
- 1. 第1部:【要項解剖】「記入中」のまま締切を迎えるとどうなるか?
- 1.1. 1. 2名全員が「記入済」にならないと、あなたの書類は1枚も印刷できない
- 1.2. 2. 締切は「9月1日15:00」1秒の遅れも許されない
- 2. 第2部:なぜ進まない?「記入中」でステータスが止まる3つの原因
- 2.1. 原因①:評価者が「下書き保存」したまま完了ボタンを押し忘れている
- 2.2. 原因②:お盆休みの「システムメンテナンス完全休止期間」の罠
- 2.3. 原因③:学校行事や部活の遠征で、単純に多忙を極めている
- 3. 第3部:プロが教える!「記入中」を「記入済」に変えるスマートな対処法
- 3.1. 対処法①:システム休止期間(8月7日)を「防衛ライン」として事前に共有する
- 3.2. 対処法②:自分の「志望理由書の下書き」を先に共有して負担を減らす
- 3.3. 対処法③:最後の手段「完了ボタンの押し忘れ」を優しく確認する
- 4. 最後に
- 4.1. ⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ず確認を!)
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の「2026 夏秋AO入試」に向けて、志望理由書の論理構成や自由記述資料の最終調整に日々全力で取り組んでいる受験生のみなさん。本当にお疲れ様です。
7月に入り、出願開始となる8月がすぐ目の前に迫ってきました。
自分の書類のクオリティを上げることと並行して、今から主導権を握って動かさなければならない最重要の実務があります。
それが、あなたを客観的に知る2名の大人の記述が必要となる「志願者評価書」の手配です。
SFCのAO入試では、Web出願システム上で評価者にメールを送り、評価者が直接システムに評価を入力する仕組みになっています。
しかし、毎年出願締切が近づくにつれ、「先生にお願いしたはずなのに、マイページのステータスが『記入中』のまま一向に進まない…」と青ざめる受験生が後を絶ちません。
今回は、最新の「2026 夏秋AO」募集要項のシステム仕様をベースに、「評価書が『記入中』で止まってしまうリアルな原因」、そして「先生に不快感を与えずにスマートに完了してもらうための具体的な対処法」について解説します!
第1部:【要項解剖】「記入中」のまま締切を迎えるとどうなるか?

まず、募集要項の「出願について」に記載されている、志願者評価書に関する厳格なシステム制約を確認します。
1. 2名全員が「記入済」にならないと、あなたの書類は1枚も印刷できない
Web出願システム上でのあなたの入力がすべて完了し、入学検定料を決済したとしても、2名の評価者のステータスが両方とも「記入済」に変わるまでは、郵送に必要な「入学志願票」や「宛名ラベル」のPDFを印刷することがシステムできません。
2. 締切は「9月1日15:00」1秒の遅れも許されない
夏秋AOのオンライン申請締切は【2026年9月1日(火)15:00】です。
「自分の入力は終わっているから、先生の入力は少し遅れても大丈夫だろう」という甘えは一切通用しません。この時刻までに評価書の送信が完了していなければ、自動的にシステムがロックされ、あなたは入学志願票を印刷できず、郵送出願に進むことができないまま終了となります。
第2部:なぜ進まない?「記入中」でステータスが止まる3つの原因

先生や評価者の方が「書くよ」と言ってくれたにもかかわらず、画面が「記入中」から変わらないのには、システム面、心理面、スケジュール面で明確な原因があります。
原因①:評価者が「下書き保存」したまま完了ボタンを押し忘れている
最も多いシステム上の原因です。評価システムには、長文を少しずつ書くための「一時保存(下書き保存)」の機能があります。 先生が文章をすべて打ち込み、「よし、これで完成だ」と満足したものの、画面の一番下にある「完了(送信)」のボタンをクリックし忘れているケースが多発します。
この場合、先生の画面では文章が入っていても、あなたのマイページからは「記入中(未完了)」のまま表示され続けます。
原因②:お盆休みの「システムメンテナンス完全休止期間」の罠
2026年の夏秋AOにおいて、最も警戒すべきスケジュール上の落とし穴です。 オンライン出願期間の最中である「8月7日(金)16:30 〜 8月18日(火)10:00」の間、システムメンテナンスのため出願システムが完全に休止(ログイン不可)となります。
この期間は、あなた自身が画面を操作できないだけでなく、評価者の先生もシステムにアクセスして記入することが一切できなくなります。
お盆期間中、学校が閉庁日になることとも重なり、ここで進捗が完全にストップしてしまうのです。
原因③:学校行事や部活の遠征で、単純に多忙を極めている
7月後半から8月にかけて、高校の先生方は三者面談、夏期講習、部活動の合宿、秋の行事の準備など、想像以上に過密なスケジュールをこなしています。
悪気はなくても、「来週のまとまった時間に一気に書こう」と後回しにされているうちに、締切が迫ってしまうという心理的な要因です。
第3部:プロが教える!「記入中」を「記入済」に変えるスマートな対処法

先生に「早く書いてください!」と感情的に催促するのは、関係性を悪化させるため絶対に避けるべきです。出願の主導権を握りつつ、周囲の大人を味方につける洗練されたアプローチを伝授します。
対処法①:システム休止期間(8月7日)を「防衛ライン」として事前に共有する
明日、あるいは夏休みに入る前に先生に評価書のお願い(または進捗確認)をする際、システムメンテナンスのスケジュールをインテリジェンスとして活用してください。
【先生への伝え方(例)】 「先生、お忙しいなか評価書をお引き受けいただき本当にありがとうございます。大学の公式要項を確認したところ、8月7日16:30から8月18日10:00まで、出願システムがメンテナンスのため完全にシャットダウンされ、入力ができなくなるというアナウンスがございました。 先生の夏休みのご予定に配慮し、システムが閉まる前の【8月6日(木)】を目標に、一度送信(完了)をしていただけますと非常に安心なのですが、進捗はいかがでしょうか…?」
このように伝えることで、「私が急かしている」のではなく「大学のシステムの制約上、ここに防衛ラインがある」という客観的な事実(一次情報)をもとに、先生に自然なスピードアップを促すことができます。
対処法②:自分の「志望理由書の下書き」を先に共有して負担を減らす
先生が「記入中」から進まないのは、「この生徒がSFCで具体的に何をやりたいのか、ロジックがまだ見えなくて書きあぐねている」というケースもあります。
他力本願に待つのではなく、あなたが今書いている志望理由書の構成案や、2枚の自由記述のラフデータを印刷(またはメール添付)して、先生に中間報告として手渡してください。
「私の現在の研究計画の設計図です。これをもとに書いていただければ幸いです」と提示することで、先生は書くべき方向性が明確になり、執筆のハードルが劇的に下がります。
対処法③:最後の手段「完了ボタンの押し忘れ」を優しく確認する
もし、書類の共有も済み、夏休み後半になっても「記入中」のままであれば、原因①の「完了ボタンの押し忘れ」を疑ってください。
「先生、システム上、まだ『記入中』と表示されておりまして、もしかすると画面最下部の『送信(完了)』ボタンが未確定のままになっている可能性がございます。お手数ですが、一度ログインしてご確認いただけますでしょうか」と、システムの仕様を理由にして優しく確認を入れましょう。
最後に

SFCが求める総合政策学部・環境情報学部の学生像は、机の上でペーパーテストを解くだけの優等生ではありません。多様な人々を巻き込み、主導権を握ってプロジェクトを推進していく実践者です。
この「志願者評価書を不備なく締切までに完了してもらう」というタスクは、受験生であるあなたに課された最初のリアルなマネジメント試験そのものです。
先生が書いてくれないと嘆く他力本願なマインドは今すぐ捨てましょう。
大学が提示した募集要項のルール(一次情報)を完璧に把握し、相手のスケジュールをリスペクトしながらも、締め切りから逆算してスマートに周囲をコントロールしていく。そのタフで丁寧なコミュニケーション能力こそが、最難関の選考を突破するための強力な武器になります。
万全の準備とスケジュール管理で、すべてのステータスを「合格」へと動かしていきましょう。応援しています!
⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ず確認を!)
本記事で解説した志願者評価書の記入ステータスに関する仕様、オンライン申請の最終締切および「システムメンテナンス完全休止期間」のスケジュールは、慶應義塾大学SFCが公式に発行している最新の「2026 夏秋AO 募集要項」に基づき、正確を期して作成しております。しかし、不測の事態や大学側の判断により、出願システムの稼働日程や評価書の送信手順などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。
「記事のスケジュールだけを信じていて、今年の最新の注意事項や時間変更を見落としてしまった」「オンライン出願システム上での細かな確認事項を読み飛ばしてしまった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項の記述をあなた自身の目で直接熟読・確認してください。
他人に頼り切る他力本願を完全に捨て、常に正確な事実(一次情報)をもとに主体的な危機管理を行うこと。その確実な実務能力を持って、自信に満ちたマインドで出願を迎えましょう!
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」


