こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

総合型選抜(旧AO入試)において、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が求めるのは、既存の学問領域に囚われず、自ら問題を発見し解決へと導く「未来からの留学生」です。

志望理由書や自由記述と同じくらい、あるいはそれ以上に合否の分かれ目となるのが「活動報告書」です。

本記事では、慶應SFC「2026夏秋募集要項」の記載を踏まえ、合格を引き寄せる活動報告書作成の極意を徹底解説します

1. 募集要項から読み解く「活動報告」の3大要素

2026夏秋AO入試の募集要項では、活動報告に関して以下の厳格な規定とプロセスが定められています。

単なる過去の経歴の自慢大会ではなく、SFCのアドミッション・ポリシーに直結する戦略的な記述が求められます。

項目募集要項の要件および教務上の重要ポイント
自己評価と選定理由学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組んだ成果について、自己評価した内容とその内容を選んだ理由を説明
・日本語:200字以内
・英語:400字以内(目安80words)
活動歴の入力と「◎」中学校卒業以降に取り組んだすべての分野の活動・成果を入力(必要に応じ中学校以前も可)。指定項目数の中で整理し、最もアピールしたい活動に各項目3つまで「◎」欄にチェックを入れる
根拠資料の提出受賞歴や成果等については、できるだけ「任意提出資料」で根拠となる資料を提出すること。

⚠️ 生成AIの利用に関する警鐘

募集要項には、生成AIを学びを深める補助的ツールとして利用することは否定しないものの、出願書類(志望理由、入学後の学習計画、自己アピール、活動報告等)を生成AIによって作成したものを受験生独自の成果物とはみなさないことが明記されています。ご自身の来歴や経験を掛け合わせ、あなた自身の言葉と言葉の重みで思考を深めることが合格への絶対条件です。

2. 合格を勝ち取る活動報告書作成の3つの極意

極意①:「200字の自己評価」で問題発見・解決のプロセスを圧縮する

日本語200字という極めて限られた文字数の中で、自己評価とその理由を述べよという設問は、あなたの本質的な思考力を試す試金石です。

単に「〇〇のコンテストで入賞した」「部活で部長を務めた」という事実を並べるだけでは不合格となります。

SFCが求める「問題発見解決型」の視点に基づき、以下の要素を凝縮してください。

  • あなたが直面した現実の課題や、強い問題意識は何であったか(課題の発見)
  • その課題に対して、どのような政策・技術・デザインのアプローチで挑んだか(行動・実践)
  • 活動の成果として何を得て、それがなぜ自己評価に値するのか(学びの昇華)

極意②:「◎」チェックの3選定で一貫した専門性を浮き彫りにする

中学校卒業以降の膨大な活動歴を入力する中で、最もアピールしたい活動に対して「◎」を最大3つまでつけることができます。

この「◎」の選択こそが、あなたのバックグラウンドの軸を面接官や書類審査員に一瞬で伝えるシグナルとなります。

総合政策学部が目指す「政策をつくり、うごかす」アプローチなのか、環境情報学部が目指す「技術、デザイン、ツール、感性、アート」のアプローチなのか。あなたの「◎」が、志望する学部のカラーと鮮やかに連動しているかどうかが勝負を分けます

極意③:任意提出資料との完全連動による客観性の担保

募集要項にある通り、受賞歴や成果等については「任意提出資料」で客観的な根拠資料をできるだけ提出してください。

募集要項のQ&Aにもある通り、単なるWebサイトのURL記載は資料として一切取り扱われません。

賞状、スコア、正課レポートの概要や講評などをPDFやJPEG、Windows Media Player で再生可能な動画ファイル(最大10点、50MB以下)として完璧にアップロードし、活動報告書の記述と完全にリンクさせましょう。

3. 出願手続きと直前の留意点

2026夏秋AO入試のスケジュールは以下の通りです。直前になって慌てることがないよう、綿密な計画のもとで準備を進めてください

  • オンライン申請・検定料納付期間: 2026年8月3日(月) 10:00 〜 9月1日(火) 15:00(検定料支払は9月2日(水) 22:59まで)
  • システムメンテナンス期間:2026年8月7日(金)16:30~ 8月18日(火)10:00
  • 郵送書類提出期間: 2026年9月1日(火) 〜 9月2日(水)(日本国内は締切日消印有効、簡易書留速達、海外は締切日必着)
  • 1次選考合格発表: 2026年10月8日(木) 11:00~10月25日(日)16:59
  • 2次選考(面接): 総合政策学部は10月17日(土)・18日(日)、環境情報学部は10月24日(土)・25日(日)のいずれか

評価者2名による「志願者評価」の完了や、入学志願票(2枚片面印刷・自筆記入項目あり)の不備など、形式的なミスによる不受理を防ぐためにも、締切の数日前にはすべての手続きを完了させる余裕を持った行動が肝要です。

あなた独自の物語を活動報告書に刻み込み、SFCの扉をこじ開けてください。

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ず確認を!)

本記事で解説した2026夏秋AOのオンライン申請期間、システムメンテナンス期間、および2次選考(面接試験)の実施スケジュール等の情報は、慶應義塾大学SFCが公式に発行している最新の「2026 夏秋AO 募集要項」に基づき、正確を期して作成しております。

しかし、災害や不測の事態、大学側の判断により、出願システムの稼働日程、窓口の受付時間、あるいは2次面接の実施詳細(対面からオンラインへの完全切り替えなど)が随時、追加や仕様変更のアナウンスがされる可能性が十分にあります。「記事のスケジュールだけを信じていて、実際のマイページ上の緊急告知や変更案内を見落としてしまった」「オンライン出願システム上の細かな注意事項を確認し忘れていた」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項の記述をご自身の手で直接熟読・確認してください。

最後に

みなさんの執筆が、これまでの自分の歩みを誇らしく証明し、未来の合格切符を引き寄せる最高の瞬間になることを、心から応援しています。


KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。


■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」