
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
慶應義塾大学看護医療学部の総合型選抜(AO入試)を目指す皆さん、日々の探究活動や志望理由書のブラッシュアップ、面接対策に真摯に向き合えているでしょうか。
教務担当として多くの受験生と対話する中で、頻繁に耳にする言葉があります。
「苦しんでいる人を助けたい」
「患者さんの心に寄り添う温かい看護師になりたい」
その想いは純粋であり、医療を志す原点として極めて尊いものです。しかし、慶應義塾大学看護医療学部が求めているのは、単なる「憧れ」や「優しさ」にとどまる人物ではありません。選考を通じて大学側が深く見極めようとしているのは、「人々の生命と社会の課題を背負い、未知の領域へ踏み出す、医療従事者としての覚悟」です。
出願や面接本番を控えた今だからこそ、ご自身の胸に問い直してほしい3つの「覚悟」についてお話しします。
1. 「優しさ」を「強さ」へと変える覚悟

医療の現場は、美しい理想論だけでは成り立ちません。人の生死が交錯し、激しい苦痛や葛藤、時には理不尽な現実に直面する過酷な現場です。
アドミッション・ポリシーには、「他者の苦痛や悩みを理解しようとする」「自らやると決めたことをやり遂げようとし、失敗の経験から学び、自身を成長させようとする」という姿勢が明記されています。
目の前の患者さんの痛みに共感する「優しさ」を持つことは大前提です。しかし、共感するあまり自分自身が感情に押し流されてしまっては、適切な医療的判断や看護の実践はできません。求められているのは、他者の苦痛を真正面から受け止めつつも、冷静に状況を分析し、最適な解決策を実行し続ける「知性と精神の強さ」です。
書類や面接で問われるのは、「これまでの成功体験」だけではありません。困難や挫折にぶつかったとき、あなたはどう受け止め、どう立ち上がってきたのか。その泥臭いプロセスの中にこそ、医療従事者としての真の覚悟が宿ります。
2. 既存の枠組みに安住せず「変革の主体」となる覚悟

慶應SFCの理念の根底には、福澤諭吉の「独立自尊」と「実学(問題発見・解決)」の精神があります。そして看護医療学部が目指すのは、「保健・医療・福祉を一体化できる先導者」の育成です。
指示された業務を正確にこなすだけの受動的な医療従事者であれば、SFCで学ぶ必然性はありません。
- 少子高齢化や地域医療の崩壊、看取りのあり方など、社会に横たわる医療課題にどう向き合うのか
- 情報技術や政策、地域コミュニティを巻き込み、どのように新しい医療・ケアの形を創り出すのか
看護医療学部が掲げる資質の一つに「変化を起こす力」があります。これは、「現在の医療の当たり前」を疑い、既存の制度や慣習の壁を恐れず、より良い社会のあり方を追求する覚悟を意味します。
あなたは、医療現場の歯車になる覚悟ではなく、医療の未来を先導し、社会の仕組みを変えていく覚悟を持てているでしょうか。
3. 多様な価値観に晒されながら「チームを率いる」覚悟

看護医療の現場は、決して一人では完結しません。医師、薬剤師、社会福祉士、行政、そして患者さんやその家族など、異なる立場や文化、価値観を持つ人々との協働が不可欠です。
慶應義塾大学では、医学部・薬学部・看護医療学部による「医療系三学部合同教育(IPE)」を導入し、低年次から多職種混成チームでの協働学習を徹底しています。
- 自分とは異なる意見や価値観を持つ相手を尊重し、対話を諦めないこと
- 専門職としての誇りを持ちながら、他職種の専門性に敬意を払い、患者中心のチームを機能させること
異なる他者と衝突を恐れずに関係を築き、合意形成を図りながら前進する人間力。これこそが、SFCが求める「連携・協働する力」の真意です。
最後に

総合型選抜(AO入試)の準備を進める中で、「自分には特別な実績がないのではないか」「本当にこの道で合っているのだろうか」と足がすくむ瞬間があるかもしれません。
しかし、覚悟とは「迷いがゼロになること」ではありません。
「どれほど迷いや不安があっても、私はこの医療の課題から逃げずに向き合い続ける」と決断することです。
あなたがこれまで積み重ねてきた探究や経験、悩み抜いた時間は、すべてこの「決断」を支える確かな土台になっています。
慶應SFCの看護医療学部は、本気で医療と社会の未来を変えようとするあなたの覚悟を、全力で受け止める場所です。
自らの意志を誇り、堂々とその覚悟を伝えてきてください。私たちは、未来の先導者となるあなたの挑戦を信じ、応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「慶應義塾大学 看護医療学部公式ウェブサイト」
慶應義塾大学「KEIO UNIVERSITY GUIDEBOOK 2027 学問のすゝめ」


