こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学受験を考えている皆さん、そして、お子さんの受験をサポートする保護者の皆様、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のAO入試(総合型選抜)に興味をお持ちですか?
SFCは、1990年に設立された、慶應義塾大学の中でもひときわ異彩を放つキャンパスです。 「未来を創造する」をテーマに、従来の大学の枠にとらわれない、革新的な教育・研究が行われています。
そんなSFCのAO入試(総合型選抜)ですが、 「倍率はどれくらい?」「合格するのは難しいの?」 といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
今回はSFCのAO入試(総合型選抜)の倍率について、 詳しく解説していきます!
SFC AO入試(総合型選抜)の概要
SFCのAO入試(総合型選抜)は、 学力試験だけでは測れない多様な能力や個性を評価する入試制度です。
具体的には、以下の要素が評価されます。
- 学業成績: 高校の成績はもちろん、学習意欲や探究心も評価対象となります。
- 課外活動: 部活動、ボランティア、生徒会活動、コンテスト参加、起業経験など、積極的に取り組んだ経験を評価します。
- 資格・検定: 英検、TOEIC、漢検、数学検定、情報処理技術者試験など、取得した資格もアピール材料になります。
- 小論文・面接: 自分の考えや経験を論理的に表現する能力を評価します。
- SFCのAO入試では、面接官とのディスカッション形式の面接が行われる学部・学科もあります。
- 推薦書: 高校の先生から見た、あなたの個性や能力、学習態度などが客観的に評価されます。
- 志望理由書: なぜSFCで学びたいのか、将来どのような貢献をしたいのか、といったあなたの熱い想いを伝えます。
- その他: 論文、研究レポート、ボランティア活動報告書、プログラミング作品、ポートフォリオ、作品集など、自身の能力や個性をアピールできる資料があれば、積極的に提出しましょう。
SFC AO入試(総合型選抜)の倍率は?
SFCのAO入試(総合型選抜)の倍率は、 学部・学科や年度によって異なります。
近年は、総合政策学部と環境情報学部のAO入試の倍率は、 どちらも5倍~10倍程度で推移しています。
年度 | 総合政策学部 | 環境情報学部 |
---|---|---|
2023年度 | 5.8倍 (4月入学) 12.0倍 (9月入学) | 4.4倍 (4月入学) 10.0倍 (9月入学) |
2022年度 | 6.5倍 | 5.0倍 |
2021年度 | 4.7倍 | 4.7倍 |
2020年度 | 10.1倍 (春AO) 40.8倍 (9月入学AO) | - |
2019年度 | 11.1倍 | 9.8倍 |
倍率が高いからといって、諦める必要はありません!
SFCのAO入試では、学力試験の点数だけでなく、多様な要素を総合的に評価するため、 「点数化できない能力」が合否を大きく左右します。
つまり、しっかりと準備をして、 自分自身の個性を最大限にアピールすることができれば、 倍率が高いAO入試でも、 合格を勝ち取ることができるのです。
倍率の変動要因
SFCのAO入試(総合型選抜)の倍率は、 なぜ年度によって変動するのでしょうか?
主な要因としては、以下の点が挙げられます。
- 募集人数: 募集人数が多い年度は倍率が低くなり、少ない年度は倍率が高くなる傾向があります。
- 志願者数: 社会的な情勢や、その年の受験生の動向によって、志願者数は変動します。
- 入試制度: AO入試の選考基準や方法が変更された場合、倍率が変動することがあります。
- 大学・学部の評判: 大学や学部の評判が高まると、志願者数が増加し、倍率が高くなる傾向があります。
SFC AO入試(総合型選抜)で合格を掴む秘訣
SFCのAO入試(総合型選抜)で合格を掴むためには、 以下のポイントを意識することが重要です。
- SFCの理念を理解する
SFCは、「未来を創造する」をテーマに、 従来の大学の枠にとらわれない、 革新的な教育・研究を行っています。
SFCのホームページやパンフレット、 オープンキャンパスなどで、 SFCの教育理念や求める人物像を理解しましょう。
- 明確な目標を持つ
SFCで何を学びたいのか、 将来どうなりたいのか、 具体的な目標を明確にしましょう。
そして、その目標を達成するために、 SFCでの学びがどのように役立つのかを説明できるようになりましょう。
- 多様な能力・個性を磨く
学力試験では測れない、 リーダーシップ、コミュニケーション能力、 問題解決能力、創造性、国際性などを磨きましょう。
SFCでは、 多様な能力・個性を持った学生を求めています。
- 主体性をアピールする
SFCでは、 学生一人ひとりが 主体的に学びをデザインし、 未来を切り拓いていくことを期待しています。
課題研究、探究活動、 自主的な学習など、 主体的に取り組んだ経験をアピールしましょう。
- SFCへの適性を示す
SFCの自由な校風や、 文理融合型のカリキュラムに 適応できることを示しましょう。
SFCのAO入試では、 面接官とのディスカッション形式の面接が行われる学部・学科もあります。
- 効果的な自己PR
SFCのAO入試では、 自己PRが非常に重要です。
自分の強みや能力、経験を 効果的にアピールできるように、 しっかりと準備しましょう。
- 情報収集
SFCのAO入試に関する情報を 積極的に収集しましょう。
大学や学部のホームページ、 パンフレット、オープンキャンパス、 そして過去問や合格体験記などを参考にしましょう。
最後に
SFCのAO入試(総合型選抜)は、 倍率が高い入試制度ではありますが、 決して不可能ではありません。
しっかりと準備をし、 自分自身の個性を最大限にアピールすることで、 合格の可能性は大きく広がります。
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。