
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
6月に入り、春先の燃え上がるようなやる気が少し落ち着いてきたり、梅雨のどんよりした天気に引っ張られて「なんだか最近、パソコンに向かう手が止まってしまう……」と悩んでいませんか?
実は、6月は多くの受験生が「中だるみ」を迎える危険な時期です。
中間テストが終わり、夏休み(出願直前期)の本番までまだ少し時間があるように感じられるため、進捗がピタッと止まりやすいのです。
しかし、慶應SFCの「夏秋AO」を目指す皆さんにとって、この6月をどう過ごすかは合否を分ける極めて重要な分岐点になります。
今回は、SFCが求める本来の学生像に立ち返りながら、6月の中だるみを一瞬で吹き飛ばす「3つの脱出法」を、教務の視点から熱く解説します!
そもそも、なぜ6月にモチベーションが下がるのか?

原因はズバリ、「文章の綺麗さ」や「体裁」を気にしすぎて、思考が内向きに閉じてしまっているからです。
志望理由書や自由記述、任意提出資料の作成を進めるうちに、「この表現で教授に伝わるかな?」「もっと賢そうな文章にしないとダメかな?」と、画面のなかの文字ばかりを見つめていませんか?
既存の枠組みに囚われない斬新な構想から始まったSFCは、受験生に対して「綺麗にまとまっただけの優等生的な書類」など求めていません。福澤諭吉が掲げた慶應義塾の理念に「実学」があります。これは、知識を受動的に得るだけではなく、「世の中で起こっている問題にまっすぐに向き合い、自ら問題を発見し、仮説を立てて検証するプロセス」のことです。
6月に中だるみしているあなたは、今、自分の研究テーマという「現実の問題」から目が離れ、単なる「作文作業」に没頭してしまっている可能性が高いのです。
6月の中だるみを脱出する!3つの特効薬

モチベーションが低下したときは、無理に机にしがみつく必要はありません。
SFCの「学問のすゝめ」に則った、能動的なアクションで脳を刺激しましょう。
① 1次情報に触れる(机から飛び出す)
SFCの総合政策学部・環境情報学部では、「研究会やプロジェクトでフィールドに出て現実の課題に取り組み、その学びを還流させていく」という研究と実践の融合(実践知)を何よりも重視しています。
- 脱出アクション:パソコンを閉じて、自分の研究テーマに関わる「現場」に足を運ぶ、あるいは関係者にインタビューを申し込んでみましょう。
- 効果:実際に困っている人の声を聞いたり、現場の空気を感じたりすることで、「あ、自分はやっぱりこの問題を解決したいんだ!」という初期衝動(使命感)がハッキリと蘇ります。 現場で得た生の情報は、のちに提出書類に圧倒的な説得力を与える強力な武器になります。
② 先輩たちの「目の輝き」を浴びる(SFCの空気を吸う)
モチベーションが下がっているときは、自分が合格した後の「理想の未来」の解像度が下がっています。
- 脱出アクション:SFCの公式YouTubeチャンネルで講義コンテンツを見たり、広報雑誌のバックナンバーやウェブサイトで、現役の先輩たちのインタビューに触れてみましょう。
- 効果:SFCには「自分がやりたいことに素真面目で、それを全力で突き詰め、目を輝かせながら起業や研究に取り組んでいる学生」が溢れています。先輩たちの放つ圧倒的な熱量に触れることで、「自分もこの輪に入って、半学半教の精神で一緒に議論がしたい!」という憧れが再び燃え上がります。
③ 夏の「システム休止期間」から逆算して危機感を持つ
「そうは言っても、まだ6月だし……」と思っているあなたへ。
最新の募集要項に書かれた現実的なスケジュールを確認し危機感を蘇らせましょう。
- 2026夏秋AO オンライン申請期間:2026年8月3日(月)10:00 〜 9月1日(火)15:00
- 【超重要】システム休止期間:2026年8月7日(金)16:30 〜 8月18日(火)10:00
SFCのオンライン出願システムはメンテナンスのためログインすらできなくなります。
つまり、8月に焦って書類をアップロードしようとしても、夏休みのど真ん中でシステムが使えない期間が存在するのです。 さらに、2名の評価者に書いてもらう「志願者評価」が完了しなければ、出願用の入学志願票は印刷すらできません。
このスケジュールから逆算すると、「6月中に研究テーマの骨組みを固め、7月中には第1稿を書き上げる」というペースで動かなければ、8月に確実にパニックに陥ります。
このリアルな時間制限を認識すれば、のんびり中だるみしている暇はないと気づくはずです。
⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)
本記事で解説した入試日程、オンライン申請の手順、出願書類の要件、および各種システム上のルールやURLは、慶應義塾大学SFCが発行している最新の募集要項に基づき作成しております。
しかし、不測の事態や大学側の都合により、システムメンテナンスの日程、出願受理状況の確認期間、あるいは2次面接の実施詳細などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。
「記事に書いてあった日程と実際の締切が違っていた」「知らぬ間に提出ルールの追加発表があった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項・最新のニュースをあなた自身の目で直接熟読・確認してください。
常に自分自身で一次情報を検証する姿勢を大切に、万全の体制で出願に挑みましょう!
最後に

福澤諭吉は、自分の良識と信念に基づいて考え行動する「独立自尊」の人を育むことを学問の狙いとしました。
今、皆さんが「本当にこのテーマでいいのだろうか」「自分の意見は浅いのではないか」と悩んでいるプロセスそのものが、既存の常識にとらわれずに“自分の頭で考える”ための知的なトレーニング(実学)です。
6月の中だるみや葛藤を誤魔化さず、自分の問題意識に正直に向き合い、全力で取り組んだ時間は決して無駄にはなりません。
その泥臭い試行錯誤の先にこそ、教授陣の心を動かす「あなたらしい志望理由書」が完成します。
ジメジメした季節ですが、心は熱く保ったまま、ここからもう一歩、未来に向けて踏み出していきましょう。
KOSSUN教育ラボは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。
【参考文献】
- 慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」
- 慶應義塾大学「KEIO UNIVERSITY GUIDEBOOK 2027 学問のすゝめ」

