こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の2026夏秋AO入試は、10月8日(木)の1次合格発表を控え、二次選考(総合政策:10/17・18、環境情報:10/24・25)の実施が目前に迫ってきました。

志望理由の再整理、想定問答の反復練習、面接時間のタイムマネジメントや宿泊・アクセスの手配など、準備に余念がないことと思います。

しかし、入試本番を目前にしたこの時期、どれほど完璧な研究構想を練り上げていても、たった一度の油断で全てが水泡に帰してしまう最大の盲点があります。

それが、「インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症罹患と、直前期の体調管理」です。

季節の変わり目である10月は、朝晩の寒暖差が激しく、全国的に季節性インフルエンザや各種呼吸器感染症が流行し始める時期でもあります。

慶應義塾大学の募集要項には、感染症に罹患した場合の取り扱いについて、非常に厳格な規定が記されています。

今回は、募集要項に定められた感染症罹患時の受験ルール、追試験や別日程振替の有無、そして本番当日に最高のパフォーマンスを発揮するための体調管理の鉄則を徹底解説します。

1. 募集要項で確認する「感染症罹患時の受験ルール」

慶應義塾大学の入試募集要項において、感染症に関する取り扱いは以下のように明確に定められています。

【感染症罹患時に関する公式要項規定の骨子】

・学校保健安全法で出席停止が定められている感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症等)に
罹患し、試験日までに医師から治癒したと認められていない場合は、他の受験生や監督者等への感染防止のため、 原則として受験することはできません。

(ただし、症状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めたときは、この限りではない)

・罹患による欠席者に対する「追試験」や「別日程への振替措置」は、原則として一切行われません。

・試験を欠席した場合、一度納入された入学検定料の返還は行われません。

(出典:『2026年度 夏秋AO 募集要項』 P.31)

【超重要】「追試験」や「振替」は原則存在しない

一般選抜の一部日程や大学入学共通テストと異なり、大学独自の総合型選抜(AO入試)において、個人の体調不良や感染症罹患を理由とする追試験や別日程への振替面接は原則として用意されていません。

面接官である専任教授陣の厳密な審査シフトのもとで運営されているため、「来週に延期してもらう」「別の日程で個別にオンライン面接をしてもらう」といった個別対応は不可能です。

つまり、試験当日に発熱や感染症で会場に行けなくなった瞬間、どれほど素晴らしい実績や提出書類があっても、その年のAO入試は「欠席(不合格)」として終了してしまうという極めて厳しい現実があります。

2. 「無理をして受験する」ことは絶対に不可能

「少しくらいの熱なら、解熱剤を飲んで隠して面接室に入ればいいのではないか」

そう考える受験生がいるかもしれませんが、絶対に通用しません。

  • 30分間の至近距離での個人面接: 面接室では、教授陣と向かい合って30分間にわたり声を出し続けなければなりません。咳が止まらなかったり、意識が朦朧としていたりすれば即座に見抜かれますし、何より他者への感染リスクを生じさせる行為は重大な規律違反となります。

健康な状態で堂々と面接室の席に着くこと自体が、受験生に課された最初の必須条件なのです。

3. 面接直前・秋の「体調管理5大鉄則」

本番までの残り数週間、あなたの学力や思考力を守り抜くために、以下の5つの予防策を今日から徹底してください。

【二次面接直前の体調管理 5大鉄則】

1. インフルエンザワクチンの早期接種
・抗体ができるまでに接種後約2週間を要するため、かかりつけ医等で接種を済ませておくのが理想的。


2. 人混みでのマスク着用と「手洗い・うがい・手指消毒」の再徹底
・通学電車、学校の教室、塾・予備校など、密閉・密集空間では不織布マスクを着用。
・帰宅直後の手洗い・うがいを習慣化し、粘膜からのウイルス侵入をブロックする。


3. 部屋の「湿度50〜60%」と温度管理
・秋の空気の乾燥はウイルスの活性化と喉の粘膜防御機能の低下を招く。
・自宅の勉強部屋や前泊ホテルの客室では、加湿器や濡れタオルを活用して湿度を保つ。


4. 免疫力を高める「睡眠と食事の固定化」
・直前期の深夜に及ぶ詰め込みは自律神経を乱し、免疫力を急激に下げる。
・最低でも6〜7時間の睡眠を確保し、消化の良い温かい食事を3食規則正しく摂る。


5. 学校・家族内での感染予防協力
・周囲で風邪や感染症が流行している場合は、無理な登校を避けたり、
家庭内でもタオルを分けるなど、家族全体で感染予防の防衛線を張る。

4. 喉のケアと「声のコンディション」の調整

面接試験において、「明るく明瞭に通る声」は面接官に知的で前向きな印象を与える決定的な要素です。

  • 乾燥・冷えから喉を守る: 秋口の夜風に喉を晒さないよう、外出時はネックウォーマーを着用したり、刺激の強い香辛料や冷たい飲み物を控え、常温の水や温かい麦茶・白湯をこまめに飲むようにしましょう。
  • 前日に大声で練習しすぎない: 前泊のホテルや移動中に焦るあまり、長時間にわたってぶっ通しで大声を出し続けると、本番当日に声が掠れてしまいます。直前は頭の中でのイメージトレーニングや、要点を呟く程度の適度な発声にとどめ、喉を休ませてください。

5. 直前期コンディション・自己点検チェックリスト

二次選考本番に向けて、日々の生活習慣を点検しましょう。

点検項目体調管理の実務内容確認欄
要項の認識感染症罹患による「追試・日程振替は原則ない」ことを再認識したか□
予防接種インフルエンザワクチンの接種スケジュールを確保・実施したか□
感染予防具不織布マスク、携帯用手指消毒ジェル、うがい薬をカバンに備えているか□
睡眠時間の確保夜更かしを一切やめ、本番の起床時刻に合わせた生活リズムを作れているか□
室内の湿度管理勉強部屋や寝室の湿度が50%以上になるよう加湿対策をしているか□
前泊環境の点検前泊ホテルの客室に加湿空気清浄機があるか(または貸出予約したか)確認したか□

⚠️ 受験生への重要なお願い(最新情報は必ずご自身で!)

本記事で解説した入試日程、オンライン申請の手順、出願書類の要件、および各種システム上のルール等の情報は、慶應義塾大学SFC公式HPより2026年5月15日公開の「2026夏秋AO募集要項」に基づき作成しています。

しかし、不測の事態や大学側の都合により、システムメンテナンスの日程、出願受理状況の確認期間、あるいは2次面接の実施詳細などが随時、変更・追加アナウンスされる可能性が十分にあります。

「記事に書いてあった日程と実際の締切が違っていた」「知らぬ間に提出ルールの追加発表があった」といった致命的なミスを防ぐため、受験生のみなさんは必ず、慶應義塾大学SFCの公式ウェブサイト、および最新のオンライン出願システムにログインし、正規の募集要項・最新のニュースをあなた自身の目で直接熟読・確認してください。

常に自分自身で一次情報を検証する姿勢を大切に、万全の体制で出願に挑みましょう!

最後に:自己管理能力も、研究者に求められる資質である

慶應義塾大学SFCが育成を目指すのは、困難な状況下でも自らの知性と行動力をコントロールし、社会の課題を解決へと導く自律したリーダーです。

本番当日に万全のコンディションで面接室のドアを開けられるかどうか。その健康管理・リスク管理の徹底もまた、「自らの人生と研究をマネジメントする力」として試されていると言えます。

「これだけ体調管理にも気を配り、最高の状態を作ってきた」

その揺るぎない自信と自己管理の規律こそが、面接官の前で背筋を伸ばし、澄んだ瞳で対話に臨むための強固な土台となります。

心身ともにベストな状態を整え、湘南藤沢の杜での晴れ舞台へ堂々と乗り込んでいきましょう!

教務一同、心より応援しています。


KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部「2026 夏秋 AO 募集要項」