分な巻き返し材料になります。
一般選抜の鍵は「思考力」
SFCの一般選抜の合否は、小論文(思考力)と英語・数学/情報の2科目が中心です。特に小論文対策は、2学期以降の集中トレーニングで飛躍的に力を伸ばすことが可能です。
2. 2学期以降の「AO対策巻き返し」のための戦略的行動
AO対策に遅れを感じている場合、自己分析の「質」と「効率」を上げ、書類の核を早急に完成させることが重要です。
戦略①:「志の軸」を最優先で確立する
- 自己分析の集中: まずはAO対策専門塾などの力を借りて、「SFCでなければならない理由」と「研究テーマ」の軸を、最も高い効率で確立しましょう。この軸が定まらないと、すべての書類作成が無駄になります。
- 「活動実績」の再定義: 派手な活動がなくても、2学期以降の「学習姿勢の変化」や「自発的な探究活動(読書、自主研究)」を、SFCが求める「問題発見・解決」の資質に沿って言語化しましょう。
戦略②:書類の「創造的な表現」に集中投下する
- 「自由記述」の制作: 書類作成の遅れを取り戻すため、特に「自由記述」スペースに時間を集中投下しましょう。これは、あなたの創造性とアイデアを視覚的に伝える最大の武器です。文章の遅れをビジュアルの質でカバーする、という思考転換が有効です。
- 客観的な検証: 作成した書類は、必ず専門家や教師にフィードバックを受け、ロジックの甘さや表現のブレがないかを検証しましょう。
3. 一般選抜との「両立巻き返し」戦略
AO対策と並行して、学力試験の対策も効率的に行い、リスクヘッジを盤石にしましょう。
- 小論文対策の集中: 2学期以降、週に一度はSFCの小論文対策に時間を充てましょう。AO対策で培った「論理的思考力」と「テーマに関する知識」は、そのまま小論文の対策に直結します。
- 得意科目での優位性: 英語、または数学/情報のうち、最も得意な科目に集中し、圧倒的な得点力を確保することで、総合点での巻き返しを図りましょう。
最後に
KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

