
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
SFCの総合型選抜(AO入試)の出願書類には、「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール」という、A4サイズ2枚以内のPDFファイルで自由に表現できる「自由記述」スペースが設けられています。
これは、単なる文章では伝えきれないあなたの個性、創造性、そして「志」を可視化するための非常に重要なツールです。しかし、「自由に表現してください」と言われても、一体何をどう書けばいいのか、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回は、このSFC特有の「自由記述」スペースに焦点を当て、その目的と、合格を勝ち取るための具体的な攻略法について徹底的に解説していきます。
この記事が、あなたのSFC合格への挑戦を力強く後押しする一助となることを心より願っております。
「自由記述」スペースの目的とは? SFCが求めているもの
なぜSFCは、わざわざ「自由記述」という、ルールが限定されないスペースを設けているのでしょうか?
その背景には、SFCが求める「問題発見・解決型」「創造性開発型」の人材像があります。
SFCは、あなたの文章力だけでは測れない「発想力」や「表現力」、「構想力」といった、より多角的な能力を評価したいと考えています。
この「自由記述」スペースは、以下の2つの目的を果たすためのものです。
- 文章では伝えきれないあなたの「個性」を可視化する: あなたのアイデアや構想を、図、グラフ、イラスト、写真などを効果的に用いて表現することで、SFCはあなたの思考のプロセスや独自性をより深く理解することができます。
- 「問題発見・解決能力」を具現化する: 単に「〜という問題がある」と文章で述べるだけでなく、その問題を解決するための具体的なアイデアを、プロトタイプや設計図、データ分析の結果として表現することで、あなたの「問題発見・解決能力」を具現化し、説得力を持たせることができます。
つまり、「自由記述」スペースは、あなたの「志」を、単なる文字情報ではなく、視覚情報としてSFCに届けるための場所なのです。
合格を勝ち取るための「自由記述」スペース攻略法
「自由に」と言われるからこそ、どのような戦略でアプローチするかが合否を分けます。以下に、具体的な攻略法を3つご紹介します。
攻略法1:「志望理由書」と連動させたストーリー設計
自由記述スペースは、単体で完結するものではありません。
志望理由書(文章)で述べた「志」や「問題意識」を、より具体的・視覚的に補強するツールとして活用しましょう。
- 問題の深掘り: 志望理由書で提起した問題について、その背景や現状をデータやグラフで示し、なぜその問題が重要なのかを視覚的に訴えかけます。
- 解決策の具現化: あなたが考案した解決策を、設計図やコンセプトモデル、ウェブサイトのUI/UXデザインなどで表現します。これにより、あなたの構想力や創造性をアピールできます。
- これまでの活動の成果: 活動報告書で述べたプロジェクトの成果物を写真や図で示したり、コンテスト受賞作品の概要をデザインしたりすることも有効です。
「文章で語る志」と「ビジュアルで示す志」の間に一貫したストーリーを持たせることが重要です。
攻略法2:視覚的な訴求力を意識したデザイン
提出書類の見た目は、あなたの「感性」や「表現力」を測る重要な要素です。デザインの専門家でなくても、以下の点を意識することで、説得力のある自由記述を作成できます。
- シンプルで分かりやすいレイアウト: 情報が多すぎると、かえって伝えたいことがぼやけてしまいます。余白を効果的に使い、読み手がスムーズに理解できるレイアウトを心がけましょう。
- 色使いとフォントの統一: 一貫した色使いやフォントを使用することで、プロフェッショナルな印象を与えられます。
- 図やグラフの活用: 文字だけでは伝わりにくいデータや概念は、図やグラフを使って視覚的に表現しましょう。これにより、あなたの論理的思考力をアピールできます。
- ビジュアル要素の厳選: 説得力のある写真やイラスト、プロトタイプなどを厳選して配置しましょう。ただ載せるだけでなく、「なぜこのビジュアルを選んだのか」という意図を明確にすることが大切です。
攻略法3:SFCの求める人物像を意識した内容
自由記述スペースで何を表現するかは自由ですが、SFCの教育理念とあなたのアイデアがどう繋がっているかを示すことが重要です。
- 総合政策学部の場合: 政策立案、社会課題解決、ガバナンスなど、複雑な社会問題を解決するためのアイデアを、フローチャートや社会モデルの図解などで表現すると良いでしょう。
- 環境情報学部の場合: テクノロジー、デザイン、アート、生命科学など、新しい技術やアイデアで未来を創造する構想を、プロトタイプ、アプリケーションの画面デザイン、研究成果のビジュアル化などで表現すると効果的です。
あなたの「自由」が、SFCの「学び」とどう結びついているのかを示すことで、SFCへの強い熱意をアピールできます。
KOSSUN教育ラボが「自由記述」スペース対策に強い理由
SFCの「自由記述」スペースは、その特殊性ゆえに、独学では効果的な対策が難しい部分です。総合型選抜専門塾KOSSUN教育ラボは、あなたのアイデアを最大限に活かし、合格に繋がる「自由記述」を作成するための専門的なサポートを提供します。
- あなたの「志」をビジュアル化: あなたの志望理由や研究テーマを深く理解した上で、どのようなビジュアル表現が最も効果的かを一緒に考えます。
- デザインと構成の徹底指導: 専門的なデザインスキルがなくても、あなたのアイデアを説得力のある形で表現するためのレイアウトやデザインのノウハウを丁寧に指導します。
- 一貫したストーリーの構築: 志望理由書、活動報告書、自由記述の3つの書類全体に一貫性のあるストーリーを持たせ、あなたの魅力を最大限に引き出す戦略を練ります。
最後に
慶應SFCの「自由記述」スペースは、単なる作文スペースではありません。それは、あなたの「問題発見・解決能力」と「創造性」、そして「未来を創造する情熱」を、文字の壁を超えて表現するための、最高の舞台です。
この特別なスペースを最大限に活用し、あなたの「自由な発想」を合格への鍵に変えましょう。KOSSUN教育ラボは、皆さんがその一歩を踏み出せるよう、全力でサポートします。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。