こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の2026夏秋AO入試は、オンライン申請の終盤を迎え、郵送書類の提出期間が目前に迫っています。

SFCのAO入試における大きな特徴の一つが、中学校卒業以降の多様な取り組みや成果、大学入学後の目標実現に必要な能力を証明するための「任意提出資料(最大10点)」を提出できる点です。

自身で制作したWebサイト、執筆したWeb記事、開発したアプリ、活動を紹介したメディア記事などをアピールしようと考えている受験生も多いのではないでしょうか。

しかし、ここで多くの受験生が引っかかる致命的な落とし穴があります。

それは、「資料内にWebサイトのURLを記載しただけでは、そのリンク先の内容は一切出願書類として扱われない」という厳格なルールです。

今回は、なぜURLの記載だけでは無効になるのか、そしてWeb上の実績を正しく評価してもらうための具体的な資料化・提出方法を徹底解説します

1. 募集要項が定める「URL記載」に関する厳格なルール

慶應SFCの募集要項(P.20)には、任意提出資料の提出方法について以下のように明記されています

Web サイトの内容を資料としたい場合、URLを記載してあるだけでは資料として取扱いません (例:任意提出資料の中に「以下のURLを参照してください」等の説明とともに資料が掲載されている Web サイトのURLだけが記載してあっても、そのWebサイト上に掲載されている内容は資料として取り扱いません)。 資料として提出したいものは、すべてJPEG、PDF、ないしは動画ファイルにしてアップロードしてください。

(出典:『2026年度 夏秋AO 募集要項』 P.20)

入試の公平性を保つため、アドミッションズ・オフィスの審査員が提出されたリンクをクリックして外部サイトを閲覧することはありません。アップロードされたファイルそのものだけが選考対象となります

どれほど素晴らしいWebサイトやオンライン記事であっても、URLを貼り付けただけの1枚の紙やテキストを提出した場合、「中身のない書類」として扱われてしまうのです。

2. Web上の実績を「有効な提出資料」にする3つの具体策

Webサイト、オンラインメディア、自作アプリなどを任意提出資料として提出したい場合は、必ず指定のファイル形式(PDF、JPEG、動画)に変換・資料化してアップロードしてください。

① Webサイト・オンライン記事の場合:PDF化・キャプチャ保存

  • ブラウザの印刷機能(PDF保存)を活用該当のWebページを開き、ブラウザの印刷画面から「PDFとして保存」を選択してA4サイズのPDFファイルを作成します。
  • 画面キャプチャ+解説のレイアウトサイトのトップページや重要なコンテンツ画面のスクリーンショットを撮影し、Wordやデザインソフト等でA4用紙に貼り付け、どのようなサイトなのか解説を添えて1つのPDFにまとめます。

② アプリ・Webサービス開発の場合:操作画面+設計概要のPDF化

  • アプリの実際の操作画面、UIデザイン、機能一覧、利用実績(ユーザー数やダウンロード数、受賞実績等)をA4サイズのレポート形式(PDF)にまとめます。

③ 動きや体験を見せたい場合:画面録画による「動画ファイル化」

  • Webサービスやアプリの動作、自身が出演したオンラインイベントの様子などは、画面録画を行って動画ファイル(.mp4、.wmv、.avi、.mpg等)として提出することが可能です。

3. 任意提出資料の「容量・点数・説明文」ルール総点検

任意提出資料を作成・アップロードする際は、以下の制限事項を必ず厳守してください

  • 提出点数:JPEG、PDF、動画ファイルを合わせて最大10点まで
  • 重要度順の登録:自身で重要と判断した順に1番から登録すること。
  • ファイル容量1ファイルあたり10MB以下、かつ全資料合計で50MB以下
  • 用紙サイズ:PDFファイルはA4サイズで作成し、複数枚ある場合はページ番号を振ること。
  • 要約・補足説明の入力:アップロードするすべての資料について、Web上の指定欄に日本語200字以内(英語400字以内)で要約や補足説明を入力すること。

【注意】郵送同封は不可 任意提出資料は、すべてオンライン出願システムからアップロードする必要があります。賞状原本や推薦書原本などを角2封筒に同封して郵送しても、出願書類としては取り扱われませんので注意してください。

4. 任意提出資料・アップロード前チェックリスト

マイページで送信する前に、以下の項目を最終確認してください

点検項目指定要件・ルール確認欄
URL記載の排除「URLを参照」とするだけの資料はなく、実体ファイル化したか
ファイル形式JPEG、PDF、または指定動画ファイル(mp4等)になっているか
ファイル容量1ファイル10MB以下、全体合計50MB以下に収まっているか
資料の点数合計10点以内で、重要度順(1番〜)に並んでいるか
要約文の入力各資料に日本語200字以内(英語400字以内)の説明文を付けたか
PDFの体裁A4サイズで作成され、複数ページの場合はページ番号があるか

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)

本記事で解説した入試日程、オンライン申請の手順、出願書類の要件、および各種システム上のルール等の情報は、慶應義塾大学SFC公式HPより2026年5月15日公開の「2026夏秋AO募集要項」に基づき作成しています。

しかし、不測の事態や大学側の都合により、システムメンテナンスの日程、出願受理状況の確認期間、あるいは2次面接の実施詳細などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。

「記事に書いてあった日程と実際の締切が違っていた」「知らぬ間に提出ルールの追加発表があった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項・最新のニュースをあなた自身の目で直接熟読・確認してください。

常に自分自身で一次情報を検証する姿勢を大切に、万全の体制で出願に挑みましょう!

最後に:あなたの活動実績を「目に見える形」で届出しよう

Web上での発信やデジタル領域での開発・制作活動は、SFCが重視する「問題発見・解決」の実践として非常に魅力的なアピール要素です

だからこそ、募集要項のルールを正しく理解し、審査員が確実に閲覧・評価できる「PDFや動画」という形に整えて提出しなければ意味がありません

手元の任意提出資料に「URLの貼り付けだけ」になっているものがないか今すぐ再点検し、万全の状態で出願を完了させましょう。あなたのこれまでの挑戦の軌跡が正しく評価されることを、教務一同、心より応援しています!


KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」