こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学受験を考えている皆さん、そして、お子さんの受験をサポートする保護者の皆様、慶應義塾大学、特に湘南藤沢キャンパス(SFC)に興味をお持ちですか?
SFCは、1990年に設立された、慶應義塾大学の中でもひときわ異彩を放つキャンパスです。 「未来を創造する」をテーマに、従来の大学の枠にとらわれない、革新的な教育・研究が行われています。
しかし、そんなSFCについて、 「SFCは就職で不利になるって聞いたけど本当?」 「企業からの評価は低いってホント?」 といった噂を耳にすることはありませんか?
今回は、これらの噂の真相に迫りながら、SFCの就職状況、 そして総合型選抜でSFCを目指すメリットについて詳しく解説していきます!
SFCは就職で不利になる? 噂の真相は…
結論から言うと、SFCは就職で不利になるというのは誤解です。
確かに、SFCは設立されてからまだ歴史が浅く、 従来型の大学とは異なる教育方針を採用しているため、 一部では「就職で不利になるのでは?」 といった不安の声も聞かれます。
しかし、実際のデータを見てみると、SFCの就職状況は 他の慶應義塾大学の学部と比べても遜色ないことが分かります。
SFCの就職状況
- 高い就職率: SFCの就職率は、例年90%以上を誇り、 他の慶應義塾大学の学部と比べても高い水準を維持しています。
- 多様な就職先: SFCの卒業生は、 IT企業、コンサルティング会社、金融機関、メーカー、 官公庁、NPO・NGOなど、 様々な分野で活躍しています。C卒業生の就職先一覧
- 高い企業からの評価: SFCの卒業生は、 その高い問題解決能力やITスキル、 コミュニケーション能力を活かして、 企業から高い評価を得ています。
なぜ「SFCは就職で不利」と言われるのか?
では、なぜ「SFCは就職で不利」と言われることがあるのでしょうか?
その理由としては、以下の点が考えられます。
1.知名度の低さ
SFCは、他の慶應義塾大学の学部に比べて歴史が浅いため、 企業によっては、まだSFCの教育内容や卒業生の能力について 十分に理解されていない場合があります。
しかし、近年では、SFCの卒業生が 様々な分野で活躍していることが 徐々に知られるようになり、 企業からの評価も高まっています。
2.専門性のイメージ
SFCは、文理融合型のカリキュラムを採用しており、 従来の学問分野の枠にとらわれない、 自由な学びを提供しています。
そのため、「専門性が低い」 といったイメージを持つ人がいるようです。
しかし、実際には、SFCの卒業生は、 情報技術を基盤とした 高い専門性を身につけており、 企業から高く評価されています。
3.就職活動の時期
SFCでは、 学生の自主性を重んじる教育方針から、 就職活動の時期も 学生一人ひとりの判断に委ねられています。
そのため、 他の学部に比べて就職活動の開始時期が遅く、 「就職活動に不利になるのでは?」 といった不安を持つ人がいるようです。
しかし、実際には、SFCには、 就職活動を支援する 様々な制度やプログラムが用意されており、 学生たちは安心して就職活動に取り組むことができます。
SFCの就職支援
SFCでは、学生の就職活動を支援するために、 以下のような制度やプログラムが用意されています。
- キャリアセンター: 就職相談、企業情報提供、面接対策など、 就職活動に関する様々なサポートを提供しています。
- インターンシップ: 企業での実務経験を通して、 職業意識を高め、就職活動に役立てることができます。
- キャリアデザイン科目: 就職活動に必要な知識やスキルを学ぶことができます。
- OB・OG訪問: SFCの卒業生から、 就職活動のアドバイスや仕事内容について話を聞くことができます。
総合型選抜の概要とメリット
総合型選抜とは、大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)の点数だけでなく、高校時代の活動や経験、個性、能力などを総合的に評価する入試制度です。
具体的には、以下の要素が評価されます。
- 学業成績: 高校の成績はもちろん、学習意欲や探究心も評価対象となります。
- 課外活動: 部活動、ボランティア、生徒会活動など、積極的に取り組んだ経験を評価します。
- 資格・検定: 英検、TOEIC、漢検など、取得した資格や検定もアピール材料になります。
- 小論文・面接: 自分の考えや経験を論理的に表現する能力を評価します。
- その他: ボランティア活動、留学経験、特技など、あなた自身の個性をアピールできるものがあれば積極的に提出しましょう。
総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。
- 自分の個性や強みをアピールできる: ペーパーテストでは測れない能力や個性を評価してもらえるチャンスがあります。
- 大学入学共通テストの点数だけで合否が決まらない: 共通テストが苦手な人でも、他の要素で挽回できる可能性があります。
- 早い時期に合格が決まる: 一般選抜より早い時期に合格が決まるため、精神的な余裕を持って大学生活の準備ができます。
- 大学側が求める人物像を理解できる: 選考過程を通して、大学側が求める人物像を理解し、自身の成長につなげることができます。
最後に
SFCは、 「就職で不利」といった 一部の意見とは裏腹に、 高い就職率を誇り、 卒業生は様々な分野で活躍しています。
総合型選抜を通して、 SFCで学び、社会に貢献したいという 熱い想いを持った学生をお待ちしています!
KOSSUN教育ラボでは、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合型選抜(AO入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。慶應SFCをはじめ、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。