こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

例年、この時期の受験生を襲うのが「5月病」ならぬ「中だるみ」です。

しかし、SFCの理念を思い出してください。SFCは「不確実性の高い時代の先導者」を求めています。予測困難な状況下でも、自ら律して進み続ける力こそが、SFCが重視する資質の一つです。

今日は、この「魔の5月」を乗り越え、合格を引き寄せるための「具体的かつ戦略的な目標設定」についてお話しします。


1. 「大きな問い」を「小さなタスク」に分解する

SFC AO入試の準備が中だるみする最大の原因は、目標が抽象的すぎることです。

「素晴らしい志望理由書を書く」という目標だけでは、何から手をつけていいか分からず、脳が拒絶反応を起こします。

5月の残りの期間、目標を以下のように「実質的な行動レベル」に分解してください。

  • 研究会の「シラバス」を読み込む150以上ある研究会の中から、自分のテーマに関連する3〜5つの研究会のシラバスを精読し、推奨文献を1冊ずつ読了する。
  • 「任意提出資料」の1点完遂10点まで提出可能な資料のうち、最も思い入れのある活動について、写真や図表を用いた「魅せる資料」を今週中に1点完成させる。
  • 「30分集中」のルーチン化毎日30分だけは「2000字の文章」を推敲する時間を固定する。

SFCでの学びは「研究会」を軸とした自主的なものです。この5月に「自ら目標を立て、遂行する」リズムを作ることは、入学後の研究生活(卒業プロジェクト)の予行演習でもあります。


2. 「環境と情報の世紀」にふさわしいアウトプット

慶應SFCは、「独自のビジョンとアイデアに基づく挑戦」を求めています。中だるみを防ぐためには、単に机に向かうだけでなく、アウトプットの「質」を変える目標を立てるのも有効です。

  • 「自由記述」のデザイン案を固める文章だけでなく、A4・2枚のスペースをどうデザインするか、3つの異なるレイアウト案を作成してみる。
  • 動画資料の作成に着手する言葉で説明しづらい活動があるなら、Windows Media Playerで再生可能な短い動画として編集してみる(10MB以内)。
  • 第3者フィードバックの獲得学校の先生や、できればその分野の専門家に、現在の構想をプレゼンし、3つの「鋭い質問」をもらうことを目標にする。

SFCには、デジタル・ファブリケーションやメディアセンターのファブスペースなど、形にするための環境が整っています。受験準備の段階から「クリエイター」としての意識を持つことで、モチベーションは維持されます。


3. 出願スケジュールを「逆算」して行動する

2026 春AO入試:出願スケジュール「逆算」目標

5月第2週:出願準備の開始と評価者依頼
  • オンライン申請の開始: 5月11日(月)10:00からシステムがオープンするため、速やかにログインIDを取得し、基本情報の入力を開始する。
  • 評価者への依頼: 評価者2名の入力が完了しないとオンライン申請を完了できないため、事前に承諾を得て速やかにシステムから依頼メールを送信する。
  • 証明書類の手配: 高校の「調査書(厳封)」など、郵送に必要な書類を学校に依頼する。証明書は「2026年3月1日以降」に発行されたものである必要がある。
5月第3週:書類作成の本格化
  • 文章・資料の完成: 「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール」の文章(2000字以内)および自由記述(PDF形式、A4サイズ2枚以内)の作成を進める。
  • 活動報告の入力: 中学校卒業以降の活動成果を整理し、システムに入力する。
  • 任意提出資料の準備: 自身の能力をアピールするための資料(最大10点)をデジタルデータとして整理する。
5月第4週:書類の「完成」と検定料納付
  • 全データの登録: 全てのオンライン申請項目(活動報告、志望理由、自由記述、任意資料)のアップロードを完了させる。
  • 入学検定料の納付: 検定料(35,000円+手数料500円)をコンビニまたはクレジットカードで支払う。支払いが完了しないと、郵送用の志願票が印刷できない。
  • 評価者のステータス確認: 2名の評価者が入力を終え、ステータスが「記入済」になっていることを確認する。
6月第1週:最終送信と郵送手続き
  • オンライン申請の完了: 6月3日(水)15:00の締め切りまでに、必ず「提出」処理を完了させる。
  • 志願票の印刷と記入: システムから「入学志願票(2枚)」と「宛名ラベル」を印刷し、志願票の自筆記入欄(文章の書き写し、氏名等)を埋める。
  • 書類の郵送: 6月4日(木)までに、郵便局の窓口から「簡易書留速達」で発送する(当日消印有効)。

夏秋AO入試:出願スケジュール「逆算」目標(参考)選考日程(2025 夏秋AO)

8月第1週:スタートダッシュと評価者依頼
  • オンライン申請の開始: システムがオープンしたら、速やかにログインIDを取得し、基本情報の入力を開始する。
  • 評価者への依頼: 評価者2名による入力が完了しないとオンライン申請を完了できないため、この週までに承諾を得て、システムから評価依頼メールを送信する。
  • 証明書類の発行依頼: 高校の「調査書(厳封)」など、発行に時間がかかる書類を学校に依頼する。発行日は指定のものである必要がある。
8月第2週〜第3週:作成・推敲とメンテナンスへの注意
  • 書類作成の集中期間: 「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール」の文章および自由記述の作成を進める。
  • 任意提出資料の整理: 資料を選定し指定形式に整える。
8月第4週:完成と支払い
  • 全データの登録: 速やかに全ての入力内容(活動報告、文章、自由記述、任意資料)をシステムにアップロードする。
  • 入学検定料の納付: 検定料をコンビニまたはクレジットカードで支払う。支払いが完了しないと、郵送に必要な書類が印刷できない。
  • 評価者の入力確認: 2名の評価者のステータスが「記入済」になっているか確認し、未完了の場合は督促する。
9月第1週(直前):最終手続きと郵送
  • オンライン申請の完了: 締め切りまでに必ず「提出」ボタンを押し、申請を完了させる。
  • 郵送書類の準備: システムから「入学志願票(2枚)」と「宛名ラベル」を印刷し、志願票の自筆欄を記入する。
  • 発送: 締め切りまでに、郵便局の窓口から指定の発送方法で発送する。

※「2025 夏秋AO入試」募集要項に基づき作成しています。必ず最新の募集要項を確認して下さい。

⚠️ 【重要】受験生の皆さんへ

注意事項: 本記事は「2026年度パンフレット」および「2026春AO」「2025夏秋AO」の募集要項に基づき作成しています 。

入試日程やルールは年度により変更されるため、必ず慶應義塾大学公式サイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、隅々まで熟読した上で、自身の責任で最終確認を行ってください 。

最後に

もし、どうしても筆が進まない日があったとしても、自分を責めすぎないでください。

「中だるみ」を「思考を熟成させるための必要な時間」とポジティブに捉え直し、再びPCの前に座る。

その「しなやかな強さ」こそが、SFCが期待する学生の姿です。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。