こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

SFCは、その自由な学風と学際性から、社会経験を持つ方が新たな知識を身につけ、自身の問題意識を深める場として非常に人気があります。しかし、まず重要な事実をお伝えします。

慶應義塾大学の学部(大学院を除く)には、一般的にイメージされる「社会人入試」という名称の特別枠はありません。

社会人としてSFCの学士号(大学卒業資格)取得を目指す方は、高校生や浪人生と同じ選抜ルートを利用することになります。ただし、社会人の豊富な経験と実績を活かせるよう、主に以下の3つのルートを戦略的に選ぶことができます。


SFCが独自に実施するAO入試(アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試)は、社会人にとって最も有利に働く可能性のあるルートです。

✅ 社会人経験が強力な武器となる理由

AO入試の特色は、「筆記試験や技能試験などの一面的、画一的な能力評価ではなく、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した学業ならびに学業以外の諸成果を多面的、総合的に評価し入学者を選考するもの」である点にあります。


大学受験のブランクがあり、多科目の受験勉強に時間を割けない社会人にとって、SFCの一般選抜(一般入試)は効率的な選択肢となり得ます。

✅ 2科目受験の戦略

SFCの一般選抜は、以下の2科目の組み合わせで受験が可能です。

得意な1科目と必須の小論文に絞って学習できるため、仕事と両立しながらでも、戦略的に合格ラインを目指すことができます。特に、実務でデータサイエンスやプログラミングに触れている方は「情報」を、理系出身者や論理的思考に自信がある方は「数学」を選択することで、一般選抜での合格可能性を高めることが可能です。


既に他の大学を卒業している方や、特定の教育機関を修了している方は、第2学年編入学(一部の学部では「転部」)のルートも選択肢となります。

総合政策学部・環境情報学部は、学外からの第2学年編入学を実施しています。


もし、学士号ではなく、「働きながら高度な専門知識を身につけたい」「キャリアを活かして研究を深めたい」という目的であれば、学部ではなく大学院への進学も検討すべきです。

SFCの政策・メディア研究科(大学院)には、明確な目的意識を持つ社会人を対象とした「社会人コース」が設けられています。これは、学部とは異なり、在職したまま博士号の取得を目指すことのできる制度なども含まれ、より実務に直結した高度な研究を目的としています。

まずは、ご自身の最終的な学習目的と、現在のキャリアをどう活かしたいかを明確にすることが、SFCへの最適なルートを選ぶ第一歩となります。

慶應SFCのAO入試に関する概要を解説している動画もありますので、こちらも参考にしてください。

KOSSUN教育ラボは、あなたの「SFCで学びたい」という熱い想いを、最も効果的な形でSFCに届けるお手伝いをします。まずは一度、無料相談にお越しください。あなたの個性や強みを活かし、慶應SFCへの合格を掴み取るための具体的なロードマップを一緒に考えていきましょう。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。